文学部が就職に不利と言われる理由とおすすめの対策

文学部は就職に不利だと言われることがあります。「就職できないかも」と不安に思っている文学部学生もいるのではないでしょうか?

ここでは、文学部が就職に不利だと言われている理由や、おすすめの就職先など解説します。対策もご紹介するのでぜひ参考にしてください。

文学
目次

文学部が就職に不利だと言われる理由

ビジネスに関連するイメージがない

文学部で学べる内容は文学、歴史、哲学など、ビジネスに直結しなそうなものが多いです。そのため「文学部学生はビジネス視点がない」というイメージを持っている採用担当者も少なくありません。

同じ文系でも経済学部、法学部、社会学部だと、企業と連携して課題解決をしていく「PBL(Project Based learning)」型の授業を受けている学生も多いです。就職活動前から企業との接点を持っているため、自ずとビジネス視点が育まれます。

ビジネスに関わる理論が学べる学部の学生は、「仕事に活かせる知識を持っている」という印象を持たれています。文学部の学生は、他学部に比べてビジネス視点がないと評価されてしまう傾向にあるのです。

学んだことのアピールが難しい

就活のES(エントリーシート)や面接では、大学で学んだことについて聞かれることも多いです。ビジネスに関連することついて学んでいる学生は、仕事に直結する自己PRにつなげやすいという点で有利になります。

文学部の学生はビジネスや仕事に直結する自己PRをするのが難しいため、学んだことや自己PRで工夫が必要になります。

特に就活で不利になりやすい文学部学生の特徴

雰囲気に流されてしまう

文学部に入学する人は、「好きだから」「興味があるから」という理由で専攻を選んでいることが多いです。就職を意識してビジネス関連の学部に入学する学生と比べると、もともと就職への意欲や熱意がそれほどない人も多いです。

文学部にいると周囲の学生も就活をはじめていないから自分もまだしなくて大丈夫だと感じやすいですが、他学部の学生はすでに動/き始めています。周りの雰囲気に流されず、できるだけ早く情報収集を始めるなど、積極的に動くようにしましょう。

ハードルの高い募集ばかり受けている

文学部学生に人気の職種は、出版社や学芸員・図書館司書などです。出版社は文学部以外の学部からも人気があり、希望通りに就職することは非常に難しい業界です。

学芸員や図書館司書は資格の関係もあり文学部が有利ではありますが、そもそも求人数が多くはありません。出版社などの人気業界以外の業界も視野に入れて就職活動をするようにしましょう。

文学部学生の強み

知らず知らずのうちに文学部の学生が身につけているであろう「仕事に繋がる能力」もたくさんあります。

文章力

日頃から本や文章に慣れ親しんでいるだけあり、文学部の学生は他学部に比べて履歴書やエントリーシートの文章が上手です。社会人になってからも、文章を書く機会は多いので、高い文章力は文学部学生の強みと言えるでしょう。

例えば新聞社の記者や出版社の編集者などは、文章を書くことが業務に必要不可欠です。他の職種でも、社会人は日々さまざまなビジネス文書を作成していますので、文章力は十分アピールポイントとなります。

情報収集力

文学部の学生は、卒業論文を作成する際に、たくさんの論文(先行研究)を読み、その情報を整理していきます。もちろん論文をただ読むだけでなく、必要な情報をまとめていくことが求められます。

こうした作業を通して文学部の学生はおのずと情報収集力が身についていくのです。仕事で何かプロジェクトを行おうとするときにも、まずはそれに関する情報収集(リサーチ)は必要ですから、情報収集力は仕事で役立つ力だと言えるでしょう。

クリティカルシンキング

最近ビジネスの場で必要だと言われている「クリティカルシンキング」。「批判的思考」とよく訳されますが、「批判的思考」というのは、何でもかんでもいちゃもんをつける、ということとは全く違います。

簡単に言うと、最善の答えを導き出すために、「なぜ?」「本当にそうなのだろうか?」と考える思考のことを指します。

文学部の学生は卒業論文の作成の過程で、先行研究の内容に疑問を持ったり、書かれていることを深く掘り下げて調べたりをくり返します。この過程が、実はクリティカルシンキングを養うのです。

