大学生のみなさん、部活とサークルの違いは知っていますか?
充実した大学生活に欠かせないのが部活やサークルです。講義も大切ですが、それ以上に大切な友人や経験を部活やサークルで手に入れることができるでしょう。
この記事では、部活とサークルどちらに入るか悩んでいる大学生向けに、「部活とサークル違い」や「それぞれのメリット・デメリット」について解説します。
- ・部活とサークルどう違う?
- ├本格度が違う
- ├自由度が違う
- ├活動内容の違い
- └同好会とはどう違うの?
- ・大学の部活を詳しく解説!
- ├活動時間が多く、本格的に打ち込める
- ├入部するには覚悟が必要
- ├社会人チームと一緒にプレー
- └部活のメリット・デメリット
- ・大学のサークルを詳しく解説!
- ├活動時間、本格度は様々
- ├掛け持ちも可能
- ├サークルといえばインカレ
- └サークルのメリット・デメリット
- ・部活とサークルどちらに入るべきか悩んでいる場合はどうやって決めればいい?
- ├情報収集をする
- ├イベントや飲み会に参加してみる
- └見学や体験入部ができることも
- ・最後に
部活とサークルどう違う?
部活とサークルには大きく三つの違いがあります。
本格度が違う
一般的に部活のほうが活動時間が長く、大会や遠征も多くなります。大学が力を入れている部活によっては専属のコーチがついたり、大学から部費が出たり、スポンサーがついたりとさながらプロのようです。
一方でサークルの場合、学生が主体で行われるので活動時間や大会なども少なくなる傾向があります。大学生の中でも「部活=本気」「サークル=まったり」というイメージがついており、楽しさや自由さを求めてサークルに入る大学生が多いです。
自由度が違う
本格度が違うということはその分自由度も部活とサークルとでは変わってきます。部活はやはり日々の練習への参加に強制力が働いたり、大会や遠征の参加が義務付けられていたりすることが多いです。
周りの学生もそれを承知で入部しているので、入部するときにはそれなりの覚悟が求められます。体育会系の部活だとタバコ禁止というところも少なくありません。
サークルの場合、比較的規則がゆるく楽しさや快適さを重視する傾向があります。とはいえ、「高校までは本気で部活をやっていたけど、大学ではそれなりに遊びたい」という学生も多いので、意外に競技レベルが高いこともあります。
複数のサークルに所属することも許されるので、幅広い交流関係を持つこともできます。
活動内容の違い
部活は大学に活動が認められないと設立・維持することができません。活動内容の正当性や規律が重要視されるので、活動内容は限定的になります。どれくらい練習し、どれくらい大会に出場し結果を出しているかが求められます。
サークルの場合、大学非公認でも設立・維持することができるので学生が集まればサークルとして成り立ちます。
従って、鬼ごっこサークルやきのこ研究会など部活ではできないような活動をしているサークルも存在します。
同好会とはどう違うの?
部活やサークルと同じように、「同好会」という団体もよく耳にすると思います。基本的には、同好会はサークルと同義と考えていいでしょう。
同好会は「同じ趣味や興味を持つ人の集まり」という意味合いがあるので、サークルと同じように同じ興味を持った学生の集まりということになります。
大学の部活を詳しく解説!
大学の部活について詳しくまとめていきます。
活動時間が多く、本格的に打ち込める
部活の最大の特徴は活動時間が多い点です。特に大学が力を入れている部活の場合、練習が毎日あったりと高校生の部活の延長に近いです。土日は一日中練習するなど、プロ顔負けの練習量をこなす部活も存在します。
特にスポーツが有名な大学(早稲田大学、明治大学など)になるとスポーツ特待入学があります。そのまま体育系の学部に所属し部活に入部することも多いです。全国から強豪が集まってきているので当然レベルも高いですし、プロが在籍してる場合もあります。
大学の部活では基本的には大きな大会(全国大会や学生リーグなど)に向けて練習をし、そこで結果を出すことが部活の目標となります。結果がそのまま大学の評判や新入部員・部費の確保にも繋がるので必死で活動せざるを得ません。六大学野球などは世間でも注目されますし、駅伝はお正月の風物詩になるほどです。
入部するには覚悟が必要
サークルと異なり、軽い気持ちで入部してしまうよりはある程度の覚悟を持って入部し活動に参加していくことになります。体育会系ならではの厳しさが目立ちますが、その分チームメイトととの絆はより強固なものを築くことができるでしょう。
もちろん、部活によっては初心者でも歓迎してくれるところもあるので、大学から本格的にスポーツなどを始めたい方にもおすすめです。
特に、ラクロス部やアイスホッケー部のように大学からはじめる人が多数の部活ならばスポーツ初心者でも活躍できる可能性があります。活動を続けていく中で辛い時もあるかもしれませんが、きっと自身の成長に繋がることでしょう。
社会人チームと一緒にプレー
部活は大学に認められた団体ですので、比較的サークルより歴史が長くなる傾向になります。そうなると地域の社会人チームや実業団との繋がりも強くなります。
部活動を通して社会人と接することができるので社会勉強になることでしょう。ご飯を一緒に行くとごちそうしてくれることもあります。
もちろん、実業団の方達はレベルも高いのでよき練習パートナーにもなります。また、大学の部活で結果を出した学生には実業団からも入社オファーが出ることが少なくありません。就職にも有利になってきます。
部活のメリット・デメリット
部活のメリットは、本格的にスポーツに打ち込むことができる点です。大学から補助金が出ることも多く、大学の施設を利用することも可能なので、充実した環境でトレーニングに励むことができます。
実績をあげることができれば、就活でも有利になるアピールポイントにもなります。同級生や先輩・後輩と、濃密な人間関係を築けるのも部活の魅力の一つです。
練習の頻度は週に4〜5日という部活が多いため、スケジュール的にはかなり忙しくなるでしょう。時間的な拘束が長いのは部活のデメリットと言えます。
大学のサークルを詳しく解説!
