「ESを締切直前に提出するとマイナス評価になる」と噂されることがありますが本当でしょうか?
今回はESを締切直前に出した際に受ける実際の評価と問題点を分かりやすく解説します。また、ESを締切直前に提出しないためにすべき3つの行動もご紹介します。
- ・ESは締切直前に出しても評価に影響はない
- ・ESを締切直前に出す問題点
- ├時間がないと回答の質が下がる可能性あり
- ├ES提出順に選考が開始されることも
- └万が一のトラブルに対処する余裕がなくなる
- ・ESを締切直前に提出しないためにすべき3つの行動
- ├よく出る質問の回答は事前に用意する
- ├あらかじめ質問内容には目を通しておく
- └締切前日には届くように提出する
- ・まとめ
ESは締切直前に出しても評価に影響はない
基本的にESを締切直前に提出したからと言ってマイナスの評価を受ける心配はありません。
企業は就活生のESに目を通す時間を確保するために提出締切を設けています。そのため、締切日を守ってさえいれば「ESを読んでもらえない」「ESの評価が下がる」という可能性はきわめて低いといえます。
ESを締切直前に出す問題点
ESを締切直前に提出しても評価が下がることはありませんが、「ESを締切直前に提出する」という行為にはこれからご紹介する3つの問題点が潜んでいます。
時間がないと回答の質が下がる可能性あり
ESを締切直前に提出する問題の1つ目は、時間がないためにESの回答の質が下がるという点です。
ESに早めに取り掛かれば、回答の内容を十分に練り、納得のいく状態で自信を持って提出できるでしょう。しかし、締切直前になって慌てて書き始めた場合、時間に追われることになります。焦りから落ち着いて回答を考えられなくなる可能性もありますし、見直しの時間があれば防げたような「主語と述語が合っていない」「誤字脱字のチェックが不十分」といったミスも生まれやすくなります。
その結果、締切に間に合ったとしても「質が低い」という理由で落とされてしまう危険性が高くなってしまうのです。
ES提出順に選考が開始されることも
ESを締切直前に提出する問題の2つ目は、ESの先着順に選考が開始される場合がある点です。企業が内定を出す人数などはある程度決まっているため、人数を満たした時点で選考が終わる可能性があります。
また、「1次締切日」や「2次締切日」などESの締切日を複数設けている企業では、「1次締切日」までにESを提出した就活生をイベントやワークショップに招待したり、選考方法を変えたりすることもあります。
「2次締切に間に合えばいいや」とのんきに構えていると、他の就活生に差をつけられてしまうかもしれません。
万が一のトラブルに対処する余裕がなくなる
ESを締切直前に提出する問題の3つ目は、万が一のトラブルに対処する余裕がなくなる点です。
WebでESを提出する場合には、インターネット回線のトラブルなどで提出できなくなるかもしれません。また、郵送の場合には、天候などの影響で配達が遅延する可能性がありますし、速達で送っても間に合わないケースもあります。
ESを締切直前に提出しないためにすべき3つの行動
これまでご紹介してきた通り、ESの締切直前での提出は様々なリスクをはらんでいます。ここからはESを締切直前に提出することを回避するための3つの行動をご紹介します。
よく出る質問の回答は事前に用意する
ESでは頻出する質問があります。例えば、以下のような質問は多くの企業のESで問われています。
・志望動機は何ですか?
・あなたの長所と短所は何ですか?
・学生時代に打ち込んだことを教えてください
・大学ではどのようなことを専攻していましたか?
・挫折した経験はありますか?
これらの頻出質問は、事前に回答を用意しておき、考え込まなくても書けるようにしておくとスムーズにES作成を進められます。
あらかじめ質問内容には目を通しておく
ESに手をつけるまで質問内容を知らない状態だと、1つ1つの質問に手が止まり、「どうやって答えよう?」と考え込む時間が生まれてしまいます。それでは非効率的です。
すぐにESを書かない場合でも、質問の内容には事前に目を通しておきましょう。
答えるのが難しそうな質問があれば、「早めに取り掛かっておかないといけない」という意識も高まりますし、ちょっとした空き時間に「どう答えようか」と考えることもできます。
締切前日には届くように提出する
「締切当日に提出できればいい」と思って行動するのではなく、締切前日には企業にESを届けるつもりで準備しておきましょう。前日に届くように準備が出来ていれば、万が一インターネット回線でトラブルが起きても、大学の回線などを使って提出できます。郵送の場合は郵便局のHPで配達にかかる日数の目安を調べることができますので、活用しながら締切前日には届く日に投函するようにしましょう。
まとめ
ESは締切直前に出しても評価に影響はありませんが、次の3つの問題点があります。
1.時間がないと回答の質が下がり、落とされる可能性が高まる
2.ES提出順に選考が開始される傾向があり、遅くに提出すると選考が終わる可能性がある
3.インターネット回線のトラブルや配達の遅延など万が一のトラブルに対処する余裕がなくなる
そのため、ESは早めに提出するのがおすすめです。ESを締切直前に提出しないために「よく出る質問の回答は事前に用意する」「あらかじめ質問内容には目を通しておく」「締切前日には届くように提出する」という3つの行動をぜひ心掛けてみてください。
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