面接の行われる時間によって、有利だったり不利だったりする……そんな噂を耳にしたことがある方もいるかもしれません。
しかし、面接の時間はなかなか自分たちでは自由に選ぶことができないものです。「時間によって有利だったり不利だったりするのであれば不公平なのでは?」と不安になりますよね。
今回は本当に面接の時間帯によってどのような影響があるのか、あるとすればどのように対策すべきなのかを解説致します。
- ・面接の時間帯で有利不利はあるのか?
- ├実はある……不利なのは夕方~夜
- └ベストな時間帯は午前&昼一番
- ・とはいえ就活では面接の時間は選べないことも……どうする?
- ├日程を選べる場合にはできるだけ早い日を
- ├ベストのパフォーマンスを発揮できる時間帯を知る
- └日時決定後に変更するのは避けて
- ・面接は「時間帯」で決まるものではない
- ├有利な時間は担当者によって変わることも
- └面接で重要なのは時間帯よりも内容
- ・夕方~夜の面接時間になってしまった!そんなときは
- ├いつも以上に簡潔に話すことを意識して
- └ハキハキと話して面接官をやる気にさせよう
- ・最後に
面接の時間帯で有利不利はあるのか?
面接の時間帯によって、有利・不利になることはあるのでしょうか?
実はある……不利なのは夕方~夜
実は、面接の時間帯で有利不利はある、というのが現実です。
やはり面接官も人間ですから、たとえば1日中面接で何十人もの学生を面接すれば、夕方になるにつれ徐々に疲れていくのは当然です。もちろん公平に選考を行うことは意識しているはずですが、どうしても意思決定や判断脳力ががにぶってくることはあります。
さらに、学生の面接での回答が他の学生とかぶってしまうこともあります。夕方になればなるほど、「その志望動機はさっきの学生と似ているなぁ」と思うことが増えてくるため、後半に面接を受ける方がどうしても不利になってしまうことは否めません。
ベストな時間帯は午前&昼一番
有利な時間帯はいつになるのでしょうか?
なんとなくイメージできるとは思いますが、まずは午前中が面接を受けるには最も有利だと言われています。面接官もまだ疲れていないため頭がすっきりしており、やる気がある時間帯です。
次に有利だと言われているのは、昼の休憩後の1番最初です。人はお昼ごはんを食べて満腹だと、機嫌もよくなりますので、そういった意味では多少有利に働くかもしれません。
とはいえ就活では面接の時間は選べないことも……どうする?
有利な時間、不利な時間が分かったところで、多くの場合就活生は面接の時間を自由に選べるわけではありませんよね。
可能な範囲で就活生にできる「時間帯による有利不利への対策」にはどのようなものがあるのでしょうか?
日程を選べる場合にはできるだけ早い日を
まず、時間帯は選ぶことができなくとも、日程を選ぶことができる場合は多くあります。その際は、できるだけ早い日を希望日として入れるようにしましょう。
時間帯を選ぶことができなくても、日程が早ければ他の就活生とネタや自己PRが被る前に、自分が一番にそのネタを話すことができます。
ベストのパフォーマンスを発揮できる時間帯を知る
面接では午前中の早い時間帯が有利なことが多いとしても、それが全ての人に当てはまるわけではありません。
朝早く起きるのが苦手な人や、朝は頭が働かなくてぼーっとするという人もいると思います。その場合は、午後や夕方の面接の方が、ベストなパフォーマンスを発揮できるでしょう。
一般的な有利・不利に振り回されることなく、自分にとってベストなタイミングを見極める方が大切です。
そして自分が集中できない時間帯に面接が決まっても大丈夫なように、集中力を高めるコツを身につけておきましょう。
日時決定後に変更するのは避けて
不利な時間帯に面接が決まったからといって、日時が決定したあとに別日への変更を申し出るのはやめましょう。
体調不良などによる場合には仕方がありませんが、自分勝手な都合で面接の日程を変更するのはマナー違反です。
企業の担当者に迷惑をかけることになりますし、「うちの会社は優先順位が低いんだな」というイメージを与えてしまいますので、印象が悪くなってしまう可能性もあります。
面接は「時間帯」で決まるものではない
有利な時間は担当者によって変わることも
午前中や午後の早い時間の方が有利になる可能性は高いですが、必ずしもそうなるとは限りません。
集中できる時間帯というのは、個人差があります。午前中が1番集中できる人もいれば、午後や夕方の方が頭がさえている人もいます。
つまりどの時間帯が有利になるかは、担当者によって変わることもあるのです。
面接で重要なのは時間帯よりも内容
面接の合否を決めるのは、時間帯ではありません。それよりも大切なのは、面接の「内容」です。
たとえ不利だとされている時間帯でも、面接での態度や発言が魅力的なら、面接官の印象に残るはずです。
面接の時間帯を気にして悩んだり落ち込むよりも、面接官を納得させるような受け応えができるよう勉強したり準備をすることに力を注ぎましょう。
夕方~夜の面接時間になってしまった!そんなときは
最後に、もしも面接の時間が選べないときに、不利だと言われている夕方~夜の面接時間になってしまった場合の対策法をお伝えいたします。
夕方の時間を指定されてしまったら、それは「不採用フラグ」だとあきらめるしかないのでしょうか?そんなことはありません。諦めずに夕方でも最大限の工夫をして乗り切りましょう。
いつも以上に簡潔に話すことを意識して
まずは、面接官も疲れている時間帯であることを認識しましょう。人はだれでも疲れているときに要点のない話しをダラダラとされればイライラしてしまいますよね。
そのため、面接ではいつも以上に簡潔に話すことを意識しましょう。「最初に結論を言うようにする」「できるだけ内容を簡潔にまとめてから話す」など、ストレスを感じさせない話し方の工夫は大切です。
ハキハキと話して面接官をやる気にさせよう
さらに、いつも以上にハキハキとした話し方を意識するようにしましょう。あなたがハキハキと話すことで、面接官も気持ちがシャキっとやる気になることがあります。
そして、「相手が疲れている時にもモチベーションをあげることができる人材だ!」と思ってもらうことができれば、それは午前中に普通に面接を受ける場合よりも圧倒的に有利になるのです。
最後に
面接の時間は選ぶことができません。しかし、できる限りの工夫をすることで、その有利不利さえも凌駕してしまうことは可能です。
状況によって言い訳をしてしまうのではなく、与えられた環境の中で最大限に能力を発揮することも社会人には大切なことです。
どんな場面でもあなたに魅力を感じてもらえるように演出することを楽しめるといいですね。
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