ガクチカに勉強・学業は入れてOK?アピール時のポイント・注意点を解説

「ガクチカで勉強のことをアピールしたいけど大丈夫?」「ガクチカはアルバイトやサークルでなくてもいいの?」と悩んでいませんか?今回は、ガクチカで勉強をアピールする時のポイントと注意点を解説します。さらに、勉強のガクチカテンプレートもご紹介します。

目次

ガクチカに勉強・学業は入れていいの?

結論から言うと、勉強、学業のエピソードはガクチカに使えます。ガクチカでは、大きな成果をアピールしたり、インパクトのあるエピソードを使わなければならないというわけではありません。

企業の採用担当者は、ガクチカを通して学生の人柄や能力、取り組みの姿勢を見ています。そのため、エピソード自体のインパクトの強さはほとんど関係がありません。勉強のエピソードも、伝え方次第で魅力的なガクチカになります。

ガクチカで勉強をアピールする時のポイント

①なぜ勉強を頑張ったのかを明確に伝える

企業の採用担当者がガクチカで最も重視するポイントの一つは「モチベーションの源泉」です。そのため、アルバイトやサークル、長期インターン、ボランティアなど、大学生が経験できる様々な活動の中で、「なぜ」勉強を選んだのかを、原体験と合わせて明確にアピールしましょう。

②どのように取り組んだのかを具体的に伝える

ガクチカで重視されるのは、成果よりも取り組み方です。どのような課題に対して、どのような姿勢で取り組んだのか、工夫したことは何かなど、勉強に対する取り組みの過程を丁寧かつ具体的に伝えましょう。そうすることで、採用担当者が学生の人柄や能力、仕事に取り組む姿勢をイメージしやすくなります。

③成果は数字を使って伝える

成果は数字を使って表すことで、採用担当者に伝わりやすくなります。特にゼミ活動など、専門的な勉強での成果は、成果がどれほどのものなのか客観的に見てわかりにくい場合が多いです。さらに、数字を使うことで印象に残りやすくなります。資格勉強のエピソードを使う場合も、「◯ヶ月でスコアが◯点から◯点まで上がった」など、数字を使って成果を表すようにしましょう。

④勉強を通じて何を得たのかを明確に伝える

勉強を頑張った経験を通じて何を得たのかも重要なポイントです。この際に、勉強の内容から得た知識ではなく、勉強を頑張ったことによって身についた力をアピールしましょう。採用担当者が知りたいのは、勉強の内容ではなく、学生が自社でどのように活躍できるのかということです。勉強によって身についた力を、企業でどのように活かすのかも併せて伝えましょう。

ガクチカで勉強をアピールする時の注意点

①専門的な内容にしない

勉強のガクチカで特に注意すべきなのが、専門的な内容にしないことです。自分が分かる内容でも、専門外の採用担当者にとってはわかりにくいことがあります。どうしても専門的な言葉を入れなければならない場合は、専門外の人にも伝わる表現に変える工夫が必要です。家族や友達など、その勉強の内容についての知識が全くない人にガクチカを見てもらい、一発で伝わるかどうか確認してもらうと良いでしょう。

②嘘をつかない

「あまり大きな成果を残せていない...」「ゼミでは何の役職にもついていないから不利になる...?」など、不安に感じる人は多いかもしれません。しかし、嘘をついたり話を盛るのは禁物です。何度も言いますが、ガクチカでは成果よりも取り組みの姿勢が重視されます。

また、嘘をついたり話を盛った場合、面接でガクチカのエピソードを深掘りされた場合、嘘がバレてしまう可能性があります。実際に、多くの企業の採用担当者が、学生がついている嘘を見抜いています。

勉強のガクチカテンプレート

①結論

始めに、結論を一言で伝えましょう。結論を一言で述べることで、何を頑張ったのかが一目で分かり、グッと伝わりやすくなります。逆に、始めに結論を述べないままダラダラと概要を話し始めてしまうと、結局何が言いたいのかが分かりにくくなってしまいます。

特に面接では、「結論ファースト」を忘れがちなので、「学生時代に最も力を入れたことは?」と聞かれたら、「私が学生時代に最も力を入れたことは〜です」と話し始めることを癖にしておきましょう。

②なぜ勉強を頑張ったのか

次に、大学生が経験できる数ある活動の中で、なぜ勉強に力を入れたのかを伝えましょう。「〇〇という経験から〜に興味を持ったため」など、原体験を併せて書くことで、価値観やモチベーションの源泉が採用担当者に伝わりやすくなります。

③どんな課題があったのか

次に、勉強やゼミ活動の中での課題を伝えましょう。社会に出て仕事をする中で、課題や困難はつきものです。そのため、ガクチカでは、課題発見力や課題解決力、課題に対する向き合い方が見られています。ただ勉強の内容や勉強を進めるプロセスを伝えるのではなく、課題を見つけ、課題に取り組んだ経験を盛り込みましょう。

④課題に対してどのような目標を立てたのか

その次に、課題に対しての目標を伝えます。常に目標や目的を意識して取り組んでいるかどうかは、仕事をする上で重要です。また、設定した目標から、学生のモチベーションの源泉や活動に対する意識の高さがどれくらいかも伺えます。客観的に見て分かるように、その目標はどれくらいのレベルなのか、なぜその目標を設定したのかも丁寧に伝えましょう。

⑤どのように行動したのか

次に、設定した目標に対してどのように行動したのかを伝えましょう。工夫した点や大変だったこと、周囲の人とどのように関わったのかなどを採用担当者がイメージしやすいよう、詳細に書きましょう。

⑥どのような成果が得られたのか

目標に対して、得られた成果がどれほどのものだったのかを定量的に説明しましょう。この際に、目標が達成できなかったからと言って、嘘をつくのはNGです。目標が達成できなかった場合でも、目標が達成できなかった原因は何か、今後どう改善するのか、思うように成果が出せなかったからこそ学んだことを伝えれば、十分魅力的なガクチカになります。

⑦経験を通じて何を学んだのか

最後に、経験を通じて何を学んだのかを伝えましょう。学んだことを仕事でどのように活かすのかまで盛り込めるとより良いガクチカになります。学んだことは、無理に合わせる必要はありませんが、志望企業が求める人物像に合ったものにすると人事ウケも良くなります。

【まとめ】勉強のガクチカを魅力的に伝えよう!

勉強のエピソードも、伝え方次第で魅力的なガクチカになります。ガクチカは、アルバイトやサークルのエピソードを使う人が多いため、他の学生との差別化も図れます。勉強を通じて自分がどのような力を身につけたのか、何を学んだのかを明確に伝えましょう。


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