グループワーク、何がOK?何がNG?個性をPRできる振る舞い方

就活の選考の一部で、グループワークやグループディスカッションを設けている会社も多くあります。他の就活生と比較されているようで、独特の緊張感がありますよね。

「どう振る舞うと自分をうまくアピールできるのか?」「NGとなる行動は?」そんな疑問を抱えている就活生も多いでしょう。

今回はグループワークで意識すべきことや対策、コツなどを解説。グループワークで高評価を得てを内定につなげるためのポイントについても、タイプ別に解説していきます。

グループワーク
目次

グループワークとは?

グループワークの内容

学生を数人ずつのグループに分けて、共同作業を行うものです。企業からテーマや課題が提示され、グループで協力して解決策を考えたり、答えを導くという形式が多いです。最後にチームごとに発表をすることもあります。

5〜6人のグループに分かれて、30分くらいの時間が設けられているケースが多いですが、長いと1時間近くになる場合もあります。

グループワークの目的

実際に仕事をしている環境に近い状況をセッティングすることで、より自然な学生の振る舞いを見ることができるので、選考の一部にグループワークを導入する企業も増えてきています。

グループワークでは面接だけではなかなかわからない、主体性や協調性、コミュニケーション能力などが見られます。

グループワークで意識すべきこと

グループワークで評価されるのは、「自分だけが目立つこと」や「素晴らしい成果をあげること」ではありません。

「周囲の人と協力することができるか」「状況に合わせて臨機応変な対応ができるか」などが見られています。

「自身の能力のアピール」よりも「チームとしていい仕事をすること」を意識して、自分の役割を全うすることを心がけましょう。

誰もがリーダーにならなくてもいい!得意分野のスペシャリストに徹しよう

「やっぱり目立つのが一番!」と躍起になって、前へ前へ出ようとしても、同じように前のめりな他の就活生に圧されてしまっては、本末転倒です。

他の候補者と競争するよりも、自分の得意な役割で最高のパフォーマンスを出してグループに貢献することに力を注ぎましょう。それでは、タイプごとのチームへの貢献のしかたを考えてみます。

リーダータイプ

もともとリーダーとしての素養が強い人は、先頭に立ってチームを動かしてください。意思決定をするのが、リーダーの最も大切な仕事。グループワークの中で出た複数の方針や意見の中で、そのチームにとって最もよい結果をもたらすものを選択し、遂行します。

判断力と時には強引さも必要になり、人に嫌われることを恐れず、組織をよい方向へとダイナミックに動かしていく姿をアピールしましょう。

チーム全体に気を配りながら引っ張っていくことが求められる大変な役回りですが、これがうまくできて「リーダーシップ人材」とみなされれば、間違いなく好評価となります。

優秀な二番手タイプ

リーダーが旗を振って大まかな方向を指し示すのに対し、実際にどのようにその方向へ進むのかといった一段階細かい調整を行うのが得意な二番手タイプの方は、チームのマネジメントを行うモチベータ-として活躍してください。

そして、リーダーが一人で暴走し始めた時は、全員の前で率直に反対意見を述べられる勇気と、現場主義の目線も必要です。グループワークの中では、リーダーにも信頼され、他のメンバーにも愛される人懐こさを発揮し、サブリーダーとしての手腕をアピールしましょう。

この役割には、チーム全員の意見や何を言おうとしているかをよく読み取り、全体が良い方向に進むように誘導するバランス感覚が求められます。全員が気持ち良く議論できるように、ものの言い方などの気配りも重要となってきます。

また、信頼されるためには優秀なメンバーであるとみなされる必要もあります。この役割を担うことができる人は、企業では間違いなく重宝する人材といえるでしょう。

アイデアマンタイプ

人をまとめることが苦手でも、グループワークを動かす効果的なアイデアを出すことができるのであれば、アイデアマンとして思いついた案を発信しまくりましょう。

そのアイデアをワーク内で実現するかどうかの意思決定はリーダーに任せて、とにかく多くのことを発信していけば、クリエイティブな人材としての活躍をPRできるでしょう。

注意しなければいけないのは、新しいアイディアをどんどん出していくべきではないとき、例えば残り時間がわずかしかなく議論を収束させなければならないときに、議論が発散してしまうような新しいアイディアを出し過ぎないようにすることです。

アイディアを出すべきときとそうでないときで身の振り方を変えていく柔軟性を持ちましょう。

シンキングタイプ

ノリや感情で物事を進めることが苦手な方は、グループと少し距離を置き、客観的にそのワークを評価して意見を述べる評論家としてチームに貢献してください。

特に就活生のワークでは、データに基づいた分析や方針を組み立てることがおろそかになりがちです。その中で、事実やデータに基づいた客観的な意見を提供できる人は、他の就活生と違った輝きを放てるはずです。

