こんにちは。今回の記事では、大学外の活動に積極的な皆さんによくある(?)せっかく内定をもらったのに卒業できないときの対処法について、同じ事態を体験済みの私が対処法をご紹介します。
1.単位認定される課外活動がないか大学に確認する
大学や学部によっては、インターンやボランティアなどの課外活動に単位を認定するところもあります。
単位不足が発覚するタイミングにもよるかもしれませんが、こちらも同じくノーコストですので、できるだけはやく確認しましょう、ちなみに私の場合はときすでに遅し・・・でした。
2.人事に相談する(内定保留)
みなさんあまりイメージが湧かないかもしれませんが、企業によっては内定を半年〜1年待ってくれるところもあります。
特にベンチャー企業に多いイメージで、実際に待ってもらった例もいくつか耳にします。1.の芽が潰えた場合に試してみましょう。
3.人事に相談する(通学しながら勤務)
2.がだめだった際に検討してください。大学に通いながら勤務できないか相談するという手段です。
1限の授業、もしくは土日に講義がある場合はそういった授業を取りながら勤務できないか相談するという手段です。不足する単位がごく少数のときには打診してもいいかもしれません。こちらもノーリスクならダメ元で・・・ということですね。
4.人事に相談する(大学中退して入社)
無責任におすすめはできませんが、一選択肢としてご紹介。文字通り大学の卒業を諦めそのまま入社できないか打診する手段です。
ベンチャーであれば、試してみる価値はあります。私は当時50-100名規模のITベンチャーにこの打診を行い、最終的に他社を選んだもののOKはもらえました。
ただ、世間一般には当然大卒ではなく大学中退、つまり高卒の学歴となるため、本当にその価値があるのかをよく吟味してください。社会に出て感じますが、大卒という身分はあなたの将来の選択肢を確実に広げます。
5.一年時間を作って自分を磨き、再チャレンジする。
開き直って一年間時間作り、単位を取りながら自己成長を期待できる挑戦を行うという選択肢もあります。
例えば、次のような活動があります。
・ベンチャー企業での長期インターン
・学生起業、事業立ち上げ
・クラウドファンディングを用いた一度きりのプロジェクト実施
その上で、翌年の就活の際には留年したのではなく、やりたいことをやるために時間を作ったという文脈で一年間を語ってしまいます。上記は、~といえなくもない、~という部分も確かにある・・・と思える範囲で表現しましょう。当然明確な嘘はNGです。
特にIT系やベンチャーに言えることですが、1~2年程度卒業が遅れたからといって、それ自体が致命傷になることは少ないです。私が就活の際に出会った誰もが知っているIT系超大手の内定者は、留年している人:留年してない人はほぼ五分五分くらいの割合でした。
むしろ、その期間内にユニークな活動を行い、学びを得ることができればプラスに働くことの方が多いでしょう。留年中に何かのチャレンジをした方は、殆ど皆さん逆に良い時間だったと心から語っている印象です。
単位が足りなくて卒業できない時のNG行為
嘘をつく
「企業にばれないように単位をとって来年卒業すればいい」「大学中退でも言わなければバレないのでは」、と思う方もいるかもしれません。しかし内定をもらった企業に嘘をつくのは絶対にやめましょう。
卒業証明書の提出を求められなくても、入社前や入社後に人事が調査をする企業もあります。学歴を詐称すると、発覚した際に採用が取り消されてしまう可能性もあります。
嘘をついて入社し、ずっと後ろめたい思いをしながら働くのはいい気分ではありませんよね。企業側には嘘をつかず正直な対応をするのが鉄則です。
メールではなく電話で連絡する
留年の可能性がある場合、企業に連絡するのは気が重いですよね。言いにくいことはメールで済ませたい方も多いと思いますが、入社できないかもしれないという重大な相談をメールでするのは失礼にあたります。
必ず採用担当者に電話をして事実を告げましょう。できれば電話でアポイントをとり、直接相談しに会社を訪問するのが理想的です。
【電話での伝え方例文】
お世話になっております。
内定をいただいております、〇〇大学の〇〇と申します。
本日は内定についてご相談したくお電話いたしました。
お恥ずかしい限りですが、単位不足により卒業が難しくなってしまいました。
内定をいただいたにもかかわらずご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。
お詫びに伺いたいのですが、機会をいただくことは可能でしょうか?
会社を訪問したら、まずは迷惑をかけたことを謝罪します。そして入社したいという気持ちが強い場合はその旨を伝え、単位がどれくらい足りないのか、どのくらいの期間があれば卒業できそうなのかなど正直に話しましょう。
最後に
いかがだったでしょうか?思い返すと、私も単位不足が足りないと発覚した当初は 大きく落ち込んだ記憶があります。
しかし意外といろいろな手段があるものです。仮に1年大学を卒業するのが遅れたからといって、思っているほど大きなマイナス影響はありませんので大丈夫です。
私は留年1回目は5.の選択肢を取り課外活動にチャレンジし、没頭しすぎて留年2回目に突入した際は3.の方法で事無き(?)を得、社会人1年目に大学を卒業しました。
できる手はすべて尽くして、それでもだめだった場合は前を向いて、開き直って動き出しましょう。
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