就活のエントリーシートはいつ出すべき?早期提出のメリットと方法を解説

就活生の皆さんは、エントリーシート(ES)をいつごろ提出していますか?ついつい先延ばしにしてしまい、いつも締切ギリギリに提出しているという方も多いのではないでしょうか。ESは早く提出するに越したことはありません。今回は、ESを早期提出するメリットや、早めに出すための工夫、ES提出前のチェックポイントを詳しく解説します。

目次

エントリーシートを早期提出するメリット

①熱意をアピールできる

ESを早く提出することで、他の学生よりも企業に対する熱意をアピールすることができます。多くの学生はESの受付開始からすぐの時期よりも、締切日が近づいてきた頃にESを提出するため、早めにESを提出した学生は他の学生に比べて採用担当の印象に残りやすく、いいイメージを持ってもらうことができます。

②早く選考を受けられる

多くの企業は、ESの提出順に選考を行います。そのため、ESを早く提出することで他の学生よりも早く選考を受けることができます。逆に、締切ギリギリにESを提出するとその分選考の順番が遅くなるため、ES通過の枠が減ってしまうことがあります。

1次締切・2次締切というように複数の締切日が設けられている場合は、遅い締切日に出すほど倍率は上がります。必ず1次締切までに提出しましょう。

③リクルーターがつく場合がある

リクルーターとは、学生と直接コンタクトを取って、企業の採用活動を補助する採用担当者のことを指します。リクルーターは学生と直接コミュニケーションを取りながら、多くの学生を集めた説明会よりも詳しく企業説明をします。選考のサポートをしたり就活の相談を受けたりもします。

リクルーター制度を適用する学生を選ぶ際の基準として、「ESの早期提出」を設けている企業もあるため、ESを早期提出することでリクルーターがつき、志望企業の選考を有利に進められる場合があります。

エントリーシートを早期提出するためには?

①志望企業のES締切日を把握しておく

志望企業のES締切日を予め把握し、余裕を持ってESを提出しましょう。ES締切日をきちんと把握していないと、締切ギリギリに提出することになってしまったり、そもそも募集があることを知らず、ESを提出できなかったという事態に陥ります。

インターンシップガイドでは、会員登録でインターンシップや本選考の締切カレンダーを閲覧できます。こちらを活用して、志望企業のES締切日をチェックしましょう。

②過去の設問を予め把握して準備しておく

過去のESの設問を公開している就活ナビサイトは多くあります。事前に調べて把握し、設問の回答を早めに準備しておくことで、提出までにブラッシュアップする時間もでき、クオリティの高いESを、締切に余裕を持って提出することができます。

もし設問が変わっていたとしても、企業の採用の方針や求める人物像、企業について知るべき内容は同じなので、事前に準備しておいた、企業についての情報を回答作成に活かすことができます。

インターンシップガイドでは、各企業の内定者ESを公開しています。内定者のESのみを掲載しているので、質の高いESを閲覧できます。こちらを参考にして、志望企業のES設問を把握しておきましょう。

③頻出の設問は回答を使い回す

「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」や「自己PR」などの頻出の設問の回答は予め用意しておいて、使い回せるようにしておくと便利です。

ガクチカや自己PRは、企業のホームページに載っている、企業が求める人材に合ったエピソードを使うのがおすすめです。ガクチカや自己PRはそれぞれ3エピソードほど用意し、200字・300字・400字で仕上げておくと良いでしょう。

エントリーシート提出前チェックポイント

①誤字脱字がないか

誤字脱字があると、企業側に「丁寧さに欠ける」「確認不足」といった印象を与えてしまう場合があります。内容が良ければ多少の誤字脱字は選考自体にあまり影響を与えませんが、より丁寧な他の学生のESと天秤にかけられてしまったり、あまりにも誤字脱字が多いとマイナス評価につながります。必ず誤字脱字がないか確認してから提出しましょう。

