営業職には多くの魅力があります。しかし、「営業職は大変そう」というネガティブなイメージが根強く、魅力が十分に伝わっていないのが現状です。
そこで今回は、営業職の具体的な仕事内容と魅力を紹介します。「営業職に興味はあるけど自分に向いているのだろうか?」という方に向けて、営業職に向いている人の特徴についても解説します。
- ・営業職の仕事内容は?
- ├営業の種類
- └営業の方法
- ・営業職の魅力とは?
- ├頑張った分だけ評価される
- ├顧客の声を直接聞ける
- └転職時にも役に立つ
- ・営業職に向いている人は?
- ├コミュニケーションが好きな人
- ├その場に合わせた柔軟な対応ができる人
- └ストレスとうまく付き合える人
- ・最後に
営業職の仕事内容は?
営業の種類
営業職にはさまざまな種類があります。ここでは営業の「目的」と「顧客」による分け方に基づいて、営業の種類をご紹介します。
■目的別
新規営業:新たな顧客を獲得するための営業
既存営業:既存の顧客からの契約継続や追加受注を目的とした営業
■顧客別
個人営業:個人を対象とする営業で「Business to Consumer:企業と消費者との取引」という言葉の頭文字を取って「BtoC営業(B2C営業)」とも呼ばれる
法人営業:企業を対象とする営業で「Business to Business:企業と企業との取引」という言葉の頭文字を取って「BtoB営業(B2B営業)」とも呼ばれる
営業の方法
次に営業の方法を見ていきましょう。
飛び込み営業:アポイントを取らずに直接訪問する営業方法です。相手の都合に関わらず営業を行うため、拒絶されることも多いですが、「どうすれば顧客の心を掴めるか」「顧客に信用される関わり方は?」など営業の基本を学べます。
訪問営業:アポイントを取った上で訪問・営業する方法です。顧客と信頼関係を築き、ニーズを把握した上で営業できるのが魅力です。
インサイドセールス:見込み顧客に対してメール・電話・ビデオチャットツールなどを用いて営業する方法です。見込み顧客とは自社の商材に興味を持ち、展示会への参加やメルマガ登録などを行っている人たちを指します。
インバウンド営業:問い合わせや資料請求をしてきた顧客に対して営業する方法です。すでに関心を持っている顧客であるため、受注の成功率が高いのがメリットです。
営業職の魅力とは?
頑張った分だけ評価される
営業職の魅力1つ目は「頑張った分だけ評価される」という点です。多くの企業では営業職に「インセンティブ」を用意しています。これは基本給とは別の「報奨金」で、売上ノルマを達成したときなどに支払われます。
インセンティブの金額は企業によって様々ですが、ノルマを超えた売上のうち10~20%がインセンティブの相場と言われています。つまり、ノルマより100万円多く売れば、基本給とは別に10~20万円が支払われるということです。自分の努力がはっきりと給与に反映されるのは営業職の大きな魅力です。
顧客の声を直接聞ける
営業職の魅力2つ目は「顧客の声を直接聞ける」という点です。営業職は顧客のニーズや不満を直接聞き取り、顧客一人ひとりに合わせた提案を行います。顧客の喜ぶ顔や「ありがとう」の声といった反応をダイレクトに受け取れるため、「自分の仕事が認められた!」という達成感を味わうことができます。
転職時にも役に立つ
営業職の魅力3つ目は「転職時にも役に立つ」という点です。ほぼすべての企業には自社の商材を売るために営業職が設置されています。そのため、営業職として働いていた経験は、転職活動のときにも評価されやすいのです。
営業職として培ってきた商材を提案するスキルは、転職活動で「自分」を売り込むときにも使えます。
営業職に向いている人は?
コミュニケーションが好きな人
営業職では顧客とのコミュニケーションが必要不可欠です。そのため、コミュニケーションを取るのが好きな人に向いています。
特に、顧客の気持ちに寄り添いながらじっくりと話を聞ける「傾聴力」と、顧客の求めているモノやコトを察知して提案できる「提案力」の2つが揃っていると、営業職として活躍しやすいでしょう。
その場に合わせた柔軟な対応ができる人
営業職は目の前にいる顧客に合わせた柔軟な対応が求められます。顧客と話しながら「この人は穏やかな声色が安心するみたい」「この人はノリがいい人を好んでいる」など、その場で判断し、自分の関わり方を変えていかなければいけません。
顧客から突然要望を出されたときにも、瞬時にベストな対応を考える必要があります。「その場の空気を読むのが得意」「気配り上手とよく言われる」という人は、営業職に向いているかもしれません。
ストレスとうまく付き合える人
営業職はストレスを抱えやすい仕事です。自信をもって提案した商材を顧客に冷たく断られることもありますし、先輩や同僚が売上をあげている中で、自分だけ売上のない日が続くと焦りが大きくなっていきます。
ノルマが達成できず、インセンティブが貰えないと収入面でも不安を抱えるかもしれません。ストレスに対する自分なりの対処方法がある人は、営業職として大切なスキルを持っているといえます。
最後に
営業職はネガティブなイメージを持たれがちですが、ほかの職種にはない責任感や充実感を感じられる魅力的な仕事です。終身雇用制度が崩壊しつつある現代日本において、将来のキャリアに役立つところも営業職にぜひ注目したいポイントです。最初から「営業職はしんどそう」と避けるのではなく、営業職の魅力も十分理解した上で検討してみてください。
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