ESで箇条書きをしてもいいの?文章と箇条書きの違いと気を付けるポイントを紹介!

ES(エントリーシート)を書くときに「箇条書きは使ってもいいのかな?」と悩んでいませんか?実はESで箇条書きを使うことには何の問題もありません。

ただし、採用担当者の目に留まるESに仕上げるためには、箇条書きの上手な活用方法を知っておく必要があります。そこで今回はESにおける文章と箇条書きの違いや、ESを箇条書きするときに気を付けるべきポイントを解説します。

目次

ESは箇条書きしても大丈夫!

ESの形式に決まりがなければ、ESに箇条書きを使っても問題はありません。ただし、企業から「箇条書きは禁止」と指示があれば従うようにしましょう。

採用担当者は数えきれないほどのESをチェックすることになります。そのため、1つ1つのESを丁寧に読む余裕はありません。一読して「分かりにくい」と感じたESは切り捨てられる可能性もあるのです。

箇条書きは「要点を分かりやすく示す」ために効果的な手法です。そのため、上手に活用すれば採用担当者に「読みやすい」と良い印象を与えることができるでしょう。

ESに箇条書きを使うメリット

伝えたい内容を視覚的に示せる

ESに箇条書きを使うメリットの1つ目は「伝えたい内容を視覚的に示せる」ことです。 例えば、自分の長所を箇条書きで表現すると、次のようになります。

私の長所は以下の3つです。
・コツコツと努力できる
・何事にも意欲的に取り組む
・新しいことにも積極的に挑戦できる

文章中に余白ができる分、箇条書きが視覚的なインパクトを与えます。箇条書きを活用すれば、最も伝えたい内容に採用担当者の注意を向けることができるのです。

分かりやすい回答に仕上がる

ESの回答が長文だと、「だらだらと文章が続いていて、結局何が大事なのか分かりにくい」と感じさせてしまいます。

例えば、志望動機が複数ある場合に、「私が貴社を志望する理由は3つあります。1つ目は企業理念に共感したこと、2つ目は魅力的な商品が多いこと、そして3つ目は社員の方々の熱意に感銘を受けたことです。1つ目の企業理念に共感したというのは…」と全ての要素を並べて文章にすると冗長な印象を与え、内容が伝わりづらくなってしまいます。

ここに箇条書きを導入すると、次のようになります。

私が貴社を志望する理由は以下の3つです。
1.企業理念に共感したこと
2.魅力的な商品が多いこと
3.社員の方々の熱意に感銘を受けたこと
1つ目の企業理念に共感したというのは……

同じ内容を伝えていても、すっきり分かりやすい回答に仕上げることができます。

ESを箇条書きするときに気を付けるポイント

箇条書きを使うと見やすく分かりやすいESを作成することができますが、使い方を間違えるとかえって分かりづらくなったり、「手を抜いているのではないか」など悪い印象を与えてしまったりする場合があります。ここではESを箇条書きするときに気を付けるポイントをご紹介します。

要点の数を示す

箇条書きする時は最初に要点の数を示しましょう。

例えば、「〇〇は以下の3つです」「××には3つの理由があります」など示すと、採用担当者は「これから〇〇について3つ話すんだな」と把握した上で文章を読み進めるため、内容を理解しやすくなります。

箇条書きは簡潔にまとめる

せっかく箇条書きにしたのに、1つ1つの要点を「・私の長所の1つ目は誰にでも優しく、親切に接するところです」のように長い文章にしてしまうと、箇条書きの利点である「視覚的な分かりやすさ」が失われてしまいます。

箇条書きにする際には「・誰にでも優しく親切」のように、1つ1つの要点を簡潔にまとめます。長くても20字程度に収めるよう心掛けましょう。

必ず文章で内容を補足する

箇条書きは「要点」を簡潔にまとめる分、具体的なエピソードや細やかな心の動きなどを伝えることはできません。そのため、箇条書きで示した要点については、文章で補足する必要があります。

例えば、長所について箇条書きした場合、以下のように補足を行います。

私の長所は以下の3つです。

・コツコツと努力できる
・何事にも意欲的に取り組む
・新しいことにも積極的に挑戦できる

私は大学1年生から現在に至るまで同じバイトを継続しており、現在はバイトマネージャーとして後輩の指導にあたっています。これはコツコツと努力した成果だと考えています。……

文章での補足がないと回答欄に余白が目立ち、「手抜きなのではないか?」と疑われてしまう危険性もあります。箇条書きで示した要点については丁寧に文章で説明しておきましょう。

まとめ

箇条書きは上手に活用すれば、「伝えたい内容を視覚的に示せる」「分かりやすい回答に仕上がる」といったメリットを得られます。しかし、何にでも箇条書きを使うと「分かりにくい」「手抜きなのでは?」というネガティブな印象を与えてしまうこともあります。

・要点の数を最初に示す
・箇条書きは簡潔にまとめる
・必ず文章で内容を補足する

以上3つのポイントを押さえて、分かりやすく内容の濃いESを作成していきましょう。


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