保険会社の志望動機の書き方と例文

就活生に人気な業種の1つに「保険会社」がありますが、志望動機に何を書けばよいのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。ここでは保険会社の志望動機の書き方を解説します。志望動機のNG例や求められるスキルなども参考にしてください。

目次

志望動機を考える前に「保険会社」を知ろう

保険会社とは

保険会社は、保険商品を販売・開発している会社です。業務内容は、保険を扱う保険業務と、顧客に対する資産運用業務の2つに分かれています。どちらもお客様の万一の事態に備えるための業務です。

保険会社には利益を追求する「株式会社」と、非営利法人の「相互会社」が存在します。相互会社は、保険会社特有の形の会社です。

保険会社は金融業界の内の1つ

実は、保険会社が金融業界に属していることを知らない人も多いです。金融ときくと、銀行や証券などを思い浮かべる人も多いと思いますが、保険会社も金融業の仲間になります。お金に関わっている業種のことを総称して金融業界と呼びますが、保険会社も保険金を扱う点ではお金と密接に関わっている業種です。

保険会社には「生保」と「損保」がある

保険会社には、「生命保険」と「損害保険」の大きく2つの種類の保険を扱う会社があります。「生命保険」は、主に「人」に対しての保険です。対して、「損害保険」を扱う会社は、主に「モノ」に対しての補償を行います。

「人」か「モノ」どちらを扱う会社かによって、業務の内容は大きく変わります。保険会社を志望する際は、どちらの会社に行きたいのか、しっかり考えておきましょう。

保険会社の仕事内容とは?

保険会社での仕事内容は多岐にわたっていますが、大きく分けて4つあります。

保険商品の開発
個人・法人に保険商品を販売する営業
保険代理店へのサポートを行うサービス支援
資産運用やコンサルティングを行う専門サービス

どの業務も保険会社にとって大事な業務です。業務の内容はそれぞれ全く異なり、希望の仕事に就けるかどうかは入社してみないと分かりません。

保険会社の志望動機で書くべきこと

志望動機で書くべきこと①なぜ保険会社を志望したか

就活生が保険会社を志望する理由はさまざまありますが、保険業界ならではの志望動機として以下のものが挙げられます。

人々の生活のサポートをしたい
困っている人の助けになることがしたい
安心できる生活を提供したい
その人に合った商品を直接提供したい

自分の経験や、やりたいことなど、自己分析の結果と照らし合わせて説明をすると、具体的な内容を話すことができます。

志望動機で書くべきこと②なぜ当該企業を志望したのか

保険会社の中でも、なぜその企業を志望しているのか明確にしなければなりません。ここでは、業界研究をどれくらいできているかが重要になります。他社との差別化をしっかり話せるようにしておきましょう。その企業の商品の特徴や、会社の理念や強みを、自分のキャリアビジョンや就活の軸と重ねて説明できると印象が良いです。

志望動機で書くべきこと③自分のスキルと強み

自分のスキルや強みがどのように活かせるのかも盛り込みましょう。ここでは、自己分析の結果を保険会社でどのように活かせるのかをうまく見出して説明できるとよいです。

「人助けがしたい」という志望動機であれば、自分の経験から人の助けになることをしたいと思ったきっかけなどを話すと、面接官に印象を残すことができます。

志望動機で書くべきこと④入社後のビジョン

入社後の目標や、なりたい姿も最後に話せるとよいです。ただ、はっきりと部門や部署などを指定するのは控えたほうがよい場合もあります。なぜなら、必ずしも入社後その部署に配属されるか分からないからです。面接官によっては、その部署に配属されないなら辞めてしまうのでは?と思われてしまう可能性もあるので、具体的な部門や部署への希望を伝えるのは控えておくことをおすすめします。

志望動機に記載すべき保険会社を目指す上で必要なスキルは?

