人の話を聞きながらメモをとるという行為は、話の内容をしっかり覚えようという、熱心でひたむきな印象を与えます。でも、それが新卒採用の面接中だったらどうでしょう?
面接時、メモを取る学生は少なからずいるようですが、コミュニケーションが重要視される面接の場において、そもそもメモをとる行為はありなのでしょうか?また、その行為を面接官はどのように思っているのか知りたい就活生も多いでしょう。
ここでは、就活の面接時にメモをとる行為について、OKなのかNGなのか?、またメモをとる場合どのようなことに注意すべきか、などについて解説します。
- ・面接中に、メモをとる行為はOK?NG?
- ├面接中にメモをとるのは問題ない
- └メモが原因で印象を悪くしないように注意
- ・メモを持ち込む時の注意点
- ├メモ帳は取り出しやすいようにしておく
- ├必要ないときは閉じておく
- └事前にメモをとってもよいか確認する
- ・メモを取る時のポイント
- ├労働条件や待遇など、採用情報に載っていることはメモしない
- ├面接官が話している間はしっかりと目を見て聞く
- ├メモを取るのは要点だけ
- └メモは必要最小限にして会話に集中する!
- ・面接にはメモ帳を持っていくべき?
- ├メモは念のため持っていきましょう!
- ├メモ帳のデザイン
- └スマホのメモ帳を使うのはNG!
- ・メモを見ながら答えるのはあり?
- ├逆質問のときにメモを見るのはOK
- └メモをちらっと見てわかるように書いておこう
- ・まとめ
面接中に、メモをとる行為はOK?NG?
面接中にメモをとるのは問題ない
面接中にメモをとるという行為は、基本的にはNGではありません。ただ面接では、学生側が質問を受け、それに回答する形で進むのが主流なので、学生側がメモをとらなければいけない場面は少ないはずです。
それに面接は、面接官との対話が最優先されるものなので、積極的にコミュニケーションがとることが何よりも重要です。
メモが原因で印象を悪くしないように注意
上述した通り、メモをとるのは悪い行為ではありませんが、面接時にメモを取り出してメモをとる学生は少数派です。多くの学生が会話だけに集中しているなか、メモをとる行為をするのなら、それが会話を妨げないように注意を払わなければいけません。
メモをとることばかりに集中していると、この学生は私と話す気がないのかな、対話ができないのかな、という印象を持たれてしまい大きなマイナスとなります。それでも、面接官が話した内容のうち忘れないように書き留めたいことがある場合は、最低限にとどめるようにしましょう。
メモを持ち込む時の注意点
面接中にメモをとったことで、面接官にマイナスな印象を与えてしまうのは、とてももったいないことです。そうならないためにも、いくつかの注意すべきポイントを留意しておいてください。
メモ帳は取り出しやすいようにしておく
面接の途中でメモ帳をかばんから出すのは、時間がかかり面談を中断することになるので避けましょう。席に着いたらすぐにメモ帳とペンを取り出して、机か膝の上においていても問題ありません。
メモ帳は面接が始まる前に机の上に出しておくか、小さなものならスーツのポケットに入れておくのもいいでしょう。
必要ないときは閉じておく
面接中にメモや手帳を見ているのは印象がよくないので、メモを取る必要がある時にだけ「メモをとってもよろしいでしょうか?」と聞き、必要な時だけ開くようにします。それ以外の時間は閉じておきましょう。
事前にメモをとってもよいか確認する
面接中には、基本的に余計なものは出さずに会話に集中するのがルールです。メモも面接に不可欠なものではないので、「面接中にメモをとらせていただいてもいいでしょうか?」などと面接官に一言聞いて、OKが出たらメモの準備をするようにしましょう。
メモを取る時のポイント
労働条件や待遇など、採用情報に載っていることはメモしない
労働条件や給与など、メモしたほうがよさそうな内容であっても、HPや会社案内、採用情報に載っている内容であればメモするのはやめましょう。知っていてしかるべきことをメモしていると、企業研究不足を疑われます。
メモをとる必要があるとすれば、次のような内容です。
・公開されていない情報
・変更された情報(例えば、面接の結果を知らせる日が変更されたなど)
・逆質問に対する回答
面接官が話している間はしっかりと目を見て聞く
逆質問する内容は、基本的に公開されていない情報のはずですし、自分が知りたかった情報でもあるので、メモをとっても不自然ではありません。
ただ、自分の質問に対し、面接官が答えてくれている最中に、メモに目線を落としているのは失礼なので、回答中は顔をあげてしっかり話を聞き、聞き終えたらサッとメモをとるようにしましょう。
メモを取るのは要点だけ
メモを取るときは、だらだらと書かないことです。面接官が話していることをすべて書き取ろうとするとずっと視線を落としていることになりあまり印象がよくありません。
発言のすべてをメモしていると、「要点がまとめられない」「要領が悪い人」という印象を与える可能性もあります。面接官が話しているときはしっかりと目を見て聞き、話し終わったら要点だけをさっと書いておくようにします。
メモは必要最小限にして会話に集中する!
