一次面接で落ちる人の特徴は?落ちた原因を分析して対策しよう

一次面接、二次面接、最終面接はそれぞれ特徴があり、意識すべきポイントが異なります。いつも一次面接で落ちる人は、一次面接の特徴を理解できていないため相応しい対策ができていない可能性が高いです。

ここでは一次面接と他の面接との違い、一次面接で落ちる人の特徴、対策など解説します。一次面接でとくに見られるポイントを理解し、しっかりと対策していきましょう。

就活の一次面接で落ちる人の特徴。どこが見られているのか、意識すべきことは?
目次

一次面接の特徴

二次面接や最終面接との違い

それぞれの面接の特徴をわかりやすくまとめると次のようになります。

一次面接:集団面接で効率よく人数を絞り込む
二次面接:深掘りする質問で人間性やポテンシャルを見極める
最終面接:企業とのマッチングや熱意を判断する

一次面接である程度絞り込み、二次面接や最終面接でそれぞれの能力や個性を見極めていくという流れです。深掘りする質問で人間性や熱意をしっかりと確認するのは、二次面接以降がメインとなります。

集団面接でざっくりと判断される

一次面接はまだ人数が多いため、効率よく選考できる集団面接が多いです。4~5人を同時に面接するため、一人にかけられる時間も短い傾向があります。

若手社員が面接官となることもあり、面接官も面接に慣れていないことがあります。慣れない面接官でも合否を判断できるよう、マナーやコミュニケーション能力などわかりやすい基準によって判断されることが多いです。

集団面接は基本的に他の就活生との比較審査になります。そのため他の就活生と比べてコミュニケーションに問題がある場合や、目立ったマナー違反、態度が悪いなどの場合は、即落とされてしまうでしょう。

落ちる確率が高い

一次面接は人数を絞り込むことが目的のため、基準に達しない学生は容赦なく落とされる傾向にあります。他の選考よりも落ちる割合が高い、選考を突破するのが難しい面接とも言えるでしょう。

集団面接は学生の数が多く時間が限られているため、サクサク進んでいきます。アピールできる時間や機会が限られているため、自己紹介や自己PRなど2〜3個の質問だけで判断されてしまうことも少なくありません。

一次面接で重視されるポイントは3つ

一次面接でとくに見られているポイントは、第一印象、マナー、コミュニケーション能力の3つです。

第一印象

一次面接ではじっくりと話をする時間がないため、第一印象がとても重要になります。とくに見た目の印象は大切なので、良い印象を与える身だしなみ・姿勢・表情を意識する必要があります。

第一印象は一次面接だけでなく、二次面接や最終面接などそれ以降の面接でも大切です。この機会にしっかり対策をしておきましょう。

スーツやネクタイ、革靴といった社会人のスタイルは初めてという就活生も多いでしょう。スーツの正しい着方や就活に適切な色、ネクタイの締め方や革靴の手入れの仕方などは、調べれば分かることです。事前にしっかりと準備して、身だしなみで損をしないようにしましょう。

マナー

一次面接ではマナーも重要なポイントです。挨拶の仕方や受け答え、入退室の仕方など、就活の面接で必要になるマナーがあるので、できる限りマスターしておくことをおすすめします。

集団面接で4〜5人並んでいると、他の学生との比較もされやすいです。ほとんどの学生は就活マナーを身につけているので、一人だけできていないと悪目立ちすることがあります。

コミュニケーション能力

一次面接では、コミュニケーション能力も重視されています。コミュニケーションはすべての仕事の基本であり、「スムーズな受け答えができるか」はもちろん、「問題なく仕事ができそうか」などもわかります。

一次面接では、面接官と会話のキャッチボールをうまくすること、楽しく会話をすることを意識してみてください。

一次面接で落ちる人の特徴

第一印象が悪い

第一印象を決めるのは見た目です。いい第一印象を与えるには清潔感のある見た目が重要なので、身だしなみには気を抜かないようにしましょう。

【第一印象がよくない人の例】
スーツやシャツのサイズが合っていない
スーツやシャツにシワや汚れがある
靴が磨かれていない
髪の毛がボサボサ
髪が顔にかかっている
髭が生えている
落ち着きがない
笑顔がない

