エントリーシートに空白があるとまずい?埋められない場合の対処法を紹介

就活生の皆さんは、エントリーシートにどうしても埋められない回答欄がある時、どうしていますか?空白のまま提出している人も多いかもしれません。エントリーシートには、空白でも良い設問と、空白にしてはいけない設問があります。今回は、空白にしても良い設問と埋めるべき設問、どうしても空白を埋められない時の対処法を詳しく解説します。

目次

空白を作っていい設問

①休暇中の連絡先

休暇中の連絡先には、実家から離れて一人暮らしをしている学生が、長期休暇中に帰省する際の連絡先、つまり実家の住所や電話番号を記入します。そのため、実家で家族と暮らしている学生は記入する必要はありません。実家から離れて暮らしている学生は、長期の帰省中に企業からの郵便物が受け取れないということがないよう、必ず記入しましょう。

②アルバイト経験・サークル活動

アルバイトやサークル活動の経験がなければ記入する必要はありません。しかし、企業がアルバイト経験・サークル活動について聞くのには、学生の人柄や能力を知る意図があるため、アルバイトやサークルの経験がある人は必ず記入しましょう。

面接の際に、なぜそのアルバイト・サークルを選んだのかを質問されることもあるため、回答を準備しておくことをおすすめします。

アルバイトやサークル活動の経験がない人は、エントリーシートの回答欄は空白にしても良いですが、面接の際に「なぜアルバイトやサークル活動をしなかったのか」を聞かれることがあります。どのように答えるか必ず考えておきましょう。

③ゼミ・研究室

3年生でインターンシップに応募する時点では、まだゼミ・研究室に所属していないという学生も多いでしょう。その場合は、空白にしても構いません。

企業独自の設問として、大学での選考内容について説明を求められることがあります。その場合は、ゼミや研究室に所属していなくても、自分が特に興味を持って学んだ分野や、これからゼミや研究室で学びを深めたい学習内容を記入しても良いでしょう。

④資格

資格を持っていない場合は、空白にしても構いません。何か資格を持っている場合は全て記入しましょう。資格を記入する際は、必ず正式名称で書きましょう。例えば、「英検」の正式名称は「実用英語技能検定」です。意外と忘れている人が多いため、注意しましょう。

空白を作ってはいけない設問

①趣味・特技

趣味や特技は、一見重要ではないように思えるかもしれません。しかし、学生の人柄や能力を知るための設問であるため、必ず記入しましょう。企業は些細なことからも学生の人柄を読み取り、企業にマッチしている人材かどうかを確かめようとしています。その材料として、趣味や特技は重要な意味を持っているのです。

特別な知識やスキルがなくても構いません。読書やスポーツ観戦、旅行、楽器の演奏など、自分が本当に好きなことや得意としていることを書きましょう。

②ガクチカ・自己PR

ガクチカや自己PRは、学生の人柄を知るために最も重要な設問のうちの一つです。指定字数の9割は埋めるようにしましょう。文字数が足りなかったり、空白になっていると、「熱意がない」「自己分析ができていない」と思われてしまいます。

ガクチカや自己PRはどの企業でも聞かれるため、予め200字・300字・400字の3パターンをそれぞれ用意しておき、両親や友達、先輩、OB訪問先の社員など、様々な人からアドバイスをもらうことをおすすめします。

③志望動機

志望動機は、学生の熱意や企業とのマッチ度をはかるための重要な設問であるため、絶対に空白にしてはいけません。特に大手企業の採用担当者は膨大な数のエントリーシートに目を通します。

そのため、志望動機の文字数が極端に足りていなかったり、空白になっている場合は「熱意がない」とみなされ、そもそもエントリーシート自体を読んでもらえないこともあります。ガクチカや自己PRと同じく、9割は埋めましょう。

④その他選考に関係する設問

その他、選考に必要な企業独自の設問や課題が課される場合があります。難しくても空白にせず、必ず埋めましょう。そのような設問では、企業が求める能力や人柄が学生に備わっているか、志望する職種への適性があるかなどをチェックしています。

すぐに回答が思いつかないような設問が課される場合もあるので、エントリーシート作成には余裕を持って取り組むことをおすすめします。

空白を埋められない時の対処法

①回答の内容を見直す

どうしても指定字数の9割を埋められない場合は、回答の内容を見直してみましょう。論理的に書けているか、必要な要素が抜けていないかを入念にチェックすれば、もっと書けることが見つかるはずです。どうしても1人では思いつかない場合は、周囲の人からアドバイスをもらうのがおすすめです。

インターンシップガイドでは、各業界内定者のES例文集を公開しています。ESの書き方に困ったら、是非参考にしてみてください。

<ES例文集>
https://internshipguide.jp/columns/category/57

②「〇〇経験はありません」と書く

資格やゼミ・研究室など、どうしても空白にせざるを得ない設問は、何も記入しなくても構いません。しかし、「書き忘れている」「どうして空欄になっているのか」と思われる可能性がありますので、「アルバイト経験はありません」「資格はありません」などと書くと良いでしょう。「特になし」と書くよりも、「〇〇経験はありません」という書き方の方が丁寧な印象を与えることができます。

空白ができそうな時の注意点

①嘘をつかない

空白ができてしまうからといって、嘘を書くのはNGです。少しでも自分をよく見せようとして嘘をついてしまう就活生は少なくありません。しかし、企業の採用担当者は学生が嘘をついていることを見抜いています。面接などで深掘りをされると回答に矛盾が生じて嘘がバレることがありますので、絶対に嘘をついたり、話を盛ってはいけません。

②ただの文字数稼ぎはNG

冗長表現を多用したり、一つの設問で同じようなことを何度も書いて文字数を稼ぐのはNGです。中身がない文章になってしまいます。どうしても指定字数を埋められない場合は自分の回答をもう一度見直し、足りない要素がないかじっくり考えてみましょう。

【まとめ】エントリーシートにはなるべく空白を作らないようにしよう

エントリーシートにはやむを得ない理由がない限り、なるべく空白を作らないようにしましょう。特にガクチカや自己PR、志望動機は企業に自分をアピールするための重要な設問であるため、指定字数の9割以上を目安に回答欄を埋めましょう。


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