上述した通り、面接は、面接官と学生の対話がメインです。メモをとっている時間が長くて会話が途切れる、メモをとりながら顔を見ずに会話を進めるなどは、絶対NGです。
メモをとるのなら会話の合間にサッととり、あくまでもスムーズに会話が進むことを優先すべきです。
面接にはメモ帳を持っていくべき?
メモは念のため持っていきましょう!
メモをとることは面接に必要不可欠なものではなく、メモをとることでリスクが生まれるので、必要に迫られない限りとらないほうが無難です。
でもメモ帳自体は、就活生にとって必要なアイテムです。会社説明会で連絡事項をメモしたり、移動中に面接で話したい事、志望動機や自己PRで使えそうなフレーズをメモしたりするなど、必要な場面が多々あるはずです。
面接中にも、思いがけず重要な事項を伝えられる場合もあるかもしれないので、持っていれば間違いありません。
メモ帳のデザイン
メモ帳のデザインは、シンプルでビジネスの場にふさわしいものを選びましょう。派手すぎるデザインやキャラクターが印刷されているようなメモ帳は避けたほうが無難です。ペンも同じくシンプルで、悪目立ちしないようなデザインのものを持参しましょう。
スマホのメモ帳を使うのはNG!
スマホのメモ帳機能を使ってメモをしている人も多いと思いますが、面接中のメモにスマホを使うのはNGです。面接中にスマホを出すのは印象がよくありません。必ず紙のメモ帳とペンを使うようにしましょう。
メモを見ながら答えるのはあり?
逆質問のときにメモを見るのはOK
逆質問として用意した質問が複数ある、緊張して忘れてしまうかもしれないので事前にメモしておき、それを見て質問したい場合もあると思います。メモの内容を見て質問するのは問題ありません。
その際もメモに目線を落として読みながら質問するのではなく、面接官の顔を見てはっきりとした口調で質問します。メモにはサッと目を通し、確認するに留めます。用意した回答はできるだけ暗記してメモを見ずに答えられるようにしておきましょう。
メモをちらっと見てわかるように書いておこう
逆質問などで聞きたいことがたくさんある場合は、どうししても聞きたいことのキーワードを箇条書きにしておき、メモ帳にさっと視線を落として確認できるようにしておきます。
逆質問の場合も聞き忘れたことがないかをさっと確認するためにメモを使いましょう。メモ帳を見る前に、「お聞きしたいことがいくつかあるのでメモを確認してもよろしいでしょうか?」と聞いてからメモ帳を開くようにします
まとめ
必要に迫られない限り、面接中はメモを取らないのが無難であることがわかりました。採用過程において必要なことは、すべて書面やHP上などで公開されるはずなので、聞き洩らしたら大変、という考えは捨て、目の前の面接官の顔を見て、会話に集中することを最優先させます。
もちろん、メモをとらなければいけない場合もあるので、メモは常に携帯はしておくとよいでしょう。
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