【例文あり】自己PRでサークル経験を効果的にアピールするには

サークル経験は自己PRの定番エピソードです。だからこそ「差別化」を意識しないと、どこかの誰かと同じような文章になってしまい、下手をすると「コピペ」や「よくあるPR」と思われることも。

どのように伝えれば、あなただけの自己PRになるのでしょうか?ここでは、自己PRで「サークル経験」をアピールする際に効果的な方法や、気をつけるべきポイントを例文を使ってご紹介します。

【例文あり】自己PRでサークル経験を効果的にアピールするには
目次

就活の自己PRでサークル経験をアピールするには

履歴書やES(エントリーシート)、面接の自己PRでサークル経験をアピールするにはどんなアピール方法があるのかご紹介します。

成長や目標達成をもとにしたアピール

就活の自己PRでサークル経験を引用する場合、「成長」や「目標達成」をベースにすると自身のアピールに繋げやすくなります。

・努力をして何かを成し遂げた経験
・目標達成のために計画を立てて実行した経験
・できなかったことができるようになったなど成長を実感した経験

以上のような経験をエピソードとして使うと、就活の面接で高評価につながる自己PRが作成できます。例えば、テニスのショットの正確性を上げるために努力したことなどでも書けますね。

欲を言えば、チームで努力したことと自分自身努力したことの2パターン用意しておくと良いでしょう。

リーダーとしての経験をアピール

サークルでリーダーや代表、部長をしていた場合は、「長」としての経験をアピールすのもいいでしょう。サークルを自分で立ち上げた経験などをアピールするのもいいですね。

しかし「リーダーをしていた」「サークルを立ち上げた」という事実だけでは、就活の場で評価されることはあまりありません。

「リーダーとしてサークルにどんな貢献をしたか」「サークルの立ち上げで苦労して学んだこと」など、実際の行動や学びにフォーカスして自己PRを考えてみてください。

役職の経験をアピール

就活の場では「リーダーになること」や「トップにいること」よりも、自分の役割を的確に理解して全うすることの方が評価されます。

副部長や会計係などリーダー以外の役職についていた場合も、その経験はアピールの材料となります。サークルで何かの役割を果たした経験があれば、自信を持ってアピールしましょう。

協調性やチームワークをアピール

「リーダーでもなかったし何の役職もなかった」、という人も心配はありません。その場合は、サークルのメンバーと協力した経験をアピールしましょう。

協調性があり周囲の人と協力して何かを成し遂げられるというのは、社会人に求められる大切な資質です。

「サークル活動がスムーズにいくよう努力したこと」や「サークルが直面した問題を解決したこと」などをもとに自己PRを作成するといいでしょう。

自己PRでサークル経験をアピールする時に注意すべきポイント

サークルの活動説明にならないようにする

よく見かけるのがこのパターンです。サークル自体が何をしているのかを、永遠と説明するタイプ。就活の他の設問でも同じですが、人事や面接官はあなたがどんなサークルに所属していたか、どんな趣味を持っているかなどに興味があるわけではありません。

「あなたの考え方」や「あなたの価値観」「あなたの経験」を知りたいのです。ですから、サークルの説明は最低限でOKです。もし気になったら、面接官が後から追加質問をしてきます。話の筋が通るように最低限の説明をしたら、すぐに本題にはいりましょう。

取り上げる事象は1つ。いくつもズラズラ並べない

こちらもよくあるNGパターンですが、いろいろなことをズラズラとならべて終わりというもの。〇〇をやった。□□もやった。〇〇も成功させてた。などと並べられても、「ふーん、そう」で終わってしまいます。

あれもこれもと詰め込むと、結局どれも印象に残らないことになってしまいます。自己PRでは、取り上げるエピソードは1つに絞って書いてください。

自分自身のことをしっかり書く

サークルがチームスポーツだとありがちなのが、チームのことは書いてあっても自分自身が何をしたのかが書いていないというパターンです。自分自身の考え、役割、取った行動はハッキリ書いてアピールしましょう。

サークルで経験したことをどのように仕事にいかすことができるのかを書く

「どう仕事にいかすか」という部分が抜ける人も多いです。就活の自己PRなので、アピールしていることが仕事でどういきるのかが書かれていないと意味がなくなってしまいます。

「仕事でもいかしていきたいです」くらいでは弱いので、どんな場面で、どのようにいかしていけるのかを具体的に書きましょう。

企業が求める人物像と一致しているか

さてここまでせっかく自己PRを用意しても、企業が求める人材とマッチしてないと何の意味もありません。ホームページをしっかり読んで、ずれた自己PRになっていないか必ず確認してくださいね。

自己PRでサークル経験を効果的にアピールする例文

自己PRでサークル経験を効果的にアピールするには、どんなポイントに注目すべきなのでしょう?ここでは、自己PRの例文を追いながら、ポイントを解説していきます。   

自己PRポイントを明確に!自分の言葉で書こう。

はじめにはっきりとPRポイントを書きましょう。定番の言葉にならないように、自分なりの言葉に変えてみるのがおすすめです。例えば「行動力」であれば、例文のように言い換えてみましょう。

【例文】
私のアピールポイントは、問題を発見をしたらすぐに行動し、結果を出すことです。

サークル活動の中のどの場面の話なのかがわかるように説明しよう

サークルも何年かやっていれば、いろいろな場面があったと思います。その中から比較的説明しやすくて、能力があることをはっきり示せるエピソードを持ってきましょう。

【例文】
私はスキューバダイビング部に所属していますが、毎年入部する部員が減ってしまい困っていました。2年前には10人程いた新入部員が1年前は6人、今年は3人に減ってしまいました。

自分の役割や考え、行動と結果を書く

部長などの役割を担っていなくてもOKなので、どんな考えでどんな行動を取ったなどをハッキリ書きましょう。結果は皆で出したもので構いません。

【例文】
私は会計係だったので、このままでは部の存続に関わることを皆に伝え、1、2年生に「入部するのを躊躇したポイントがあったら教えてほしい」と伝え、簡単にアンケートを取りました。そうしたところ「夏と冬に行っているスキューバ合宿でかかる費用が高い」という声が多く上がりました。

そこで私はスキューバ合宿の行先を変更し、旅費を押さえる案を提案しました。現状沖縄だった行先を、伊豆諸島に変更したところ旅費を40%カットすることができました。また部長からスキューバー用品のレンタル業者を見直す案も出され、レンタル料金も30%カットすることができました。そして、活動費用が安くなったことをアピールし、1、2年生の友達に声をかけてもらったところ、新たに2人途中入部をしてくれることになりました。

学んだことと、アピールポイントをどのように仕事にいかせるか書く

具体的に仕事の場面を記載し、学んだことやアピールポイントが仕事に役に立つことをアピールします。

場面が思い浮かばない人は企業のホームページの先輩の声などを読んで、ぴったりくるものを見つけましょう。

【例文】
このような経験から、対策を考え行動することで状況を改善できることを学びました。今後仕事でも、ミスが発覚したり計画通りにいかないプロジェクトもあると思いますが、その際も慌てずに問題解決策を練り、すぐに行動することで結果を出していきます。

最後に

サークル経験を書く時のポイントは、「差別化」です。なんだか読んだことがある文章になっていたら、練り直しましょう。面接官の印象に残る文章になるよう、工夫してみてください。

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