コミュニケーション力

まず、必要なスキルは≪コミュニケーション力≫です。コミュニケーション力は、社会人になるにあたって、どの業界・どの職種でも必要な基本的なスキルになります。

保険会社の場合、入社後は営業などで自社の商品をお客様に販売するケースが多いです。その際、誰とでもコミュニケーションを取れる力は必要不可欠になります。また、社内での人間関係を円滑に進めるためにも、コミュニケーション力は必須です。

コミュニケーション力は、ゼミ・サークル・バイトなどさまざまな場面から説明することができます。自己分析をしっかり行えば誰でも話すことができるスキルです。

傾聴力

傾聴力は、保険会社を志望する学生からよく聞かれるスキルの1つです。保険会社ではお客様と接する際、お客様の要望や状況をしっかりとヒアリングする力が求められます。それぞれの状況に合った提案をするためには傾聴力が必要です。

傾聴力は、人との関わりの中でアピールできるスキルです。たとえリーダーやキャプテンといった役職に就いていなくても、メンバーの話を聞くことは誰でもできます。日々のグループの中での自分の立ち位置をしっかり思い返してみましょう。

相手の立場に立って考えられる力

相手の話を聞くだけでは、希望を叶えることはできません。相手が何を求めているのか、しっかりと相手の立場になって考えられる力も保険会社では求められます。保険商品を購入するお客様は、それぞれ立場も状況も異なります。相手の立場になって、今何が必要なのか考えられる力は、お客様相手でも、社内の人間関係でも必要な力です。

自分の言葉で伝える力

メーカーの商品と異なり、保険商品は無形商品です。営業がお客様のニーズにあった商品を提案する必要があります。自分の言葉で相手に商品の魅力を伝える力は、とても大切なスキルです。学生時代にも、自分の思ったことを自分の言葉で伝える場面はたくさんあるはずなので、その時の経験を志望動機に盛り込めるとよいでしょう。

NGな志望動機とは?

どの保険会社でも同じ志望動機

保険会社を志望する人は、1つの企業だけではなく、いくつかの保険会社を並行して受けることが多いと思います。その際注意したいのが、志望動機の使いまわしです。どの保険会社でも同じことを言ってしまうと、業界研究をしっかりできていないと思われてしまいます。

面接官に「本当にこの人は入社したいと思っているのか?」と思われないよう、その会社を志望した理由をしっかりと準備しましょう。

漠然とした志望動機

志望動機の内容が具体的ではないのも、好ましくありません。先ほど、保険会社を受けるに当たって必要なスキルをご紹介しましたが、ただ「自分はコミュニケーション力があります」とだけ答えても説得力がありません。具体的なエピソードも添えて説明するようにしましょう。

保険会社入社後がイメージできていない志望動機

保険会社の仕事はさまざまなセクションに分かれています。一般の人に一番馴染み深いのは営業の仕事ですが、入社後全く異なる業務を任される可能性もあります。保険会社入社後はどのような業務をする可能性があるのか、しっかり把握しておきましょう。

また、自分がどのように会社の中で成長したいのか、具体的なキャリアビジョンも言えるとよいです。業界研究・企業研究をしっかりしているアピールにも繋がります。

まとめ

今回は、就職活動で保険会社を受ける際の志望動機についてご紹介しました。

保険会社は金融業界の内の1つで、大きく分けて「生命保険」と「損害保険」の2種類の保険サービスがあります。仕事内容としては、営業だけではなく開発・サービス支援・専門サービスなどがあります。

保険会社の志望動機に書くべきこととしては、以下の4つが挙げられます。
なぜ保険会社を志望したか
なぜ当該企業を志望したのか
自分のスキルと強み
入社後のビジョン

また、保険会社を目指す上で必要なスキルは、≪コミュニケーション力≫≪傾聴力≫≪相手の立場に立って考えられる力≫≪自分の言葉で伝える力≫の4つです。

志望動機を考える際は、どの保険会社でも同じような志望動機は避け、エピソードなどを具体的に話せるようにしておきましょう。また、入社後の具体的なキャリアビジョンなどが描けておけるとなおよいです。

保険会社は、就活生に人気がありハードルが高いと思われがちですが、人と人とのコミュニケーションを重視していることが多い業界です。自己分析と業界研究をしっかり行い、共通点を見出してアピールできれば、面接官の目にしっかり留まります。事前の準備を怠らず、ぜひ保険会社に挑戦してみてください。


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