グループディスカッションの敵!メガンテとは?

こんにちは、ねこまるです。社会人3年目の私が学生生活に役立つ情報を発信していくコラム、はやくも第4回です。今回は就活の中でも難関であるグループディスカッションに登場する「メガンテ」と呼ばれる人についてご紹介します。

目次

メガンテとは?

そもそも「メガンテ」という言葉の元ネタは、「ドラゴンクエスト」に登場する自爆呪文です。みんなドラクエやったことある? 私はある。

さて、メガンテには自爆と引き換えに敵へ大ダメージを与える効果がありますが、転じて、「グループディスカッション中に空気の読めない言動をして、状況をめちゃくちゃにしてしまう困った人」を指すようになりました。メガンテに巻き込まれると自分も選考に落ちる可能性があることから、世の中の就活生はメガンテの可能性があるのはどんな人か、遭遇した場合どのように対処すれば良いのか、気になる人も多いようです。まわりの就活生が手を焼くほどのメガンテであれば面接官も気付いているので、「メガンテを相手にどう立ち回ったか」という路線でアピールできるよう、頭を切り替えることが大切です。

よくいるメガンテのタイプと対処法

一口に「メガンテ」と言っても、様々なタイプがあります。今回は代表的な例を型にまとめ、ご紹介します。この章をしっかり読んで、文字通りメガンテを封じるマホトーン…失礼、対処法を身につけましょう。

俺様型

これは「自分についてこい!」というアピールが強すぎる人です。一見頼もしいリーダーに見えますが、リーダーにしては我が強すぎて、思い通りにならないと空気を悪くするような発言をすることも。アイデアや意見も前しか見えておらず盲点だらけなので、「この課題解決のためには、こういう点にも中止しておいた方が良さそうですね」とサポートに徹しよう。このタイプのメガンテは、うまく補助してあげれば被害を最小限に留められます。

マウンティング型

マウンティングとは、目の前の相手より自分が優位にいることを認識するための言動をすることです。こればかりしてくる人は、グループ全体で選考を通過することではなく、自分がまわりより優れているとアピールすることが目的になっているので、そもそも協力自体が難しい状態です。体感では「講座を受けて専門知識を蓄積してきたこと」「多くのインターンに参加してビジネス志向が身についていること」「海外留学に行って視野を広げてきたこと」などをアピールしてくることが多いです(知らんがなって感じですが)。

そんな人が現れた時は、張り合うのではなくうまく利用しましょう。「講座やインターンでの知識、とても頼もしいです。いろいろ質問してしまうかもしれませんが、よろしくお願いしますね」「なるほど、海外ではそういった意見が主流なんですね。では日本のユーザーに商品を買ってもらうために、何か参考にできそうな情報はありますか?」など、まずは相手の経験談に敬意を払い(もちろん本心でなくてOK)、その後にこちらの要求を伝えましょう。

全否定型

周りの意見に難癖をつけて全て否定するタイプです。個人的にはこれが1番腹立つ。マウンティング型と似ており、こちらもまわりの意見を否定することで、自分の正当性をアピールするのが目的になってしまっています。このタイプに有効なのは、選択肢を与えて選ばせること。アイデアを2つ提示する大変さはありますが、「AかBが良いかなと思っているんですが、どちらが良いと思いますか?」など。あくまで相手に決定権を委ねて機嫌を取りつつ、主導権をキープしましょう。また、否定された際に「何がダメだったのか」「代替案はあるか」を聞くのも有効です(大概、考えなしに否定していたことがはっきりする)。

流れぶった切り型

これは、残り時間が少ないにも関わらず「やっぱりこうした方が良いと思うんです」と議論を前提からひっくり返すなど「今それ言う!?」な発言を繰り出してくるタイプです。これこそメガンテ、予測がつきません。しかもこれまで紹介してきたタイプと異なり、序盤の言動で「こいつはヤバい」と気づきづらいのも難点です。

