「合格フラグ」なんて言葉がありますが、現実問題としては自分が合格するかどうか、面接の場で確実に判断できる要素はありません。しかし、それでもできれば少しでも早く自分が合格なのか?不合格なのか知りたくなるもの。
そこで、絶対ではありませんが、かなり可能性が高いと予測できる「合格フラグ」と「不合格フラグ」を過去に面接を経験した先輩たちの話をもとにご紹介します。
- ・合格フラグor不合格フラグ?判断が難しいケース
- ├面接が良い雰囲気だった→合格?
- ├圧迫のような雰囲気だった→不合格?
- ├面接官がそっけない態度である→不合格?
- └合否の連絡がなかなか来ない→不合格?
- ・先輩たちが実感!確率の高い”合格フラグ”って?
- ├入社前研修の日程について説明がある
- ├勤務地や勤務場所などについての説明や確認がある
- ├面接時間が長い
- └担当者や社長を紹介される
- ・不合格フラグ
- ├面接官がメモを取らない
- ├面接官からの質問が少ない
- ├話が噛み合わない
- └面接時間が極端に短い
- ・最後に
合格フラグor不合格フラグ?判断が難しいケース
そもそも、面接での合格・不合格基準は企業ごとに全く異なります。そのため、一概に「面接でこうだったら合格」ということはわかりません。
なんだか面接官がそっけない気がしても合格することはありますし、逆にすごく会話が盛り上がったのに不合格ということもありえるからです。ここでは、合格フラグか不合格フラグか、判断が難しいケースをご紹介します。
面接が良い雰囲気だった→合格?
面接官も人間なので、目の前にいる就活生に対し「嫌われたくない」と感じることはあるでしょう。あるいは、就活生もその企業の「お客様」であると考えている場合、できるだけ全員に対し愛想よくふるまうことがあります。
そのため、「面接が良い雰囲気だったから合格」「面接官との会話が盛り上がったから合格」と安心することは必ずしもできません。
圧迫のような雰囲気だった→不合格?
逆に、面接が圧迫面接のような雰囲気で、面接官が厳しい言動を繰り返してきた緊張感のある面接だった場合に「不合格だ……」と落ち込む必要はありません。
あえて厳しい言葉をかけることで、その就活生が追い詰められたときにどのような反応をするのか確認したいと考える場合もあります。
面接官がそっけない態度である→不合格?
圧迫ではないけれど、面接官がそっけなく自分に興味をもってくれてなさそう……という場合はどうでしょうか。これは、本当に面接官が自分に興味がなくそっけない場合もありますし、単純にその面接官の方が愛想がいいタイプではない場合の2パターンがあります。
そのため、一概に「不合格フラグ」とは判断ができません。その方の本来のキャラがどういうものか知ることは難しいですから、面接官がそっけない場合でも面接では全力を尽くすほかありません。
合否の連絡がなかなか来ない→不合格?
合否の連絡について「1週間くらいで」と言われていたにも関わらず、1週間を過ぎても連絡がない場合は微妙なラインです。不合格だから連絡が来ない場合もありますし、あなたと別の候補者で迷っていたり、別の候補者の内定承諾待ちで連絡が遅れている場合もあります。
先輩たちが実感!確率の高い”合格フラグ”って?
なかなか判断が難しいことがわかりましたが、先輩たちが実感した、「これがあったらかなり合格の確立が高い!」と判断できる「合格フラグ」をいくつかご紹介します。
入社前研修の日程について説明がある
まだ内定が出ていないにも関わらず、入社前研修や懇親会の日程について案内があったり、説明をされたりした場合、「来れる?」など聞かれた場合はかなり合格の可能性が高いようです。不合格になるかもしれない方にはそのようなことは絶対に聞かないからです。
勤務地や勤務場所などについての説明や確認がある
最終面接のタイミングで、「勤務地が●●になった場合、勤務は可能ですか」と聞かれた場合もかなり合格になる可能性が高いと考えてよいでしょう。
逆に言えば、その回答次第で合格にも不合格にもなりえる質問ともいえます。「その勤務地だとちょっとわからないですね……」と回答した場合、不合格となることもあります。最終的な意思確認の質問でもあるということです。
面接時間が長い
これは難しいところですが、面接時間が長い=その就活生のことを吟味している可能性が高いです。もっと理解したいという場合と、ほかの就活生とすごく迷っているから判断するためにたくさんの質問をするという場合があります。
できるだけすべての質問に誠実に答え、面接官が迷っている気持ちを払しょくすることができれば合格を手にすることができるかもしれませんので、面接時間がかなり長引いているぞと思った場合には気合を入れましょう。
担当者や社長を紹介される
これはかなりの合格フラグと言ってもよいでしょう。面接中に「合格となったら一緒に働いてもらうことになる●●さんです」と担当者を紹介されたり、面接後に社長に挨拶をするように案内されたりした場合などは合格の確率が高いです。
わざわざ不合格になるかもしれない就活生のために、社員の時間を割くことはなかなか考えられないからです。しかし、社員の人数が少ないベンチャー企業などの場合には、「社員全員で判断したい」と考え担当者や社長が出てくる場合もありますので、注意が必要です。
不合格フラグ
ここでは「不合格フラグ」の可能性が高いケースをいくつかご紹介します。可能性が高いというだけで、確実に不合格だと決まったわけではないので、参考程度にしてください。
面接官がメモを取らない
面接中に担当の面接官がメモをまったく取らないのは、「不合格フラグ」であることが多いです。多くの学生を面接する面接官は、学生の発言すべてを記憶しておくのは難しいものです。そのため後でメモを見ながら、時間をかけて選考をします。
メモを取らないということは、選考の対象から外れてしまった可能性が高いです。はじめはメモをとっていたのに急に取らなくなった場合は、それまでの態度やマナー発言で何かミスがなかったか反省してみる必要があるでしょう。
面接官からの質問が少ない
面接官は、興味がある学生の回答には深掘りするような質問をするものです。面接中に面接官からの具体的な質問がない場合は、「不合格フラグ」である可能性が高いです。
自分の回答に対して、「わかりました」「そうですか」などそっけない回答しかしてくれない場合は不採用となるかもしれません。
話が噛み合わない
就活の面接では、「この面接官とは合わない」「話が噛み合わないな」と感じることもあると思います。人には個性や相性があるので当然のことですが、価値観が合わずに場の空気が悪くなるような場合は、「不合格フラグ」かもしれません。
就活の面接は相性を見極める場でもあるので、担当者や企業と合わないと感じた場合は、「合わない会社に入らなくてよかった」と考えることもできます。
面接時間が極端に短い
一般的に面接時間が極端に短いと、「不合格フラグ」であると言われています。しかし面接時間は企業により異なるので、一概には言えません。応募者が多い場合や担当者が忙しい場合は、面接時間が短くなるからです。
面接官との話が盛り上がらず、「早めに切り上げられた」と感じる場合は不合格のサインとも考えられます。
最後に
面接での合格フラグ・不合格フラグについていくつかご紹介しました。しかし、これらはあくまで参考程度、気休めにしかなりません。フラグに惑わされることなく、面接と選考は最後まで全力を尽くしましょう。
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