文学部の学生に人気の就職先

ここでは、文学部の学生が多く就職する業界や、文学部学生に人気のある就職先/などをご紹介します。

公務員・公立学校教員

文学部出身で、公務員や公立学校の教員になる人はたくさんいます。国家公務員や地方公務員として国政や地方自治に関わることができるので、人気の就職先です。

国家公務員でも地方公務員でも、学部が採用に影響することは少ないです。公務員の採用試験さえしっかり対策できていれば大丈夫でしょう。

公立学校に教員として就職する学生も少なくありません。文学部では、国語や英語などの教員免許を取得できる学部・学科が多いです。

図書館司書・学芸員

ほとんどの大学では、文学部で図書館司書や学芸員の資格が取得できるようになっています。

図書館司書の資格は試験など受ける必要はなく、一定の単位を取得することで資格がとることができます。図書館司書の資格があると図書館などで働くことができるので、本が好きな方におすすめの資格です。

学芸員の資格を取得すると、博物館や美術館で働くことができます。科学博物館・動物園・水族館なども博物館に分類されています。他にも専門分野に特化した博物館は多数あるので、文学部で学芸員の資格を取得して、興味のある博物館への就職を目指すのもいいでしょう。

マスコミ業界

マスコミ業界は文学部の学生に人気が高い業界で、とくにテレビ局・出版社・広告代理店などが人気です。マスコミの仕事は表現力や文章力が求められる場面が多いので、文学部の学生は強みをいかせるでしょう。

出版社はあらゆる学部の学生に人気のある就職先で、倍率や難易度が高いことを理解しておく必要があります。文学部出身だからといって、出版社の就職で有利になるというケースは少ないです。

サービス業

文学部出身で、飲食関連や、ホテル・旅館等の宿泊関連企業など、サービス業に就職している人も多いです。

サービス業界の仕事は非常に幅広く、医療・福祉・教育支援・人材サービス・旅行なども含まれます。「人」に関わる事業と考えるとわかりやすいでしょう。

サービス業界の企業は、採用の時に学部にこだわることが少ないです。サービス業界は多様で企業数も多いので、文学部に限らず様々な学部・学科から多くの学生が就職しています。

製造メーカー

メーカーは業務が幅広いため、学部を限定せずに多様な学部・学科から採用している企業が多いです。

食品メーカー、日用品メーカー、自動車メーカー、鉄鋼メーカー、機械メーカー、化学薬品メーカー、半導体メーカー、アパレルメーカー、などジャンルは多様です。

研究・開発職などは理系の学生に限定されることも多いですが、管理部門やマーケティング・企画・販売・宣伝などは、文学部の学生が多数就職しています。

文学部の学生が就活を成功させるためにすべきこと

ビジネスでいかせる資格の取得

学部の勉強ではビジネスに直結することが学べない場合は、簿記や秘書検定など仕事でいかせる資格を取得しておくといいでしょう。ビジネスに興味関心があることがアピールできます。

外資系企業やグローバルに展開している企業で働きたい場合は、語学力を身につけることも有効です。TOEICなどを受験しておくのがいいですね。海外留学や短期の語学留学をすると、就活でも海外経験をアピールできるでしょう。

説得力のある志望理由を考える

学んでいることが志望する業界や仕事に直結することが少ない文学部の学生は、そのことを面接で聞かれることがあります。「興味のあることや好きなことと違うけど大丈夫?」と聞かれた時に説得力のある答えを用意しておきましょう。

学部や専攻と関係なくても、将来やりたいことや仕事で成し遂げたいことが明確になっていれば、面接官も納得してくれます。

ビジネス関連の講義を受けてみる

大学によっては、他学部のビジネス関連の科目を受講できる場合もあります。授業のコマに余裕があれば、ビジネス視点を養うために他学部の授業に参加してみるのもよいでしょう。

ビジネス関連の同好会を探してみるのもいいでしょう。ビジネス視点を養うチャンスは、在学中いくらでもあるのです。

インターンシップに参加する

普通に大学生活を送っているだけでは、他学部に比べて企業との接点が非常に少ないのが文学部です。そこで企業との接点を作ったり、ビジネス視点を得るために、企業のインターンシッププログラムに参加することをおすすめします。

1dayインターンシップは、就職活動の「企業説明会」と大差ないことも多いので、余裕があれば数カ月の長期インターンに参加するのがいいでしょう。長期インターンシップでは、実際にみなさんが特定の部署に配属になり、業務の一部を担当することになります。

当然、社員の方との接点は密になりますし、仕事の進め方、社会人の考え方を肌で感じることができます。長期インターンシップは大変なことも多いですが、それだけ得るものも大きいのです。

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さいごに

「〇〇学部だから就職できない」なんてことはありません。実際に文学部でも就職活動を成功させている先輩はたくさんいます。大切なのは、就職に対する意欲と努力です。自分なりの強みや自己PR、自分に合う就職先をよく考えて前向きに就活をすすめていきましょう。


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