②結論ファーストになっているか

企業側は大量のESに目を通すため、読みやすさも重視されます。まわりくどく、結局何が言いたいのかわからない文章は、印象に残りにくくなってしまいます。先に結論を述べてから、内容を詳細に説明するという流れで書きましょう。

③誰が読んでも伝わる内容になっているか

サークルやアルバイト、長期インターンなどのエピソードを書く際は、概要を簡単に説明して初見の人にも伝わるようにしましょう。また、専門用語を使うことは避けましょう。普段サークルやアルバイトで普通に使っている言葉が、他の人には伝わらないということはよくあります。自分の所属するコミュニティについて何も知らない人にESを見てもらい、誰にでも伝わるかを確認することをおすすめします。

④指定字数の9割以上埋まっているか

字数が指定されている場合は8割を埋めるのが一般的ですが、ESの場合は指定字数の9割は埋めるようにしましょう(200字指定なら180字、400字指定なら360字)。8割だと、400字指定の場合、320字で、指定字数よりも80字余ることになります。他の学生と比べた際に、指定字数をしっかりと埋めている学生の方が、熱意がある印象を与えられます。

⑤何度も同じ言い回しを使っていないか

特に、語尾の「考えた」「感じた」「頑張った」などの言い回しは、何度も使うとくどくなってしまいます。ESをひととおり書き終えたら、自分で声に出して読んでみましょう。同じ言い回しでくどい印象になってしまう部分は他の言い方に変えると、読みやすくなります。普段何度も使いがちな言い回しは、他の言い方を調べてみることをおすすめします。

エントリーシート提出ピーク時期一覧

①6月〜7月:夏インターン

6月〜7月は夏インターンES提出が特に多い時期です。この時期になると、何社ものES提出が重なります。そのため、志望度の高い企業は応募開始前に企業研究をして、過去の設問をチェックしておくと良いでしょう。

夏インターンのESの設問は、ガクチカ 、自己PR、インターン志望動機がほとんどです。ガクチカや自己PRは予め完成させておき、インターン志望動機はテンプレートを作っておくことをおすすめします。

②8月〜9月:秋インターン

秋インターンは、夏インターンに比べて募集する企業が減ります。しかし、夏インターンよりも本選考優遇や内定直結のものが増えるため、企業研究を丁寧に行った上でESを書きましょう。夏インターンで学んだことを活かして、「なぜその企業なのか」「なぜその業界なのか」が伝わるように書くことがポイントです。

③10月〜12月:冬インターン

冬インターンは、秋インターンに引き続き、本選考優遇や内定直結型で、就活生を囲い込む目的のインターンが増えます。また、この時期は早期選考の応募とも重なる時期なので、OB訪問をして、より深い企業研究を行いましょう。OB訪問先の社員の方にESを添削してもらうのもおすすめです。

④3月〜4月:本選考

本選考の平均エントリー数は20〜30社程度と言われています。ES作成だけではなく、Webテストや面接、OB訪問も忙しくなります。締切日をしっかりと把握してうまくスケジュール管理をしながら、質の高いESを早く提出することを心がけましょう。

エントリーシートは提出前に添削してもらおう!

ESは、とにかく早く出せばいいというものではありません。書き終わったら、友達や先輩、OB訪問先の社員の方、両親など、様々な人に見てもらい、添削をお願いしましょう。大学のキャリアセンターを利用するのもおすすめです。

人に見てもらうことで自分では気づかなかった視点を得られ、より質の高いESになります。特にガクチカや自己PRは、様々な人からアドバイスをもらうことで自己分析が深まります。

【まとめ】エントリーシートは質の高いものを早めに提出しよう!

エントリーシートを早く提出することで得られるメリットは多くあります。いつも、つい先延ばしにしてしまうという方もESの締切日を予め把握しておく、頻出の設問は予め回答を作成しておくなどの工夫をして、早めに提出しましょう。


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