高校までの部活と違い、たくさんの種類があるサークル。運営が学生自身の手に委ねられていて、自由度が高いのも特徴です。大学に入ったら、どのサークルに入るか悩みますよね。サークル選びで失敗しないために、今回は考えておきたい基準についてまとめました。
- ・サークルの種類
- ・サークルを選ぶ基準
- ├活動内容に興味があるかどうか
- ├公認?非公認?規模感やデータ
- ├意外とシビアな金銭面
- └厳しさや忙しさ
- ・仮入部や兼サーでゆっくり判断するのもアリ
- ├懇親会や仮入部で雰囲気を掴む
- └お試しで複数入ってみる
- ・サークル以外の選択肢も
- ├ボランティア
- └長期インターンシップ
- ・まとめ
サークルの種類
サークルは大きく分けて、「運動系」「文化系」の2種類があります。「運動系」はスポーツを活動のメインとしていて、他大学との試合があったり、大会に参加したりしているサークルもあります。文化系はとにかく種類が幅広いため、「スポーツ以外」と捉えてしまって大丈夫です。
また、実は大学にも高校と同じような部活があります。週に5〜6日ほど練習があり、大会の出場・入賞などの目標を掲げて熱心に活動をしています。部活を選ぶのは、中高とスポーツを続けていて、「大学でもメインに頑張りたい!」という方が多いです。
「インカレ」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか? インカレとは「インターカレッジサークル」の略で、大学を超えてメンバーを募集しているサークルのこと。大学の枠を超えた広い繋がりができることが魅力で、例えば女子大に通う人にとっては男友達を作れる貴重な場となっています。
サークルを選ぶ基準
それでは、サークルを選ぶ基準を見ていきましょう。
活動内容に興味があるかどうか
1番大切なのは、活動内容に興味を持てるかどうかです。よく調べないまま入部すると、思っていたのと違う活動をすることになり、早くに辞めたくなってしまいます。
また注意点として、そのサークルが属しているジャンルの活動を本当にしているのかどうかを確認するようにしてください。たとえば「テニスサークル」を名乗りつつ、実際は旅行と飲み会しかしていない、なんていうサークルもたくさんあります。自分がしたいことと、そのサークルの普段の活動内容がマッチしているかが、大切な基準になります。
公認?非公認?規模感やデータ
雰囲気や楽しさは口ではどうとでも言えますが、規模感や公認・非公認などといった組織についてのデータは嘘をつけません。「みんなでワイワイしていて楽しいよ!」と聞いて入ってみたらメンバーが3人しかいなかった……なんてことも、事前に人数を調べていれば避けられます。
あるいは、大学の承認基準を満たしている「公認サークル」を選ぶというのも1つの手。大学によって基準はさまざまですが、基本的に活動内容やデータが不明瞭なサークル、表立った実績がないサークルは弾かれますので、1つの安心材料にはなります。また公認サークルだけに適用される支援も(活動場所の確保、文化祭のブース確保、活動助成金など)。入部後も不自由なく活動できる環境が、公認サークルであれば確保されています。
意外とシビアな金銭面
サークルに所属すると、ほとんどの場合入部費(入部時に1回支払うお金)、部費(在籍している限り定期的に支払うお金)がかかります。また入部費・部費以外にも飲み会の頻度によって出費も変わりますし、大学外での練習が必要なサークルであればスタジオ費、イベントを行うサークルであれば会場費や設備費などがかかります。入部費や部費以外にかかるお金も事前に確認しておくようにしましょう。
厳しさや忙しさ
単位も取らなければならないし、アルバイトもあるし、留学や旅行にも行きたい……。大学生にとって時間はとても大切。そこでサークル選びでも気にしたいのが、忙しさです。それは活動頻度や参加に対する厳しさ、合宿など季節ごとのイベントによって判断できます。中には「週5日活動!参加必須!」というようなサークルもありますし、スポーツ系であれば「シーズン中に合宿がたくさんある」など、1年の中で忙しさが偏っている場合もあります。先輩に実際の厳しさを聞いたり、年間スケジュール表をもらったりしておくと安心ですね。
仮入部や兼サーでゆっくり判断するのもアリ
勧誘時の先輩達はみんな優しくしてくれますから、どのサークルも魅力的に見えます。しかし実際に入ってみると上下関係が厳しすぎたり、飲み会のマナーが悪かったりすることも。入ってから後悔することがないように、こんな方法もオススメです。
懇親会や仮入部で雰囲気を掴む
入部前の懇親会や仮入部期間などがある場合は、参加することでリアルな空気感を掴むことができます。またそういった企画に積極的に顔を出すことで、先輩に早く顔を覚えてもらえるというメリットも。
お試しで複数入ってみる
どのサークルに入るか選べない方は、気に入った複数のサークルに所属する(「兼サー」と呼ばれます)方法もアリです。4年間兼サーを続ける人もいれば、最も自分が居心地良く感じるサークル以外を辞めてしまう人もいます。1つのサークルしか入っていないと、そこがいまいちだった時に辞めづらくなるため、複数入っておくと安心。サークルによっては退部禁止の所もあるので、入部の前に確認しておきましょう。
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サークル以外の選択肢も
ここまでサークルの選び方についてお話ししてきましたが、実は大学生が活動するにあたっての選択肢はサークル以外にもあります。そこで今回は「ボランティア」と「長期インターンシップ」の魅力にも触れておきましょう。
ボランティア
ボランティアは組織に所属して長期で関われるものや、イベントスタッフなど1日〜短期で完結するものがあり、活動内容もさまざまです。
自分と似た思いの学生が集まってきていますからすぐに意気投合できますし、大学の壁を超えた友達ができるのも魅力的。就活では自ら積極的に行動を起こしていたアピールにもなりやすいです。
「ボランティアは意識が高そうでちょっと……」と思う方も安心してください。マラソン経験を活かして地域のマラソン大会の運営、子ども好きを活かして子どもキャンプのスタッフ……など、「好きなことを何かに役立てたい!」という気持ちで大丈夫です。
長期インターンシップ
「インターンは就活のために3年生や4年生がするもの」と思っていませんか?実は1・2年生が参加できる有給のインターンも多く、「社会勉強をしながら給料ももらえるから」と、アルバイトの代わりに長期インターンを選ぶ学生も増えてきています。
すでに憧れの会社がある人は長期で関わっておくことで会社の実態もわかりますし、就活時に、改めて自分が社員としてそこで働きたいかどうかをより正確に判断することもできます。中には「インターン生を優先的に採用する」という会社もありますので、ぜひ活用してみてください。
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まとめ
いかがでしたか?大学は高校までと違い、どんな学生生活を送るのかを自分で決めることができます。中でも、どのサークルに入るのか、どんな活動に参加するのかは、その後の人間関係や将来の選択にも影響してくるはず。まずはできるだけ多くの情報を集め、その上で自分が後悔しない選択をするようにしましょう。
初めから絞ってしまうのではなく、多くの環境に参加してみて、徐々に選んでいく方法もオススメですよ!
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