コーポレートスタッフとは経理、人事、法務など様々な部門で経営に関わる社員のことです。コーポレートスタッフとして将来働きたいという学生も多いのではないでしょうか。
しかし、一口にコーポレートスタッフといっても事業規模により仕事内容は大きく異なります。この記事ではコーポレートスタッフの「基本的な役割」「仕事内容」「就職」について解説します。
- ・コーポレートスタッフとは
- └コーポレートスタッフの役割
- ・コーポレートスタッフの職種
- ├人事
- ├経理・財務
- ├総務
- ├法務
- ├広報
- └経営企画
- ・最後に
コーポレートスタッフとは
コーポレートスタッフとは、営業、生産、研究といった以外の職種で働く社員のことです。職種はさまざまで、事務から経営まであります。
コーポレートスタッフの役割
コーポレートスタッフの役割は「ヒト」「モノ」「カネ」の観点から会社の経営を支えることです。従業員の配置を行ったり経営の方針を定めたり、上手くビジネスがまわるために仕事を行います。直接的に会社の利益を生み出すわけではありませんが、社員全員が円滑に仕事を進めるための縁の下の力持ちです。
コーポレートスタッフの職種
コーポレートスタッフに分類される「人事」「経理・財務」「総務」「法務」「経営企画」について、基本的な仕事内容と就職する方法を解説します。
人事
人事の仕事内容は「ヒト」に関する業務全般です。就活生にとって人事は「採用活動を行っている社員さん」というイメージが強いかもしれませんが、社員の人事配置、採用、評価、人事育成・研修など現在いる社員、これから一緒に働く人のための仕事を行っています。
(参考:パソナキャリア 人事の仕事とは? https://www.pasonacareer.jp/jb200/column/190108/)
人事に就職するためには
中途採用では人事職も少なくないですが、新卒採用ではあまりありません。現在人事をしている人の多くは一括採用で人事に配属された人です。人事配属を強く希望する場合は、はじめから職種別採用を行っている企業か、選考のなかで配属が決まる企業(内定時に人事で働けるかわかる企業)を選ぶようにしましょう。
経理・財務
経理・財務とは企業のお金の流れ、取引の流れを記録する役割の職種です。経理の仕事内容は、現金預金や手形の管理、伝票作成や領収書の整理、請求書作成などです。財務は経営者により近い立場で、借り入れや株式発行による資金調達、予算の管理など行います。
(参考:クラウド会計 経理とは?https://onl.la/zRCpDHT)
経理・財務に就職するためには
新卒において経理職はあまり募集がありません。会計に関する企業や規模の小さい企業であれば経理職での採用もありますが、ほとんどの企業では総合職採用となります。経理にこだわりがある場合は、募集は少ないものの職種別採用の企業を探すか、総合職採用で選考の際に配属希望を出しましょう。
総務
総務の役割は「企業運営をスムーズにすること」です。仕事内容は備品の管理や施設管理、福利厚生の整備などです。基本的に、どの部署にも属さない仕事は全て総務にまわってきます。企業の規模にもよりますが、独立して経理や人事が置かれていない場合それも総務の仕事となります。
(参考:Adecco 総務の仕事内容とは?https://onl.la/Z2Rjy7t)
総務に就職するためには
総務に就職するためには総合職採用で総務に配属される、契約社員として総務で働くといった選択肢があります。総務は会社全体に関わる仕事なので総務の仕事にこだわるよりも会社の事業内容に興味を持てるところを選ぶとよいでしょう。
法務
法務部は企業の法律に関する業務を行っている部署です。仕事内容には「契約書類の確認」「社内規定の整備」「法律に関する社内相談」「企業の法的手続き」「トラブル対応」といったものがあります。
(参考:マイナビAGENT 法務部の仕事内容とは?https://mynavi-agent.jp/knowledge/backoffice/494.html)
法務に就職するためには
法務への就職は、専門知識が求められるため難易度が高いです。大学の法学部出身者や法科大学院生が目指すのが一般的ですが、法務部自体規模の大きな企業にしかないため倍率が高いです。法律の知識だけでなく、どうしてその企業で働きたいのかという通常の志望理由も固めましょう。
広報
広報は、自社と社会の人々との関係性を作る役割を担っています。事業活動報告、事業方針発表などによって、組織の宣伝をして自社の認知度を上げることが主な仕事となっています。具体的には「プレスリリース(企業経営、商品・サービス・調査レポートなど、マスコミや社会に発信するための情報)配信」「メディアの取材対応」「SNS・ブログ配信」「イベントの企画」といった仕事があります。
(参考:転職成功バイブル 広報の仕事とは? https://manpowercareecre.jp/bible/jobtype/011/)
広報に就職するためには
広報はあまり新卒が配属される部署ではありません。会社の魅力を伝えるのが仕事である広報は、会社のことをよく知っておく必要があるため社歴があるほうが有利になります。そのため、選考の時点で広報希望を伝えて別のところに配属になっても諦めずに希望を出し続けましょう。
経営企画
経営企画とは、企業の中長期にわたる経営計画の策定や管理、新規事業の創出などを行う職種です。「企業の中長期にわたる経営計画の策定や管理」「新規事業の創出」がメインの仕事内容となります。そのための市場調査や経営状態の把握、ビジネスモデルの検討などやることはたくさんあります。
(参考:パソナキャリア 経営企画とは? https://www.pasonacareer.jp/jb200/column/210404/)
経営企画に就職するためには
経営企画部は将来の幹部候補人材を育成する場所としての役割もあります。そのため経営企画部が募集されるのは稀で、さまざまな部署で経験を積んだあとに配属されるのが一般的です。
最後に
コーポレートスタッフの基本的な役割や仕事内容、どのように就職するのかについて解説しました。営業や技術職などに比べると学生にはイメージしづらい職種ですが、会社の中で重要な役割を持っています。気になる部署があれば自分の志望企業での募集はどのようになっているのか調べてみましょう。
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