【回答例あり】エントリーシート(ES)の頻出項目とその答え方

エントリーシート(ES)は企業によって形式は違うものの、聞かれる内容はどこも似通っています。

ここでは、ESで質問されることの多い代表的な項目について、その答え方のポイントを例文とともに紹介します。ESの作成にぜひお役立てください。

【回答例あり】エントリーシート(ES)の頻出項目とその答え方
目次

志望動機

志望動機作成のポイント

ESで必ずと言っていいほど問われる項目の代表格が、志望動機です。志望動機作成では、次の3点がポイントになってきます。

・当該企業の業務内容を理解しているか
・自分のやりたいことが明確になっているか
・以上の2つに整合性があるか
志望動機を伝える文章では、次のような順番で話を展開することを意識してください。

1)自分が仕事を通じ成し遂げたいこと
2)その理由
3)なぜその会社でなければいけないのか
4)その会社で具体的にどう働きたいのか

この構成で考えると3つのポイントをクリアしながら、伝わりやすい文章を作成することができます。以下で例文を紹介します。

志望動機の例文

1)自分が仕事を通じ成し遂げたいこと
私は、貴社の化粧品の良さを世界中の人に広めたいと思い、貴社を志望いたしました。

2)その理由
私は元々肌が弱く、肌に合う化粧品が見つからず、いつも赤みや荒れ、湿疹などに悩まされ、それがコンプレックスとなり人とコミュニケーションを取るのが苦手でした。
しかし、貴社の化粧品を使ってからは、徐々に肌の調子が良くなり、コンプレックスが薄れることで自信が持て、積極的に人と関わり合えるようになりました。
⇒Point 自分の経験を盛り込むとより具体的になり、説得力が増します。

3)なぜその会社でなければいけないのか
貴社の化粧品は、添加物を極力押さえ、天然成分を中心に使用し丁寧に作られています。また、広告費を抑えることで買いやすい価格設定にしているため、私のように肌に悩みを持つ若い女性が数多く救われていると思います。
⇒Point その会社の強みや、こだわり、理念など、自分が惹かれたポイントを盛り込みます。

4)その会社で具体的にどう働きたいのか
そんな貴社の化粧品を、肌に悩みを持つ多くの人に手に取っていただくために、貴社で営業として働き、商品の知名度を上げるために多くの販路を獲得したいと思っています。
⇒Point 具体的な働き方を示し、熱意が感じられるように仕上げましょう。

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自己PR

自己PR作成のポイント

自己PRでは、会社で活躍する能力があることをうまくアピールする必要があります。

自分の強みや長所をただ伝えるだけでなく、仕事で使えそうな強みや長所として変換して伝える必要があります。

その際、具体的なエピソードを盛り込むことが必要ですが、エピソードをつらつらと語りすぎてしまい、伝えたいことがわかりづらくなることがあります。

そういったことを防ぐためには、次のような構成を意識して文章を作ってみてください。単なるエピソードトークになるのを防げます。

1)自分の強み
2)それが活かされたエピソードと得られた結果
3)強みを仕事にどう貢献したいか

自己PRの例文

1)自分の強み
私には、人を巻き込んで成果を上げられる、強い行動力があります。
その行動力を活かし、店の売上を30%アップさせるのに貢献できたことがあります。
⇒Point アルバイト経験を自己PRに使う学生は多いため、具体的な数字を用いて成果などを示し、続きを読みたいと思わせるなどの工夫が必要です。

2)それが活かされたエピソードと得られた結果
学生時代、アルバイトしていた居酒屋で、売上アップのためにランチ営業を始めたところ、客足が今一つ伸びませんでした。
店長が悩んでいたので、ランチ営業をしていることを多くの人に周知するために、弁当販売の提案をしました。タバコ屋さんなら居酒屋のメインターゲットでもあるサラリーマンにアピールできると考え、人通りの多い道のタバコ屋さんに私が直談判し、昼の時間帯だけ店先のスペースを借り、弁当販売をさせてもらう約束を取り次ぐことができました。
すると、多くのサラリーマンの目に留まり、弁当販売は好調となり、それをきっかけにランチや夜の営業の客足も大きく伸び、売上30%増という成果を上げることができました。
⇒Point どのような取り組みをしたのか、具体的に書きましょう。成果を数字で伝えても、ここが曖昧だと説得力がなくなってしまいます。

3)強みを仕事にどう貢献したいか
状況を打破するためには、考えたことを行動に移すことが大切だと学びました。貴社の企画職でも、アイデアを形にするために行動力を活かしたいと思います。
⇒Point PRしたポイントを、どう仕事に活かしたいと考えているか伝えて、まとめとします。

どうアピールする?ESの自己PR・ガクチカ例文集
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学生時代頑張ったこと

学生時代頑張ったことのアピールのポイント

学生時代に頑張ったこと、力を入れたこと、などもよく聞かれる項目です。特に何もない…、と悩む就活生も多いようですが、アルバイトやゼミ、インターンなどありきたりなことで構いません。

自分的にちょっと頑張れたかな、という程度でも大丈夫です。企業側が知りたいのは実績よりも、次のようなあなたの内面に関わることです。

・どんなことを大切にするタイプなのか
・どんな人柄なのか

何か特別な成果を上げた凄いエピソードを披露することは求められていません。

文章は、以下のような構成にすると伝わりやすくなります。

1)なぜそれを頑張ったのか
2)困難にぶつかったときどう乗り越えたか
3)その結果何が得られたか
4)人生や仕事においてどう活かせるか

学生時代頑張ったことの例文

1)なぜそれを頑張ったのか

私が学生時代に頑張ったことは、オーストラリアへの半年間の留学です。留学するまでの私は、友人と一緒だと積極的になれるものの、一人だと急に消極的になってしまい、一人では何もできない意気地がないところが嫌いでした。そんな自分を変えたいと思い、留学に挑戦してみました。

