「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」は就活のES(エントリーシート)や面接で聞かれる定番の質問なので、回答の準備をしている就活生もたくさんいるでしょう。学生時代にアルバイトを頑張っていた人なら、アルバイトの経験をガクチカに書こうと考えているかもしれません。
ガクチカにアルバイト経験を書くのは問題ないのですが、ポイントを押さえて書く必要があります。間違った書き方をしてしまうと、魅力的なアピールにならないので注意しましょう。ここでは、アルバイトをテーマにガクチカを書く際のポイント、例文、注意点など紹介します。
- ・ガクチカにアルバイト経験を書くときのポイント
- ├アルバイト経験をアピールに繋げる
- └具体的に書く
- ・アルバイト経験をもとにしたガクチカの書き方
- ├おすすめの構成
- └アルバイト経験のガクチカ例文
- ・ガクチカにアルバイト経験を書くときの注意点
- ├実績のアピールだけにならないよう注意
- ├嘘や話を盛るのはNG
- └複数のエピソードを盛り込まない
- ・まとめ
ガクチカにアルバイト経験を書くときのポイント
アルバイト経験をアピールに繋げる
ガクチカにアルバイト経験を書く際に大切なことは、アルバイトでの経験を自身のアピールに繋げることです。そのためには、どんなアルバイトをしたのか説明するだけでなく、アルバイトで「学んだこと」「頑張ったこと」などの経験に触れるようにします。
【アルバイト経験からアピールできること】
向上心
チームワーク
リーダーシップ
コミュニケーション能力
業務改善能力
継続力
粘り強さ
失敗や課題に直面した経験に触れて、課題を乗り越えるためにどんな努力をしたかを書くのがおすすめです。長く続けたことをアピールしたい場合は、途中で辞めたくなったこともあったがそれを乗り越えるためにした工夫や努力を盛り込むといいでしょう。
具体的に書く
ガクチカは、読んだ相手がイメージしやすいよう、具体的な内容にすることを心がけましょう。「アルバイトに力を入れ一生懸命頑張りました」では、どんなアルバイトなのか、どう頑張ったのかがまったく伝わりません。
「ファミリーレストランのホールスタッフのアルバイトに力を入れました。食事以外の時間もお客様に心地よく過ごしていただけるように、手が空いた時には客席全体の見回りを行い、お困りの方はいないか、客席で汚れているところはないかなどをチェックするようにしていました」
このように詳しく書くと、働いている姿がイメージしやすいです。さらに、ホスピタリティ精神を大切にしていたということがわかり、企業が知りたいあなたの価値観や仕事への姿勢を伝えることもできます。
アルバイト経験をもとにしたガクチカの書き方
おすすめの構成
ガクチカでアルバイト経験を書くときは、次のような構成で書くとうまくまとまります。
①アピールしたい経験
②具体的なエピソード
③経験から学んだこと
まずはアルバイトで特に頑張ったことや学んだことなど、アピールしたい経験を述べます。次に具体的なエピソードで経験についてわかりやすく説明します。最後に経験から学んだことを簡潔にまとめて締めくるるのがいいでしょう。
アルバイト経験のガクチカ例文
学生時代に力を注いだことは、飲食店での接客アルバイトです。仕事ではうまくいかないこともありましたが、毎日必ず振り返りをして改善案を考えることを徹底していました。
接客の仕事に慣れてきた頃に感じた課題は、お客様との会話が弾んでいないことでした。先輩たちの接客を見ていると、お客様のさりげないことにも注意を払い会話の糸口としていることに気がつきました。
それからお客様の服装や持ち物を観察していると、きっかけが見つかって自然と会話が弾むようになりました。料理やお酒の注文について相談を受けることも増え、帰り際に「楽しかった」「ありがとう」と声をかけてもらえる機会も増えていきました。
仕事では常に向上心を持ち、改善できる点を見つけて行動することが大切だと学びました。
ガクチカにアルバイト経験を書くときの注意点
実績のアピールだけにならないよう注意
「アルバイトでこんな活躍をした」「仕事中に褒められた」など、実績のアピールに終始しないよう注意してください。ただの自慢話に聞こえてしまうと、自己PRにはなりません。
企業が知りたいのはあなたの実績よりも、「物事に取り組む姿勢」「課題にどう立ち向かうか」などです。仕事に対しての姿勢や取り組み方がわかる内容にするのがいいでしょう。
嘘や話を盛るのはNG
効果的なアピールがしたいからと、してもないアルバイトの話をしたり、過剰に話を盛ったりするのはよくありません。面接ではES(エントリーシート)の内容について深く掘り下げて聞かれるため、嘘をついていると話に矛盾が生じたり違和感を覚えられたりしてバレてしまう可能性が高いです。
嘘をついたり話を盛っているのがバレてしまうと、信用できない人だと判断されてしまい、当然選考結果に大きく影響します。ガクチカだけではなく、応募書類のどの項目にも嘘を書くことはしてはいけません。
複数のエピソードを盛り込まない
力を入れて頑張ったことなので、アピールしたいエピソードはたくさんあると思います。しかし、あれもこれも書いてしまうと、ひとつひとつのエピソードが薄くなってしまい、結局どれも印象に残りません。
しっかり自己分析したうえで自分が一番アピールしたいのはどれなのかを吟味しましょう。あれもこれもと欲張ってしまうよりも、とっておきの1つに絞ったほうが効果的なアピールになります。
まとめ
普通のアルバイトだからとガクチカにアルバイトのことを書くことを躊躇している人も多いかもしれませんが、心配いりません。ポイントを押さえればみんながしているようなアルバイトでもガクチカの内容として十分良いものになります。
自分の価値観やアルバイトに取り組む姿勢をアピールすることが大切なので、採用担当者がイメージしやすい内容を心がけてガクチカを書いてみましょう。
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