「教育業界」と言っても、仕事内容は多様で職種によってできることも異なります。教育業界の志望動機作成では、職種に合わせて志望理由や自分が貢献できることを書き分ける必要があります。
今回は教育業界の志望動機を書く時のポイントについて解説します。志望職種別の志望動機の例文もご紹介しますので、分かりやすく説得力のある志望動機が書けるよう参考にしてみてくださいね。
- ・教育業界の職種とは?
- ├教え育てる「教員や講師」
- ├効率の良い学習を生み出す「教材開発」
- └教育現場を広くサポートする「事務・運営」
- ・教育業界の志望動機を書くポイント
- ├なぜ教育業界を志望しているのか
- ├なぜこの企業を志望しているのか
- └自分がどんな貢献ができるか
- ・説得力のある志望動機を書くコツ
- ├結論を簡潔に
- ├実体験を盛り込む
- └実体験を増やす
- ・教育業界の志望動機の例文
- ├教員・講師を志望する時の例文
- ├教材開発を志望する時の例文
- └事務・運営を志望する時の例文
- ・最後に
教育業界の職種とは?
教え育てる「教員や講師」
塾や予備校で生徒に教える仕事です。テキストに沿った進め方ができることはもちろんですが、生徒の反応をしっかり観察して、生徒に合った指導法を臨機応変に選ぶことができるクリエイティブな要素も求められます。
生徒一人一人と向き合う仕事なので、コミュニケーション能力も必要です。特に教え方がうまく、生徒から人気が出ると「カリスマ講師」として不動の地位を築くことができるかもしれません。
効率の良い学習を生み出す「教材開発」
教材開発では、教員や講師が指導に使いやすいテキストやプリントを作ったり、生徒が学んだ知識を定着させることができるようにワークブックの問題を考えたり、現在の到達度を確認できる試験問題を作成したりといった業務を行います。
スマートフォンやタブレットの普及により、学習を支援するデバイスやアプリ開発の需要も高まっています。
教育現場を広くサポートする「事務・運営」
事務や運営といった仕事の範囲は多岐に渡ります。例えば塾・予備校に生徒を集めたり、開発した教材やサービスへのアクセスを増やしたりする目的で広報活動を行う仕事があります。
サポート業務では、教員や講師がスムーズに授業ができるようにプリントを印刷したり、授業に必要な物品を管理したりします。
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教育業界の志望動機を書くポイント
なぜ教育業界を志望しているのか
まずは「なぜ教育業界を志望しているか」という理由を書きます。理由を考えるときには次の5つのポイントを押さえながら考えてみてください。
1.「いつ」教育業界を志望したいと思い始めたか
2.教育業界を志望するのに「誰のどんな影響」を受けたか
3.教育業界の「どこ」で活躍したいか
4.教育業界で「何」を成し遂げたいか
5.成し遂げたい目標に向かって「どのように」取り組みたいか
以上の項目について、できるだけ具体的に考えてみましょう。
なぜこの企業を志望しているのか
先ほどの3~5の「どこ」で活躍したいか、「何」を成し遂げたいか、そして「どのように」取り組みたいかといった部分に当たるものです。 自分の志望理由に、その企業がぴったりであることをアピールする必要があります。
次のような観点で考えてみるといいでしょう。
・企業理念や企業の最近の活動
・企業が提供するサービスや教育
・その企業のサービスや教育を受けた経験
・その企業でバイトやインターンとして働いた実体験
自分がどんな貢献ができるか
自分が持っている長所やスキルがその企業でいかせることをアピールしましょう。ただし何でもアピールすれば良いわけではありません。一方的なアピールは独り善がりで悪い印象につながるリスクがあります。
企業の経営理念やコンセプトからどういった人材を求めているかを考えながら、それらに合った自分の強みを伝えていきましょう。
説得力のある志望動機を書くコツ
結論を簡潔に
志望動機作成の際には、まずはじめに「なぜ教育業界で働きたいのか」ということを述べましょう。簡潔でわかりやすい一言にまとめるとうまく伝わります。
「教育業界で実現したいこと」「自分の持っている夢」「その企業を選んだ理由」などを一言でまとめてもいいでしょう。
実体験を盛り込む
志望動機には、自分が体験したことを盛り込むと、説得力が増します。自分が教育現場で感じたことや感動したこと、やりがいを感じた瞬間などを思い出してみましょう。
・学生時代に出会った先生の影響
・塾講師や家庭教師アルバイトの経験
・実際に利用した教材やサービスの感想
いい思い出だけでなく、教育業界について「自分が不満に思ったこと」「改善すべきだと思うこと」から考えてみるのもいいでしょう。「こうした課題を解決したい」というのも、立派な志望理由となります。
実体験を増やす
教育業界を目指すなら、教育現場を知る必要があります。塾講師や塾の事務、家庭教師など教育に関するアルバイトを体験してみるのがいいでしょう。
教育関連のサービスを運営している企業や教育関連の書籍を出している出版社などでインターンをしてみるのもおすすめです。
実際に教育に関する仕事を体験したり業界に関わるアルバイトをすると、業界や仕事内容の理解が深まり、志望動機の説得力も増すでしょう。
教育業界の志望動機の例文
教員・講師を志望する時の例文
私は子どもたちの自信につながる教育がしたいと考え、貴社を志望いたしました。私は中学時代、勉強が苦手で学校に行くことも嫌になっていました。
しかし、両親が心配して通わせてくれた塾で、先生が私の苦手なところを補い、得意なところを伸ばしてくれる指導を受けることができたため、成績が回復し、学校生活も楽しくなりました。そのときから「私も教える仕事がしたい」と考え、大学時代には塾講師のバイトにも励んでいました。
貴社では個別指導に力を入れ、1人1人の学力に合わせたプランを提案しておられるため、私の目指しているものと一致していると感じ、志望いたしました。
教材開発を志望する時の例文
私は楽しく勉強ができるサービスを作りたいと考え、貴社を志望いたしました。私は幼い頃から勉強は苦しくて辛いものだと感じていました。
vvvv しかし、貴社の教材はイラストが多いため抵抗感が少なく、また単に問題を解くだけではないストーリー性のある問題集は私に学ぶ楽しさを教えてくれました。
そのため、私も貴社で働く中で学ぶ楽しさを子どもたちに伝えられるサービスや教材を開発したいと考えています。
事務・運営を志望する時の例文
私はより良い教育現場をつくる仕事がしたいと思っています。私の父親は教員をしております。そのため「教育」は身近な仕事でした。父は毎日の事務的な作業から夜遅くまで残業する日も多く、幼い頃は寂しい思いをすることもありました。
しかし教育に携わる父を私は非常に尊敬しており、「何かお手伝いをしたい」という気持ちをずっと持っていました。そのため、私自身が教えるよりは教える立場の方のサポートを行いたいと強く考えるようになりました。
そのため、貴社の講師の先生方がスムーズに働くことができるようお手伝いしたいと考え、志望しました。
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最後に
志望理由を書く上で大切なことは、自分の志望理由と企業の方針が合っていることです。そこにズレがあると、企業としては「うちの企業じゃなくてもいいな」「入社してもすぐに辞めてしまうかも」といった不安を感じ、採用することをためらってしまう原因になります。 しっかり企業を研究して「貴社じゃないとダメなんです!」という気持ちを伝えましょう。
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