子供の就活に親はどうやって向き合っていくべきか

大学生になり、成人したとはいえ、わが子のことはいつまでも心配なのが親心です。しかし、就職活動となると親としてどこまで介入すべきなのか、あるいは完全に子供の選択に任せっぱなしでいた方がいいのかなど向き合い方が分からないと感じるかもしれません。子供の就活に親はどのようなスタンスでいるのが良いのでしょうか。

子供の就活に親はどうやって向き合っていくべきか
目次

親は就活にどこまで介入すべきか

まずは、親はどこまで介入すべきかということです。どんなに自分の子供が心配だとはいえ、成人している子供が自分の仕事を決めるのに親は口を出しても良いものなのでしょうか?

お見合いや縁故で結婚相手や就職を決めていた時代ではない

そもそも、ひと昔前のように母親が紹介され子供に勧めたお見合いで結婚相手を決めたり、あるいは父親の仕事の縁故で子供の仕事が決まったりしていた時代と現代は異なります。子供は基本的に、仕事も結婚相手も転職も自らの意思で決めることが主流となっています。そのため、人生におけるさまざまな選択の場面では、親が介入するどころか相談さえしないという人も多いのが現状です。

基本的には介入しない

そういった時代背景や価値観の変化もあることから、子供の就職活動について親は基本的には介入しない、と捉えておくことが良いでしょう。一緒に説明会について行ったり、面接の送迎をしたりするなどは厳禁です。子供自身が恥ずかしがるのはもちろん、企業側が「この学生は親がいないと何もできないのか」と不採用にしてしまうケースもあります。また、「この会社に入社してほしい」「この業界以外は認めない」といった口出しも子供の意思決定に影響を与えてしまうことがあります。子供はどうしても親の期待に応えようとしてしまうものですから、「本当はA社の仕事がしてみたいけど、お母さんがBの業界が良いというから……」と自分でも気が付かないうちに自分の意思をまげてしまうこともあります。それは結果的に入社後に後悔へとつながることもあります。

ステレオタイプの価値観を押しつけない

親世代には、現代ほど価値観は多様ではありませんでした。男性であれば一部上場している大企業に入社し、出世をして給与をアップして、適齢期には結婚をするというのが幸せだと言われていました。女性の場合には社会人になったとしても、適齢期には仕事を辞めて結婚することが良いとされていました。しかし、近年はそのステレオタイプな価値観について誰もが幸せだと感じるわけではない時代です。自分の子供がどのような働き方に幸せを感じるのかはわかりません。

大企業でないと、という考え

親としては、どうしても「大企業に就職してほしい」と思ってしまうかもしれません。子供自身のために、というのもありつつ、親である自分が自慢できるからという気持ちも少なからずあるでしょう。しかし、働く場として、大企業であれば良いとは限りません。無名の中小企業の方が子供自身がやりたい仕事をのびのびとできる可能性もあります。将来的に起業をしたいと考えている場合に中小企業で何でも任されながら経験を積んだ方が良い場合もあります。

安定した職業という考え

さらに、大企業や公務員など「安定した仕事についてほしい」と考えることもあると思います。しかし、ニュースなどでも多く見かけるように、大企業でさえ倒産することが増えてきています。また、倒産せずとも、誰もが知っている大手企業でパワハラや超過労働を行なっていることもあります。一般的に想像しやすい「安定した職業」が良いとは限らないのです。親が深く考えずに「安定した大企業で」と子供に押しつけてしまうことが結果的に子供の選択を狭めてしまうことさえあります。

子供の選択を見守るスタンスで

それでは、親はどのようなスタンスで子供の就職活動に向き合うべきなのでしょうか。基本的には介入しない、と前述しましたが、とはいえ完全にノータッチというのもどうかな?と感じるかもしれません。以下の3つのことを意識してみてはいかがでしょうか。

追い詰めるのではなく一番の味方でいる

ステレオタイプな価値観、「大企業・安定した職業に就いてほしい」といった押し付けは就職活動中の子供を追い詰めることになりかねません。そうではなく、「口は出さないけど、本当に困った時には相談できる、一番の味方」でいてあげることが一番子供の支えになります。

頼まれたことには協力する

そこで、積極的に意見をすることはしないけれど、何か子供から頼まれたことがあれば協力してあげるスタンスでいましょう。たとえば、「長所・短所について客観的に教えてほしい」という場合や「面接の練習をしてほしい」といった場合などは親として力になることができるはずです。

最後に

自分達の時代とは異なり、想像できない部分も多いからこそ不安な子供の就活ですが、介入せずいざという時には味方となることができる存在でいたいですね。


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