髪型に問題はないと思っていても、髪の毛が伸びてしまっているだけで清潔感はかなり損なわれます。髪をしばらく切っていない方は、面接前にカットに行くだけでかなり清潔感がアップします。

マナーが悪い

就活では挨拶の仕方や入室の仕方などにも細かいマナーがあります。すべてを完璧にこなす必要はありませんが、面接官が違和感を感じない程度に基本的なマナーは心得ておきましょう。

【マナーに問題がある人の例】
挨拶ができない
お礼が言えない
お辞儀ができない
正しい敬語が使えない
言葉遣いが丁寧でない
香水がきつい
時間が守れない

正しい敬語が使えているかどうかも見られています。敬語が使い慣れていない人は、敬語の使い方も一度勉強する必要があるでしょう。

面接官とのやりとりがうまくできていない

面接で聞かれたことに答えていなかったり、自分のいいたいことばかり話していると、「コミュニケーションがうまくできない人」とみなされます。

【コミュニケーションに問題がある人の例】
目を見て話さない
聞かれたことに適切に答えない
話が長すぎる
人の話を遮る
話の要点がまとまっていない
声が小さい
暗記したことを話すだけ
話を聞くときに相槌や反応がない

聞かれてもいないことを長々と語ってしまう人は、「単純な受け答えができないコミュニケーション能力の低い人」「質問の意図を読み取ることができない人」とみなされる可能性があります。聞かれたことに簡潔に答えることを意識して、面接官とうまく会話のキャッチボールができるよう心がけてください。

企業研究をしていない

学生がどのくらい準備をして面接に臨んでいるか、企業の面接担当者はすぐに分かります。必ず企業研究をしてしっかりと準備をしてから、一次面接に望むようにしましょう。

【企業研究をしていない人の例】
会社の基本情報を理解していない
社長の名前を知らない
事業内容について理解が浅い
企業の商品やサービスについて知らない
ホームページに書かれていることを質問する

企業研究をしていないと、仕事でも準備ができないと思われます。準備不足は「志望度が低い」「熱意がない」といった印象も与えるので、他の学生と大きな差がついてしまうでしょう。

一次面接に受かるための対策

動画に撮って確認してみる

面接の時は緊張しているので、自分の言動や振る舞いを分析するのは難しいと思います。どこに問題があるのか気づいていない人も少なくありません。

自分の部屋などでスマホなどをセットし、面接の受け答えをしている様子を撮影して見てみましょう。自分が面接官になったつもりで客観的に見てみると、気づけることがたくさんあると思います。

第三者に見てもらう

大学の就職課や就活支援サービスなどを利用して、模擬面接を受けてみるという方法もあります。家族や友人に面接官の役をしてもらって、ダメ出しをしてもらうのもいいでしょう。次のチェックポイントをよく見てもらってください。

【チェックポイント】
身だしなみ(服装や髪型)に清潔感があるか
姿勢はいいか
声量はちょうどいいか
聞き取りやすい話し方ができているか
面接官と適度に目を合わせているか
マナーができているか
正しい敬語が使えているか
面接官との会話が自然にできているか 正しい敬語が使えているか
話がわかりやすくまとまっているか

家族・友人・先輩などに手伝ってもらって、自分の問題点や改善すべき点を見つけましょう。一次面接で落ちてしまう理由がわかったら、マナーや敬語の勉強をしたり、話し方の練習をするなどします。

頻出質問に備える

見た目・マナー・コミュニケーションができていればいいというわけではありません。もちろん一次面接でもいくつかの質問はされますし、受け答えの内容も判断材料となります。

自己紹介、志望動機、自己PR、長所と短所、学生時代に力を注いだことなど、どの企業でも必ず聞かれる頻出質問はあらかじめ回答を考えておき、面接でスムーズに答えられるようにしておきましょう。

【最後に】一次面接で落ちてしまう人へ

一次面接では大切なのは第一印象やコミュニケーション能力です。明るく爽やかな印象を与える見た目や所作、自然で楽しい会話をすることを意識しましょう。


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