⇒Point 改善できたことを伝えるので、マイナス面をさらしても構いません。 2)困難にぶつかったときどう乗り越えたか
留学先では頼る友人がいない中、当初は異なる言語、文化、習慣で暮らすことに不安でいっぱいでした。でも一人でもやるしかない環境で、下手な英語でもとにかく積極的に発言し、行動することを意識しました。

3)その結果何が得られたか
その結果、ホストファミリーととても仲良くなれ、クラスメイトからもよく声を掛けられて、人との密な繋がりが持てることになりました。積極的に前に出て行動することで、周りから認められ、人間関係を広げられるということに気付きました。
⇒Point 具体的な成果がなくても、得られた変化や気付きが結果として評価されます。

4)人生や仕事においてどう活かせるか
これを機に、これからは人影に隠れず、自信を持って積極的に行動することで、多くの人と関わり合いながら豊かな人生を歩みたいと思えるようになりました。

会社に貢献できること

会社に貢献できることのアピールのポイント

就業経験のない就活生であれば、どんなふうに会社に貢献できるか、ぴんとこない場合もあると思います。その場合は次のようなことを考えてみると、貢献できることが見つけやすいです。

・企業が求める能力やスキル
・志望職種に必要な能力やスキル
・自分の長所や強み

会社に貢献できることの文章は、次の要素と順番で構成すると上手く作れます。

1)自分の強みをどう活かせるか
2)強みを活かした経験やエピソード
3)入社後、強みを活かしどう成長していきたいか

会社に貢献できることの例文

1)自分の強みをどう活かせるか
私は、交渉力やコミュニケーション力を活かして、営業職として多くの顧客獲得を成し遂げたいと考えています。

2)強みを活かした経験やエピソード
私は、大学時代バスケサークルの部長を務めていました。バスケサークル対抗の大会に向け、実践的な練習が必要だと考え、他大学の同サークルと知り合いを通じ積極的にコミュニケーションを持ち、交渉し、合同練習をしたり、練習試合を数多く組んだりすることで、実践経験をたくさん積みました。
そして、それまで予選敗退していたサークルを、準決勝という成績を残すまで成長させられました。他大学ともよい繋がりを作ることができ、後輩にも他大学のサークルと一緒に練習したり、試合をしたりするよい環境を残せたと思います。
⇒Point 必ずしも準優勝などの結果が必要ではありません。大会で結果が出せなくても、実践力が身に付いた、部員の勝ちたいという気持ちが強くなった、という成果でも構いません。

3)入社後、強みを活かしどう成長していきたいか
入社後は、交渉力やコミュニケーション力をアップさせ、語学も磨き、ゆくゆくは海外事業部でも活躍できる人材になりたいと考えています。
⇒Point 具体的な部署名などを入れると、企業研究がよく理解できていることのアピールにもなります。

エントリーシート作成のポイント

ここではどんな項目や質問にも当てはまる、エントリーシート作成で意識すべきポイントについて解説します。

ポイントを絞る

志望度の高い企業だと、自分のアピールポイントをついついあれもこれもと詰め込みたくなってしまいます。しかしアピールポイントが多すぎると内容にまとまりがなくなり、どれも印象に残らない可能性が高いです。

どんな質問や項目でも、アピールしたいことは一つか、多くても二つに絞るようにしましょう。

指定された文字数におさめる

エントリーシートでは文字数が指定されていたり、書くスペースが限定されていることが多いです。文章は規定の文字数内におさめるようにしましょう。文字数をオーバーしたり、スペース外に書くのはおすすめしません。

逆に文章が極点に短すぎるのもよくないです。エントリーシートに空いたスペースが多いと、「やる気がない」「熱意が低い」などの印象を与える可能性が高いです。

どんな項目でも、スペースの8割から9割を埋めるよう、心がけてください。

企業のニーズを理解する

エントリーシート作成では、企業が求める人物像を理解しておくことが重要です。業界研究や企業研究をしっかり行って、企業や業界で求められているスキルなど調べてみてください。

企業が求めている人物像や企業で活躍しているタイプを知るには、OB・OG訪問やインターンシップに参加してみるのがおすすめです。

インターンシップを探す

嘘を書くのはNG

エントリーシートを作成していると、「書けるようなアピールポイントがない」「何を書けばいいかわからない」という項目もあると思います。

しかし嘘を書いたり、大げさに誇張して書くのは絶対にやめましょう。嘘を書くと面接で深く聞かれた時にうまく答えることができず、すぐにバレてしまう可能性が高いです。

自慢できるような実績をアピールするよりも、本来のあなたらしさがしっかりと伝わるようなエピソードを書く方がずっと効果的です。

最後に

どの質問に対しても、わかりやすく、具体的なエピソードを交える、働く人から見て評価されるポイントを意識する、ということを気にしながら書きましょう。

頻出する質問に対する回答は、一社分書き上げれば、その他の企業ごとの求めるポイントや資質に応じて、部分的に書き換えるだけで使えます。まず一社分、納得できる回答文を自分の言葉で作ってみましょう。


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