自己PRで柔軟性をアピールする方法!

就活の自己PRで、「柔軟性」をアピールしたいと考えている就活生は多いと思います。ここでは、柔軟性の意味、仕事するうえで柔軟性が評価される理由、柔軟性の効果的なアピール方法などをご紹介します。 アルバイトやサークル、留学のエピソードと絡めた例文もあるので、ESの作成や面接にぜひお役立てください。

柔軟性
目次

「柔軟性がある」とはどういうこと?

柔軟性とは

柔軟性とは、「その場に応じた適切な判断ができること。さまざまな状況に対応できること(デジタル大辞泉より)」という意味です。臨機応変さや適応性と同じような意味なので、言い換えても差し支えありません。

柔軟性がある人の特徴

「柔軟性がある」と周りから思われる人には、次のような特徴があります。

・自分の考えや意見に固執しすぎず、相手の意見や考えを受け入れられる
・場面や状況に合わせて的確な対応ができる
・場の空気や相手の立場を理解し、上手く対応できる

その場の状況や人に合わせた対応ができる人、というような感じです。

「柔軟性がある人」が評価される理由

なぜ柔軟性のある人が、仕事の現場では評価されるのでしょうか?

会社には様々な背景の人たちがいるから

会社では、経歴や年代、立場など、自分とは異なる背景を持つ人たちと協力して仕事を進めていきます。学生時代のサークルやゼミなどと比べ、より多岐にわたる意見や考えが出てきます。

こうした環境で自分の考えに固執し過ぎると、相手の意見や考えを拒絶してしまい、発想が広がりません。 柔軟性があれば、互いの立場の違いを理解したうえで、多様な考え方を抵抗なく受け入れられます。新しい発想やアイデアが生まれ、新しいビジネスのヒントとなることもあるでしょう。

常に変化する社会情勢や経済状況に合わせる必要があるから

会社の経営方針や戦略などは、社会情勢や経済状況に合わせ常に変化します。それに応じて、仕事内容や仕事の進め方も変わっていきます。

昨年成功した手法が、今年も成功するとは限りません。これまでとは全く違う新しい手法を取り入れたり、異分野に挑戦したりする柔軟さが必要となります。

新しい環境や仕事内容に適応しなければならないから

会社では、転勤や異動などにより、環境や仕事内容が大きく変わることが少なくありません。新しい環境や部署に時間をかけずに溶け込み、仕事の質を落とすことなく活躍できる、柔軟性を持った人材が求められています。

想定外の出来事に対応しなければならないから

仕事には、想定外のトラブルが付き物です。計画が予定通りに進まないときにも、臨機応変に対応をしてプロジェクトを前へ進める柔軟性が必要とされます。

どうアピールする?ESの自己PR・ガクチカ例文集

柔軟性の効果的なアピール方法

具体的なエピソードを用意する

自己PRで「柔軟性があります」と伝えるだけでは、説得力がありません。担当者に「自分の柔軟性」がしっかり伝わるように、具体的なエピソードを用意しておきましょう。

他の言葉で言い換えてみる

「柔軟性」という言葉がしっくりこない場合は、「臨機応変に対応できる」「適応力がある」などと言い換えてもよいと思います。自分の良さをアピールするのにぴったりの言葉が他にないか、探してみてください。

キャッチコピーを考えておく

できれば「キャッチコピー」を考えておき、エピソードと一緒に伝えるようにすると面接官に印象付けることができるでしょう。

「柔軟性」をアピールするキャッチコピーの具体例:
「私はどんなこともスポンジのように吸収し受け止めます」
「私の長所は芯の強さと柔らかさを併せ持っていることです」
「私は人を嫌いになったことがありません」

キャッチコピーは、自分の長所を簡潔に表現するフレーズです。インパクトがあり、自分らしさをうまく表現できるような言葉を考えてみましょう。

自己PR作成の前に企業研究をしておく

自己PRを作成するときに大切なことは、企業の仕事や求める人物像を理解しておくことです。企業の特徴や仕事内容を踏まえた上で、あなたが活躍している姿がイメージできるような自己PRを考えてみてください。

企業についての理解を深めるために、まずは企業研究をしっかり行いましょう。仕事内容について詳しく知るには、OB・OG訪問やインターンシップに参加するのも効果的です。