議論が少し本題とずれてしまったり、ゴールの定まらない議論になってしまっているときなど、方向修正するためにこの役割はとても重要です。つねに議論のゴールと道筋、また残り時間を意識して今何をするべきなのか、考えて発言しましょう。

自分で考えたことを説明するときにきちんと他の人がわかるように説明すること、反感を買わないように周りの意見も聞くことも大事です。

その言動はNG!タイプ別、陥りやすいマイナスイメージ行動

それぞれの得意分野と個性を活かすのがグループワークで評価される肝になりますが、あまりにPRを意識しすぎて極端な行動をとるのはNGです。ここではタイプ別に、就活生が陥りやすいマイナスイメージにつながる行動を紹介します。

全部俺に任せろ!独裁者はNG

リーダータイプの人は、その強い意志とカリスマ性があるからこそ、自分が一番正しいと思ってしまいがちです。でも、本当に優秀なリーダーは、自分の正しさを証明するのではなく、そのチームを最もいい方向に導くことが自分の役割であることを充分に理解しています。

他のメンバー達の意見に耳を貸さず、一人で突っ走ってしまっては、グループワークの意味がありません。リーダーシップを「ただの俺様タイプ」だと捉えられないように、周囲を見回しながらワークをまとめ上げましょう。

イエスマン、八方美人…単なる「いい人」はダメ

サブリーダーは、リーダーの右腕となりながらも、他のメンバーの意思も汲み取るバランス感覚が必要になります。でも、これは決してリーダーの言うことを何でも鵜呑みにして、それをチームに浸透させることが役割ではありません。

むしろ、リーダーが誤った判断をしそうな時や、チームにまとまりがない時に、明確に意見し道筋を立てていく調整力が必要になります。皆に好かれるだけで終わってしまっては、ただのいい人。なんのインパクトもありません。

うまくいくかはわからないのですが・・・引っ込み思案や躊躇は不要!

アイデアマンの役目はアイデアを出すことで、それを採用するかどうかはリーダーの判断です。そもそもその案がうまくいくかどうかなんてわからないし、誰も思いつかないような突飛な思い付きだからこそ、「アイデア」と呼べるのです。

せっかくの提案も、自信なさげに共有されては魅力が半減してしまいます。あなたの存在をPRするには、躊躇せず積極的に発信していきましょう。

データに表れないことは全部否定!指摘ばかりする人は、ただのイヤな奴

事実やデータに基づいて意見をするのが得意な理論派は、その判断基準から外れたことを徹底的に否定してしまいがち。グループワークで必要なことは、チームメンバーの間違いを指摘したり、論破することではありません。

グループワークのゴールは、チームをよりよい結果に導くことなのです。誰かの意見やワークの途中経過が、客観的にみて明らかにおかしい時でも、「否定」ではなく「報告+提案」という形を取りましょう。せっかくの頭脳派なのに、「柔軟さに欠ける人」という印象で終わるのはもったいないことです。

グループワークの対策&高評価を得るコツ

自分にあった役割を理解しておく

グループワークで大切なのは、目立つことでなく、自分の役割をきちんとこなすことです。自分の得意なことやどんな役回りがもっとも自分をアピールできるか知っておくといいですね。

苦手な役割を無理にすることはありませんが、誰も立候補する人がいない場合は自分が立候補するなど、チームに協力的な姿勢を見せると高評価になります。自分の枠を限定せずに、その場の状況に応じて臨機応変に対応することを心がけましょう。

グループワークの進め方と流れを理解しておく

グループワークの進め方は次のようになります。

①役割分担
②アイデアだし・議論
③結論をまとめる
④発表

この流れを頭に入れておき、周囲の人と協力しながら共同作業を進めていきましょう。

友達と練習してみよう

グループワークの対策として、普段から「チームの中での振る舞い」ということを意識してみるのもいいでしょう。飲み会や複数人で食事をしたり話をしたりしている時は、絶好のチャンスです。

「自分はこの場でどんな役割でどのように振る舞うべきなのか」を考えながら行動すると、グループワークの練習になります。友達数人と一緒に、テーマを決めて練習してみるのもいいですね。

最後に

大事なのは、「一緒に働きたい」と思われるような人であること。目立つことが大切なのではなく、チームの中で自分の立ち位置を理解し、その範囲の中で最大限に能力を発揮している人が輝くのです。他の就活生と触れ合える機会でもありますから、選考に受かることだけを考えず、楽しみながら自分をPRできるといいですね。


この記事を書いた人
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たっぷりきな子 大阪府
京都の私大卒。新卒でメーカーの人事部に配属。以後複数の会社で採用を経験し、現在もある企業で新卒採用を担当している。毎年、営業職や総合職を中心に数百名もの学生の選考を担当。
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