大学のサークルについて詳しくまとめていきます。
活動時間、本格度は様々
一般的にサークルは部活よりも多く存在し、所属する学生も多いです。従って、活動時間も短くてOKなものから部活並みに熱心に活動しているものなど様々です。
サークルに入る学生も様々で、高校までは本気で部活で取り組んでおり競技レベルの高い人から初心者もいれば、毎日のようにサークルに参加する人から講義やバイトを優先するために趣味程度で参加する人までいます。
掛け持ちも可能
サークルは基本的には複数入ることができるので、色々なサークルに顔を出してみて自分に合うものを探すのがいいかもしれません。部活だと兼部を禁止している場合もあるので自由度はサークルの方が高いです。
サークルといえばインカレ
サークルではインカレも一般的です。インカレサークルとは、他の大学の学生もサークルメンバーとして一緒に活動をするサークルのことです。都内などの大学が密集している地域に多いです。
大学の人数が少なく交流の幅が狭い方や、大学の外に新しい出会いを求める方は積極的にインカレサークルを活用するとよいでしょう。日常的に他大学の学生と接することができるので交流の幅も広がります。
サークルのメリット・デメリット
サークルにもよりますが、活動の頻度はそれほど高くないことが多いです。週1〜2日や、もっと少ないこともあります。サークル活動を楽しみながら、自分の自由な時間もある程度確保できるのが、サークルのメリットです。
大学公認のサークルでない場合、活動費は自己負担となることがほとんどです。飲み会や合宿などが多いサークルだと、かなりお金がかかってしまうのがデメリットと言えます。
部活とサークルどちらに入るべきか悩んでいる場合はどうやって決めればいい?
部活とサークル、どちらもメリット・デメリットがあるので、どちらに入るべきか悩んでいる大学生も多いでしょう。決めかねている場合は、次の方法を試してみてください。
情報収集をする
入学式やその直後は、大学内で部活やサークルの勧誘活動が行われていることが多いです。部員やサークルのメンバーがチラシなどを配っているので、チラシをもらったり、直接話を聞いてみるといいでしょう。
サイトがある部活やサークルも多いので、インターネットで検索してみてください。公式のSNSアカウントをチェックしてみると、活動内容やメンバーの雰囲気などがわかることもあります。
イベントや飲み会に参加してみる
気になる部活やサークルがある場合は、イベントや飲み会に参加してみるのもいいでしょう。発表会やイベントを開催している、部活やサークルも多いです。
とくに入学式の時期には、新入生向けのイベントや飲み会を企画されていることが多いので、イベント情報などをチェックしてみましょう。
見学や体験入部ができることも
見学や数日間の体験入部ができる、部活やサークルもあります。練習の雰囲気が知りたい場合は、見学だけでも行ってみることをおすすめします。
自分に合った部活やサークルを見つけるためにも、なるべくたくさんの部活やサークルを見てみるのもいいと思います。気軽に説明会などに参加してみましょう。
最後に
部活とサークルの違いをまとめました。充実した大学生活を送るためにもぜひ部活やサークルに参加してみましょう。
そこで出会えた友人や得られた経験は今後の人生に大きく影響します。部活とサークル、どちらにも特徴があるのでまずは説明会や見学会に参加してみるのがいいかもしれませんね。
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