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柔軟性をアピールする自己PRを作成してみよう

柔軟性をアピールするのにおすすめの文章構成

自己PRは次の構成で組み立てるとわかりやすくまとまります。

①強みを一言でアピール
②柔軟性を発揮したエピソード
③成果や学び

まずはじめに「①強みを一言でアピール」で、自分の強みをわかりやすくアピールしましょう。なるべく短く簡潔にまとめるのがポイントです。

次に「②柔軟性を発揮したエピソード」で、どんな行動や工夫をしたのか語ります。エピソードはできるだけ具体的に描写すると伝わりやすいです。

最後のパート「③成果や学び」では、柔軟性を発揮してどんな成果をあげたのか伝えます。特別な成果がない場合は、「こんなことに気づいた」「今までと違う視点を持てるようになった」など学びや気づきでも構いません。

柔軟性を発揮するシーンとは

自己PRに使えるいいエピソードが思いつかない方もいるかもしれません。一般的には次のような場面で柔軟性が発揮されることが多いです。

・アルバイト
・インターンシップ
・部活やサークル
・ゼミ
・留学
・就活
・旅行

部活や旅行などで、困ったことや問題があった時に、どんな行動をしたか思い出してみてください。問題に対処した時のエピソードは、柔軟性のアピールとして使いやすいです。

アルバイトや長期インターンシップで柔軟性を発揮したエピソードは仕事につなげやすいので、就活の自己PRエピソードにいいでしょう。

日常生活でもスケジュール調整や人間関係で柔軟性が必要になる場面は多いです。これまでの生活や体験を振りかえってみて柔軟性を発揮したことを思い出してみましょう。

柔軟性を裏付ける具体的なエピソード例文

アルバイトのエピソード

私は学生時代、携帯電話会社のコールセンターでアルバイトをしておりました。対応マニュアルが用意されているのですが、現場ではマニュアルでは対応しきれない事例が数多く発生します。

中には、そもそも質問の内容が分からないこともよくありました。そういった時には、失礼にならないようにこちらからいくつか質問をし、解決したい内容を何とか引き出すように考えて会話を進めました。

社員の方にヘルプを出さずに解決できることが多かったので、「安心して任せられる」とお墨付きをいただけました。このように臨機応変に対応できる長所を、御社の仕事でも活かしたいと思っています。

サークルのエピソード

私は大学時代、吹奏楽サークルに所属していました。経験問わずに部員を募集していたので、スキルにかなりばらつきがあるのがサークルの悩みでした。

3年次に私がリーダーに選ばれてからは、各楽器の経験者の意見を取り入れながら、それぞれの経験値に合わせた練習メニューを用意することにしました。

その練習メニューを取り入れたところ基礎力が底上げされ、演奏できる曲の難易度も上がって地域の吹奏楽コンクールで入賞することができました。このように、周りの人たちの意見を取り入れながら柔軟に対応できる力を、仕事の現場でも活かしたいと思います。

留学のエピソード

私は大学時代に半年間、アメリカの語学学校に語学留学をしていました。語学学校にはアジアやヨーロッパなどからの留学生も多く、様々な文化の学生と意見交換をすることがありました。

文化が異なると、意見が衝突することも少なくありませんでした。そんな時でも、納得行くまで話し合うようにすると、徐々に違う考えを受け入れることができるようになっていきました。

自分と違う意見を否定するのではなく理解しようとすることで、自分の考え方も柔軟になっていきました。留学経験で身につけた柔軟性は、仕事の現場でもいかすことができると思っています。

面接で柔軟性をアピールする際の注意点

説明の仕方によっては短所ともなり得るので注意

「柔軟性」は、よく言えば「その場の状況や人に合わせて柔軟に対応できる」ということですが、場合によっては「自分がない」「人の意見に流されやすい」という短所と捉えられてしまうことがあります。

マイナスイメージを与えないように、エピソードの選び方には注意してください。柔軟性があることと合わせて、「必要な時には信念を貫く強さがある」ことなどもアピールするといいでしょう。

面接の受け答えがスムーズでないとアピールと矛盾する印象に

面接官の様々な質問に臨機応変に答える面接の場は、「柔軟性」をアピールする絶好の機会と言えます。逆に予想外の質問に戸惑って答えに詰まるようでは、「柔軟性」があるというアピールに疑問を持たれる可能性があります。

予想外の質問に素早く答えられる自信がない場合は、自己PRに「柔軟性がある」という言葉は使わない方がいいかもしれません。他の言葉に言い換えるか、別の自己PRを考えましょう。

まとめ

自己PRで柔軟性をアピールする際に気をつけて欲しいのが、「柔軟性があること」と「なんでも受け入れてしまう芯のなさ」とは意味が違うということです。

「自分の意見はしっかり主張しつつ、他の人の意見も受け入れて考えられる力を持っている」ことを示しましょう。自己主張できない、流されやすい人間だと誤解されないように気を付けてください。

面接中のやり取りで柔軟性の有無が探られることもあるので、いつも通りの切り返しができるようにリラックスして臨みましょう。


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