経済学部の学生が就活のためにとっておきたいおすすめの資格リスト8選

経済学部は大学でビジネスや社会に関する学問を学ぶので、大学で習ったことを仕事で活かしやすいイメージを持っている人もいると思います。

大学によっては資格取得をサポートしていることもあり、在学中に資格取得を考えている人もいるのではないでしょうか。

ここでは経済学部の学生が就活に向けて取っておいたほうがいいおすすめの資格や就活の対策などを紹介します。

目次

経済学部の学生におすすめの資格8選

まず経済学部の学生に取得すべき資格をいくつか紹介します。学部の授業で習ったり、授業外の資格取得をサポートする課外講座などを利用して取得する資格をまとめました。是非参考にしてみてください。

簿記検定

簿記は企業などの経済活動(お金や物の出入り)を一定のルールに従って帳簿に記録する方法のことを指します。ビジネス全般で役に立つ資格であり、授業の一環で触れたことがある人もいるのではないでしょうか。

受験資格は特になく大学在学中に取得することが可能です。レベルは3級、2級、1級と分かれていて、就活の際に実践力と考慮されるのは2級以上なので就活までに2級取得を目指しましょう。  

公認会計士

公認会計士は会計に関する資格の中で最高峰の国家資格です。企業の監査や財務・経理、会計コンサルティングの仕事を行います。公認会計士は年収が高く人気の高い職業です。

受験資格はなく在学中にも合格を狙うことはできますが、合格率が約11%と難易度が高い資格です。しかし大学在学中に合格できれば就活の際かなり進路の選択肢は広がります。大学によっては資格取得をサポートする課外講座を用意している場合もあります。

税理士

税理士は、税務・会計に関するエキスパートです。納税や節税のアドバイスをしたり、申告書を作成したりします。税務だけでなく会計に関わる業務もあり、財務書類の作成、会計帳簿の記帳代行などを行います。

税理士試験を受けるには、大学・短大・高等専門学校を卒業し、法律学及び経済学に属する科目を一科目以上取得した者など、条件があります。非常に難易度の高い国家資格です。

中小企業診断士

中小企業診断士は、経営コンサルティングに関する唯一の国家資格です。資格取得の勉強では、経営戦略、人事、マーケティング、財務、法務など、経営全般に関する知識をバランスよく身につける必要があります。

中小企業診断士の資格は、資格難易度ランキングで「難易度A」に分類される難関資格の一つです。社会人でも取得に数年かかる人が少なくありません。学生のうちに取得しておくと就活で大きなアドバンテージになるでしょう。

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは個人や企業を相手にライフプランなどの資金計画の立案を行います。金融商品や保険、不動産、税金など幅広い知識が必要です。

レベルは3級、2級、1級という3段階で分かれていて、3級は入門レベルでそれほど難しくはありません。2級から仕事に役立てられるようなレベルになります。他の国家資格と比べると取得しやすい資格で、2019年の5月に行われた試験の2級合格者率は約40.7%です。

実際にファイナンシャルプランナーとして働くときはこの資格がなくても働けますが、顧客の信頼を得やすい利点があるなど後々必要となってくるかもしれません。

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)はWordなどExcelのマイクロソフトが公式に発表しているマイクロソフト・オフィス製品の利用スキルを証明できる資格です。

就活でWordやExcelなどのスキルを証明できるだけでなく、国際資格であるため世界的に通用します。レベルはスペシャリストレベル(一般)とエキスパートレベル(上級)の2つに分かれています。難易度はOfficeのバージョンによって変わります。

各試験科目に2010・2013・2016というバージョンがあり、難易度的には2010 < 2016 < 2013となっています。実務的なものは2013バージョンです。普段使用しているソフトの資格なので比較的取得しやすいといわれています。独学や通信講座を利用して試験対策する人が多いようで、在学中にも取りやすい資格です。

秘書検定

秘書検定は秘書としての知識だけでなく、社会人のマナーを身に着けることができるということで受験する人が多い検定の1つです。レベルは3級、2級、準1級、1級の4段階に分かれていて、準1級から上は筆記試験に加えて面接試験が実施されます。

社会人としてアピールするなら2級以上を取得するといいです。また2級の合格者率は毎年約50%前後です。独学や通信講座を利用して試験対策する人が多いようで、在学中にも取りやすい資格だと思います。

TOEIC

TOEICとはTest of English for International Communicationの頭文字であり、アメリカの非営利テスト開発機関ETS(Education Testing Service)が主催する英語のコミュニケーション能力を測るための試験です。

ビジネスの資格だけでなく語学力のスキルをある程度在学中に上げておくことは学部に関わらず必要です。就活中TOEICの点数はあらゆるところで必要になってきます。

また外資系の企業などはTOEICの得点が一定以上の学生でないと選考を受けられない場合があるので、就活が本格的に始まる前に1度は受験するようにしましょう。

資格取得のポイント

資格が必ずしも必要なわけではない

新卒で企業に入社する時点で必ずしも資格が必要というわけではありません。実際は入社して働いていくうちに必要となってからさまざまな資格を取得する人も少なくありません。

社員のスキルアップを支援する制度がある企業も多いです。就活中は資格は自分の頑張ったことや強みをアピールするための1つの要素として考えてもいいと思います。

資格取得の目的は?

知識があることの証明になったり、努力をアピールできるなど、資格取得は就活でプラスの評価をされることが多いです。しかし、経済学部の学生はビジネス関連の資格を取得している人が多いので、簡単に取得できる資格の場合それだけでは他の就活生と差別化できないでしょう。

ただやみくもに資格を取得するのではなく、どんな目的で資格を取得するのか考えてみてください。就活のアピールでは、なぜその資格を取得したのかをしっかり語れるようにしておきましょう。

経済学部の学生が就活のためにすべきこと・対策

次に就活を進めるうえでの重要なポイントを紹介します。資格を取得しておくことも就活を有利に進める手の1つではありますが、自己分析や企業研究など就活でやっておくべきことがたくさんあります。

業界研究・企業研究

どの業界、企業を目指すのかで、必要な資格や求められる知識が変わってきます。まずは業界研究と企業研究を行って、どの業界にどんな仕事があるのか、どんな人材が求められるのかを理解しましょう。

ある程度志望する業界や企業が絞れてくると、必要な勉強や資格もわかります。それから資格取得の勉強に取り組むのがいいでしょう。

自己分析

就活では自分の持っている能力だけでなく、自分の内面をアピールすることも重要です。また自分に合う企業や職業を見つけるためにも自己分析は欠かせません。

資格の勉強だけでなく自己分析をしたり、業界や企業についての情報を集める時間も確保するようにしましょう。

インターンシップなどに参加する

インターンシップは業界や企業研究を効率的に行える機会です。直接企業の社員の人と話すことでき、その企業ほ雰囲気や社員の人の働き方について詳しく知ることができます。インターンシップに参加してより具体的な志望理由につなげましょう。

最後に

簿記検定や公認会計士など経済学部で学んだ知識と結びつく資格がおすすめです。またTOEICや英検など語学の資格も在学中に修得しておくと更に選択肢が広げられると思います。

就活対策として資格の取得だけでなく、自己分析や業界分析などといった準備も必要です。合同説明会やOB・OG訪問で情報収集したり、インターンシップに参加してより深く業界や企業について理解を深めることも重要です。

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