就活の面接の時間は、正確には他人と比べることはできません。しかし、なんとなく「他の人よりも自分は短い時間で終わった気がする……」「ひとつ前の人の面接時間よりも自分は明らかに長い!」などと気になることもあるでしょう。
面接の時間が短いと、「落ちたに違いない」と落ち込んでしまう就活生も少なくないと思います。面接時間の長さで、「合格フラグ」なのか、あるいは「不合格フラグ」なのかは判断できるものなのか、解説していきます。
- ・面接時間の長さは合否に関係あるの?
- ├面接時間は企業によってさまざま
- └面接時間で合否を判断するのは難しい
- ・面接時間が短い理由
- ├応募者が多い
- ├書類選考の段階で採用がほぼ決まっていた
- └決め手となるような発言があった
- ・面接時間が長い理由
- ├採用担当者が選考で迷っている
- └採用の決め手となるポイントがない
- ・「合格フラグ」「不合格フラグ」として判断しても良いのはどんな場合?
- ├「合格フラグ」と考えられるケース
- └「不合格フラグ」と考えられるケース
- ・面接時間の長さを気にして悩むのはやめよう
- ├本当の合否は最後までわからない
- └面接の反省を次にいかそう
- ・最後に
面接時間の長さは合否に関係あるの?
面接は思ったよりも長いこともあれば、すぐに終わってしまうことも。面接時間と合否には、何か関係があるのでしょうか?
面接時間は企業によってさまざま
そもそも、面接の時間は「おおむね30分程度」などと決まってはいるものの、当然一人ひとり異なります。どのようなときに面接時間が長くなり、どのような時に短く終了するのかは、気になるところですよね。
面接の時間は企業や面接の担当者、また就活生の回答にもよって変わるため、人や状況によって長くなったり短くなったりするものなのです。
面接時間で合否を判断するのは難しい
あまりにも面接時間が他の人と比べて短かった場合、ポジティブな方は「もう内定が決まっていたんだ」と考えるかもしれませんし、ネガティブな方は「面接するまでもないと思われているんだ……」と落ち込んでしまうかもしれません。
面接時間が短いからといって面接官の印象がよい「合格フラグ」の場合もあれば、時間をかけるまでもなく不採用だからという「不合格フラグ」の場合もあります。
状況により面接時間は変動するものなので、面接時間の長さで合否を判断することはできないのです。
面接時間が短い理由
面接があっという間に終わってしまった場合、どんな理由が考えられるのでしょう?
応募者が多い
応募者の多い有名企業や人気のある企業の面接では、面接の時間が短く設定されていることが多いです。面接を受ける就活生が多いため、必然的に一人ひとりにかけられる時間が時間が短くなってしまうのです。
書類選考の段階で採用がほぼ決まっていた
書類選考の段階でかなり好印象だったため、面接にそれほど時間がかけられなかった、と言いうケースもあります。「実際に会って印象を確認するための面接」という感じなので、それほど突っ込んだ質問をされることもありません。
決め手となるような発言があった
面接の早い段階で「採用の決め手」となる、採用したくなるような発言があった場合も、面接の時間が短くなります。
面接時間は長ければいいというものではないので、思ったよりも短い時間で終わってもそこまで心配する必要はありません。
面接時間が長い理由
面接時間が長い場合にはどんな理由が考えられるのか見ていきましょう。
採用担当者が選考で迷っている
その学生に内定を出すか出さないかを企業側がとても迷っている場合や、他の候補者もいるなかで誰か1人にしか内定を出せないのでどちらにするか迷っている場合などです。
この場合は、最後にどの候補者を選ぶのか見極めが必要なため、さまざまな質問を投げかけて話を聞こうとするため、面接時間は長くなります。
採用の決め手となるポイントがない
ほぼ内定を出すことが決まっているけれど、何かしら懸念点があって、その懸念を払拭するために色々質問をして吟味したいと考えている場合もあります。
「とても優秀な学生だとは思うけれど、ここだけどうしても確認しておきたい……!」という場合には、企業側が気になっているポイントに照準をしぼり、その人のホンネや能力に関する質問をたくさんするために面接時間は長くなります。
「合格フラグ」「不合格フラグ」として判断しても良いのはどんな場合?
企業やその人の状況、さらには他の候補者なども関係してくるためになかなか「合格フラグ」かどうかの判断が難しいことにがっかりされたかもしれません。しかし、100%ではありませんが、「この場合なら合格フラグ・不合格フラグ」と言える場合がいくつかあります。
「合格フラグ」と考えられるケース
①面接官に褒められる
自己アピールの内容と企業の求めるスキルがマッチしていると言われた場合は、「合格フラグ」と考えられます。
面接官にスキルや強みを褒められたり、業界や職種に適性があると言われた場合は、かなり好印象であると思っていいでしょう。
②具体的な質問が多い
これまでの経歴や保有資格について聞いたときに食いついてくる、詳しく聞いてくる場合も、「合格フラグ」と考えられます。
具体的な質問や掘り下げた質問が多い場合は、面接官が興味を持っていることのあらわれです。
「不合格フラグ」と考えられるケース
①面接官がメモを取らない
基本的に面接官は複数の学生を選考し、内定を出す学生を決めます。そのため、面接の最中に感じたことや受け答えの内容をメモし、全ての選考が終了後に全員を比較します。
しかし、面接の最中に全くメモを取らない場合は要注意です。面接官が社長で、社長が全て決めている……などの場合はメモを取らない可能性もありますが、ほとんどないでしょう。
②マナーや身だしなみについて指摘される
面接前後にあなたのマナーや身だしなみなどについて苦言を呈したなどの場合は、「不合格フラグ」の可能性が出てきます。
黙って不採用にすることもできるのに、わざわざ指摘するということは、よほど目に余るということです。かなり悪印象であることがうかがえます。
面接時間の長さを気にして悩むのはやめよう
本当の合否は最後までわからない
今回は「合格フラグ」「不合格フラグ」の見極め方について、いくつかの例をもとにご紹介しました。ある程度は面接時間の長さや、面接での企業担当者の反応でわかるかもしれません。
しかし、本当の合否は最後の最後までわかりません。大切なことは、面接時間や面接官の反応に一喜一憂せず、自分としてどうだったかを振り返り、次の面接にいかすことです。
面接の反省を次にいかそう
「面接の時間が短かったから落ちるかもしれない」「質問が少なかったからきっと落ちたに違いない」と、落ち込んでいてもしょうがありません。
面接が終わったら、面接の受け答えを振り返ってみてください。よかった点や悪かった点は?うまく答えられなかった質問は?反省点が明らかになったら、すぐに対策をして苦手な部分を強化していきましょう。
最後に
面接が終了したあとは、「あの回答でよかったのか……」「印象は悪くなかったか……」といろいろと振り返ってしまうもの。しかし、面接が終了してから何を考えても結果は変わりません。反省は次にいかし、どっしりと構えて合否の判断を待ちましょう!
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