優勝すれば賞金や起業のサポートなどの特典が得られるビジネスコンテスト。学生から社会人まで参加できるコンテストも多数あり、高校生や大学生の参加者も少なくありません。
参加しようと考えている大学生もいるでしょう。しかし「興味はあるけど…」と二の足を踏んでいる方もいるのではないでしょうか?
ここではビジコンの概要について簡単に解説し、大学時代にビジコンに参加することにどんなメリットがあるのか考えてみました。大学生が参加できるビジネスコンテストもご紹介します。
- ・ビジコンとは?
- ├ビジネスプランのコンテスト
- └形式は?
- ・ビジコンに参加するメリット
- ├ビジネスを一から考える経験ができる
- ├チームで協同する経験ができる
- ├勝ち取るための行動ができる
- └就活で評価される
- ・ビジコンで優勝しても起業しないといけないわけではない
- ・大学生が参加できるビジコン
- ├Business Contest KING(キング)
- ├TOKYO STARTUP GATEWAY
- ├OVAL
- └KBB next
- ・最後に
ビジコンとは?
ビジネスプランのコンテスト
ビジコンとは、主に企業や自治体、大学が主催するビジネスプランの卓越さを競い合うコンテストです。
コンテストにより内容は様々で、起業のための新しいアイディアやプランの提案、地域の課題を解決するビジネスプランの提案、特定のサービスに特化したアプリの開発など、漠然としたものから具体的なものまであります。
形式は?
コンテストの形式は大きく2つあり、事前に考案したビジネスプランを公開プレゼンテーションで行う方式と参加者が宿泊施設などに滞在し、その時間内でビジネスプランを考案し発表する方式です。参加は、個人参加と2名以上のグループ参加の両方がありますが、大学生向けのビジコンはグループで参加するものが多いです。
毎年国内外で多くのビジコンが開催されていて、内容や形式はさまざまです。自分が挑戦できそうなものが見つかると思いますので、チェックしてみてはどうでしょうか?
ビジコンに参加するメリット
ビジコンに参加する=起業を目指している、と思われがちですが、起業を志望していない学生も多く参加します。むしろ、ビジネスについて考えたことのない学生が参加することで、大きな収穫が得られることも多いようです。
ビジネスを一から考える経験ができる
学生生活ではなかなかできない、「ビジネスを一から考える」経験をできるのが、ビジコンに参加する一番のメリットだと思います。商機を見つけ、すでに同じアイディアのサービスがないか、それが本当にビジネスとして成立するかなど考えていくと、いろいろな矛盾点や問題点にぶつかると思います。
それを一つづつクリアにし、モノやサービスができて儲けにつながるまでの一連の流れを完結させるのはとても難しいことです。でも、これを達成し、新しいビジネスを考え出せたことは価値のあることだと言えますし、自分たちにとっても大きな自信になります。
チームで協同する経験ができる
成果を出すために、チームで協同できるのもビジコンの魅力です。作業を進めるなかで自然と役割分担ができ、自分の得意分野も明確になるでしょう。全体を統括するリーダー、資料作りが得意な人、プレゼンテーション能力のある人など、それぞれが自分の持ち味を発揮して、ゴールに向かって協力する楽しさが得られます。
部活動やサークル活動でも似た経験はできると思いますが、ビジネスという違うフィールドでこういった経験ができるのは貴重です。
勝ち取るための行動ができる
いくらよいビジネスプランを考えても、徹夜で一生懸命仕上げても、ライバルに負けてしまったらそれが日の目を見ることはありません。自分たちのビジネスプランをより魅力的に伝えるにはどうプレゼンしたらよいのか、資料の見せ方はどうしたらよいのかなど、勝つための手法をひねり出すことは非常によい経験となります。
就活で評価される
ビジコンに参加したという経験は、就活でも評価の対象となるでしょう。ビジコンへの参加経験は、「前向きで意欲がある」「新しいアイディアを生み出せる」といった印象を与えます。受け身ではなく行動力があることの証明にもなるので、自己PRのアピールポイントで使えそうです。
ビジネスをつくりだす立場を経験することで、就活で企業を見る際の視点も大きく変わると思います。有名企業だから、給与がよいからなどの表面的なことではなく、どんなビジネスを展開しているのか、今後どんなビジネス展開が予想できるかなど、より深い視点から企業を選べるようになるはずです。
ビジコンで優勝しても起業しないといけないわけではない
ビジコンに参加して優勝した場合、賞金をもらえる、起業のサポートが受けられるなどの特典がありますが、優勝したビジネスプランを基に起業しなければいけないわけではありません。
逆に言うと、ビジコンで優勝したビジネスプランで実際に起業してみても、ビジネスとして成功するとは限りません。あくまでも優れたビジネスプランであったということで、ビジネスとして成功するかどうかは実際に行ってみなければ誰にもわかりません。
ただ、ビジコンの経験を通し、経営者目線の考え方や、物事を論理的に考える力など起業に必要な能力が身に付けられます。また、主催企業の人と交流できたり、他のグループの優秀な学生とのつながりができたりするなど、ビジコンならではの収穫があります。ビジコンでの優勝や参加をきっかけに起業を目指す方もいます。
大学生が参加できるビジコン
Business Contest KING(キング)
学生による学生のためのビジネスコンテストで、学生団体が主催している、大学生・大学院生向けのビジコンです。毎年夏に全国から100名の学生を集まります。7泊8日の合宿型ビジネスコンテストとなっています。
TOKYO STARTUP GATEWAY
若い起業家の輩出をバックアップするビジネスコンテスト。400文字のアイデアから応募可能という間口の広さが魅力。最優秀者には賞金100万円と、都内で法人を設立する際に活動資金として100万円が提供されます。
OVAL
学生が対象の、国際ビジネスコンテスト。開催地は日本、中国、韓国と開催年によって変わります。日中韓の学生同士の交流を深めるという目的も。長い歴史を持つ、国際色豊かな学生向けビジネスコンテストです。
KBB next
学生起業家の輩出をバックアップするための、ビジネスコンテストです。ビジネススクールとビジネスコンテストを融合させたかたちで、毎年12月ごろに開催される説明からスタートし、半年ほどかけてビジネスプランを練っていきます。
最後に
これまで述べてきた通り、大学時代にビジコンに参加することには多くのメリットがあります。起業を考えたことがなくても、これを機にビジネスや社会全体に対する新しい視点が得られるので、挑戦してみて損はなさそうです。
ただ、ビジコンで優勝したからといって必ずしも起業できたり、ビジネスで成功を収められるわけではありません。起業を考えている人は、経験値をアップさせたり人脈を拡げたりする目的で参加するとよいかも知れません。
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