そこでおすすめなのが、ディスカッションの最初に議論の順番を明確化し、紙などに書いておくこと。「時間も限られていますので、まず決めなければいけないことと、それぞれにかける時間を整理しておきましょう」と呼びかけ、スケジュールを明確化しておきましょう。そうすれば先ほどのような意見が飛び出しても、「確かにその通りですが、時間も限られていますので、本来の予定にのっとって次の議題に進みませんか?」と切り返すことができます。どのグループで出没するかわからないので、自分が参加する全てのディスカッションでこの対策を取っておくと安心です。

目立ちたがり型

シンプルですが、地味に困らせられるのがこの目立ちたがり型。ディスカッションにあまり参加していなかったのに、その後の発表だけやりたがる人です。目立つことで選考通過の可能性が上がると考えているのか、「目立つチャンス」のみに食いつき、必要な役目を果たしてくれません。

目立ちたがり型への対策としては、発表の流れや内容までみんなで話し合って決めることや、「議論の要点を紙にまとめたので、よかったらこの流れで話してみてください」とメモを渡したりする細かなアシストが有効です。あるいは、議論の最初に誰が発表するかも決めておけば、「ここ、発表に使ってほしいです!」など事前に呼びかけやすいですね。

実際に遭遇したメガンテエピソード

私自身はWeb系、広告系を中心に就活していたのですが、何人かメガンテに遭遇しました。メガンテがいたからといって自分の選考が大きく影響を受けた感じはありませんでしたが、やっぱりその場は焦ります。よかったら参考程度に読んでみてください。

IT知識ひけらかし男

プログラミングを独学で勉強したとかで、必要のないプログラミング用語、IT用語を連発する男子がいました。周りの知識量を全く考慮せず「これは◯◯にしたいと思います」と話しては、周りが「すみません、◯◯ってどう言う意味ですか?」と聞くと「やれやれ」といった表情で説明を始める。その態度も腹立つけど、何よりそのやり取りをする時間がもったいない。そもそも、自分しか知らないであろう領域の知識をベースに議論をするって、社会人としてどうなんでしょう…?

終盤で突然進行を投げ出したリーダー女

序盤から自己主張が強めの人だなとは思っていましたが、役職決めでは真っ先に手を上げてリーダーに立候補。まわりの意見を顧みず無理に議論を進めていき、案の定後半で矛盾点が生まれてしまい、議論が止まってしまいました。するとリーダーまで沈黙。まわりが呼びかけても「どうしましょうね…」「悩ましいですね…」など煮え切らないことしか言わなくなってしまいました。ちなみにその時は書記をしていた人が「ではこの地点まで議論を戻し、何分でまとめて、何分で発表の準備をしましょう」とハンドルを切りなおしてくれたのでなんとかなりましたが、リーダーはその後もずっと沈黙したまま…。思い通りにいかなくなったからって、自分の役割を投げ出すなよ!

左手に指輪をつけて参加したカップル

信じられないかもしれませんが、カップルで同じグループワークに参加していた人たちがいたんです。少人数の選考だったので、そもそもグループが1つしかなかったんですが。2人は未婚でしたが左手の薬指におそろいの指輪をつけていて、ディスカッション中も「◯◯(下の名前)はどう思う?」「うーんそうだなあ、◯◯(下の名前)くんの意見に賛成!」と日常会話のような会話を広げ、正直やりづらかった…。カップルで同じ企業を志望するのはダメとは言わないけど、周りへの配慮はしてほしい…。

まとめ

今回はグループディスカッションで遭遇するメガンテについて紹介しましたが、メガンテの怖いところは、自分も無意識にメガンテになってしまっている可能性があることです。この記事を読んで、メガンテの対処としてはもちろん、自分がメガンテになっていないかチェックする上でも参考になったら嬉しいです。あ、ちなみに、メガンテに遭遇したからと言って安易にSNSに書かないこと〜! どこからバレるかわからないからね!

この記事を書いた人
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ねこまる
東京の大学(文系学部)を卒業した後、新卒で上場企業に入社。2年ほどで退職し、今はフリーランスのライターをしている。趣味はTwitter。

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