【大学生が取るべき資格】メンタルヘルス・マネジメント編

ストレスの多い日本の社会で注目を集めているのが「メンタルヘルス・マネジメント検定」です。メンタルヘルス・マネジメント検定とはどのような資格なのか、大学生が取得して役に立つのか、そして試験の難易度はどの程度かなど、メンタルヘルス・マネジメント検定についての気になるポイントについて解説します。

【大学生が取るべき資格】メンタルヘルス・マネジメント編
目次

メンタルヘルス・マネジメント検定ってどんなもの?

「メンタルヘルス・マネジメント」とは

「メンタルヘルス・マネジメント」とは日本語に訳すと「心の健康管理」という意味を持っています。

メンタルヘルス・マネジメント検定試験について、公式ホームページには「働く人たちの心の不調の未然防止と活力ある職場づくりを目指して、職場内での役割に応じて必要なメンタルヘルスケアに関する知識や対処方法を習得」するものだと書かれています。

ストレスによるダメージをいち早く察知しケアする知識を身につける

現在、心について扱う資格では臨床心理士や、新しく出来た公認心理師が有名ですが、これらはすでに心の調子を崩している人への治療がメインとなっています。

しかし、メンタルヘルス・マネジメント検定では、働く人たちが心の調子を崩す前に予防し、元気に働くことのできる職場を作ることに重点を置いています。

そのために自分自身から職場全体に至るまでストレスの原因やケアについての幅広い知識を身に着けるのがメンタルヘルス・マネジメント検定です。

メンタルヘルス・マネジメント検定は役に立つの?

大学生がメンタルヘルス・マネジメント検定を取得すると、どのような場面で役に立つのかをお話しします。

就活のときに役に立つ

メンタルヘルス・マネジメント検定を取得することで、メンタルヘルスの知識を持っていることをアピールできます。

大学生のうちに取得するのであれば、合わせてサークルやボランティアでその知識を実際に活用しておくと、資格を持っているだけでなく、きちんと生かすことができる点が評価されやすくなります。

特に人事や労務など、ストレスを抱えた方の相談窓口となっているような部署への就職を希望している場合は1つの武器となるでしょう。

就職してから役に立つ

メンタルヘルス・マネジメント検定の知識を持つことで、自分自身は働いている時のストレスに対処する余裕を持つことができます。

同僚などがストレスを抱えている際にも、適切なアドバイスやサポートができるようになりますし、自分に部下が出来た場合にも組織全体を見渡しながら、メンタルヘルス対策を行い、ストレスに強いチームづくりができるようになります。

メンタルヘルス・マネジメント検定試験を受けるには?

ここからは、メンタルヘルス・マネジメント検定試験を受けるための具体的な方法についてお話しします。

受験資格に制限はなく、コースも自由に選べる

メンタルヘルス・マネジメント検定試験は誰でも受けることができます。学歴や年齢、性別、国籍に制限は一切ありませんので、大学生でも問題なく受験することができます。

メンタルヘルス・マネジメント検定には、次の3つのコースがあります。

①Ⅲ種(セルフケアコース):自分自身のストレスや不調に気づいてケアを行い、必要な時に助けを求めたりすることができることが目標のコース

②Ⅱ種(ラインケアコース):部下が不調に陥らないように配慮し、不調が見られた時には適切な対応ができることを目標とするコース

③Ⅰ種(マスターコース):会社のメンタルヘルスケア計画や、産業医などの専門家との連携、従業員への研修や教育に関する仕事の実施ができることを目標とするコース

これらのどのコースでも希望すれば受験することができますし、Ⅰ種とⅡ種、Ⅱ種とⅢ種を同日受験することもできます。

試験日・試験場所

一般の方向けの公開試験は年に2回、11月と3月に行われます。ただし11月はⅠ種からⅢ種まで全て実施されますが、3月の公開試験はⅡ種とⅢ種しか行われませんので注意が必要です。

公開試験の試験場所は札幌、仙台、新潟、さいたま、千葉、東京、横浜、浜松、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、高松、福岡の中から選択することになります。詳しい会場は、受験者数によって決定され、受験票で知らされることになります。

メンタルヘルス・マネジメント検定には団体特別試験として会社や学校で特別に試験を実施することもあります。メンタルヘルス・マネジメント検定に興味がある場合は、自分の大学で試験が実施される予定はないかもチェックしておきましょう。

受験料・試験の内容はコースごとに異なる

メンタルヘルス・マネジメント検定の受験料や試験の難易度はコースによって異なります。

Ⅲ種の受験料は4320円です。Ⅲ種では、自分自身のストレスへの気づき方やケアの方法についての選択問題を2時間で解く必要があります。メンタルヘルス・マネジメント検定では最も取り組みやすく、易しい試験です。

Ⅱ種の受験料は6480円です。Ⅱ種では、相談を受けたときの対応や助言の方法など、学習すべき範囲が広がり、Ⅲ種の試験よりやや難しくなります。こちらも試験の形式は選択問題を2時間で解く形となります。

Ⅰ種の受験料は10800円です。Ⅰ種の試験形式は、選択問題2時間と論述問題1時間に取り組む必要があります。会社経営の中でのメンタルヘルス対策についての知識はもちろん、実務的な応用力が問われます。メンタルヘルス・マネジメント検定の中で最も難易度の高い試験です。

メンタルヘルス・マネジメント検定の合格基準や難易度

メンタルヘルス・マネジメント検定の合格基準

メンタルヘルス・マネジメント検定で合格となる基準は次のようになっています。

Ⅰ種(マスターコース)
選択問題と論述問題の合計点が150点満点中105点以上
論述問題の得点が50点満点中25点以上

Ⅱ種(ラインケアコース)
100点満点中70点以上

Ⅲ種(セルフケアコース)
100点満点中70点以上

メンタルヘルス・マネジメント検定難易度

資格試験を受ける時に気になるのが、難易度ですよね。2018年11月に実施された試験の合格率は次のようになっています。

Ⅰ種(マスターコース)    20.2%
Ⅱ種(ラインケアコース) 65.1%
Ⅲ種(セルフケアコース) 85.5%

Ⅰ種(マスターコース) は合格率が約2割と難易度の高い試験なので、しっかりとした対策が必要になります。

メンタルヘルス・マネジメント検定の対策

勉強は公式テキストを使おう

メンタルヘルス・マネジメント検定には公式のテキストと問題集があります。公式のものなので、内容に不足はありません。ただし厚くて持ち運びには不向きです。

外でのちょっとした時間に確認したいという場合は持ち運びしやすい参考書を用意し、家でしっかり取り組む時には公式テキストを使うなどの工夫をするのがおすすめです。

対策セミナーや講座を受講する

メンタルヘルス・マネジメント検定を受験する人向けの、試験対策セミナーや通信講座などもあります。

Ⅲ種(セルフケアコース)は難易度がそれほど高くないため、独学でも合格を目指すことは十分可能です。しかし難易度の高いⅠ種(マスターコース) を受験する人や、独学に自身がない人は、こうした講座を活用するのがいいでしょう。

最後に

「ストレス解消」という言葉はよく使われていますが、実際の社会ではストレスが高まり、うつ病などの精神的な病に冒されたり、過労死したりといったことが後を絶ちません。

メンタルヘルス・マネジメントを学んでそういった事態に陥らないための知識を得ることは、自分や大切な人を守ることにつながります。興味のある方はぜひメンタルヘルス・マネジメント検定を取得してみてくださいね。



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