【企業研究】日立製作所に就職するためには?就活情報を徹底解説!

日立製作所は日本を代表する電機メーカーです。「最先端技術を扱う世界的に有名な電機メーカーで働いていみたい!」と考えている就活生も多いでしょう。

就活生に人気のある日立製作所に就職するためには徹底的な企業研究が必須です。日立製作所の歴史・ビジネス・企業情報・就職活動対策など解説していますので参考にしてください。

【企業研究】日立製作所に就職するためには?就活情報を徹底解説!
目次

日立製作所ってどんな企業?

日立製作所とは

日立製作所は業界最大規模の売上を誇る、日本を代表する総合電機メーカーです。803社の連結子会社を国内外に持ち、製造・エネルギー・流通など幅広い分野で事業を展開しています。

日立の企業理念は「優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する」で、これを実現するために日立が大切にしていく価値として、和・誠・開拓者精神が挙げられています。日立は製品の品質に強いこだわりを持っており、仕事に対する真剣さを重視していることがわかるでしょう。

日立製作所の成り立ちと歴史

日立製作所の始まりは、久原鉱業所日立鉱山付属の修理工場でした。働いていた鉱山で使用される機械や電気設備がすべて外国産であることに危機感を抱いていたのが、日立製作所創業者となる小平浪平氏です。

「外国に頼らずに日本でもレベルの高い電気機器や設備を製造すべき」という信念に基づき、小平氏は数人のエンジニアとともに機械の修理と並行して発電機の開発・製造に取り組むようになります。

終戦直後にはアメリカのGEと提携して海外の最先端技術を導入し、火力発電所向けのタービンなどの製造技術を磨いていきます。2000年代には経営危機に直面するも、赤字の原因であった半導体やテレビ事業を縮小し、見事に業績を回復しました。

電機メーカー業界での日立製作所

電機メーカー業界は、日立・東芝・富士通・三菱電機・NEC・パナソニック・ソニー・シャープの8社が大手と呼ばれています。8社合計の売上高は43.6兆円、うち国内売上高が21兆円、海外売上高が22.6兆円となっています。

日立は売上高が9兆4,806億円で業界最大手となっており、ソニーが8兆6,656億円で2位、パナソニックが8兆27億円で3位と続いています。

日立製作所のビジネスと年収

日立の特徴を事業の構成比と従業員数・平均年収から見ていきます。

日立製作所のビジネス

日立製作所は家電、高速車両、建設機械、発電所、物流といった幅広い事業を扱っています。主な事業セグメントと主な製品は以下の通りです。なお日立は2020年3月期よりセグメント区分を変更しているため新しい区分で記してあります。

IT:コンサル、クラウドサービス、ソフトウェア、ATM(20%)
エネルギー:エネルギーソリューション、パワーグリッドシステム(4%)
インダストリー:産業・流通システム、水・環境システム、産業用機器(9%)
モビリティ:ビルシステム、鉄道システム(12%)
ライフ:医療機器、家電(16%)

*()内は売上構成比率
*その他のセグメントがあるため合計は100%にならない

日立製作所の事業構成比

日立は売上が1つのセグメントに集中していません。そのため、1つの事業が上手くいかなくても企業全体への影響が小さいと考えることができます。

2008年度には7800億円の赤字を出したため、大胆な事業の取捨選択を行っており利益の出せる事業だけが残っています。

日立製作所の従業員数・平均年収

日立の従業員数は298,145名で男女比は約8:2となっています。また平均年収は894万円、初任給は21.1万円ととても高い水準になっています。

日立製作所の魅力

安定した大企業で働ける

日立製作所は歴史のある大企業であり、業績も安定しています。給料やボーナスの水準も高く、高収入を得て安定した環境で働くことができるのは大きなメリットであると感じる学生も多いでしょう。

安定した大企業であるメリットはもちろんありますが、その反面大企業にありがちな年功序列の文化が強く残っているのも否定できません。実力や成果での評価を望む人や、若いうちの昇給・スピード出世を望む人には向かないかもしれません。

最新技術に関わる仕事ができる

日立製作所はIoT関連やデジタル関連など、最新技術への取り組みが熱心です。システム構築事業「Lumada(ルマーダ)」を成長戦略の中核に据えており、データを活用してデジタルイノベーションを加速するための取り組みに力を注いでいます。

中央研究所・日立研究所・横浜研究所の国内3研究所を中心に、中国・ヨーロッパ・アメリカ・アジア・インドなど海外にも多くの拠点を構えています。

日立製作所の就職活動情報

日立の職種や就活情報を確認していきましょう。

日立の職種

日立の職種は以下の通りです。

・研究開発
・設計開発
・システムエンジニア
・資材調達
・生産管理
・生産技術
・品質保証
・営業技術
・営業
・人事総務
・経理財務
・法務
・広報・宣伝
・知的財産マネジメント

以上からわかるように日立では多種多様な職種があり、それぞれの職種がつながり合って成り立っています。

日立製作所の募集職種・採用人数

日立が2020年に募集した職種は以下の通りです。

・研究開発
・設計開発
・システムエンジニア(SE)
・資材調達
・生産管理
・生産技術
・品質保証
・営業
・人事総務
・経理財務
・法務
・知的財産マネジメント

日立が発表している2020年度の採用予定人数は、大学・大学院・高専卒を含めて500名です。

選考フロー

選考フローは以下の通りです。

ES・Webテスト→面接→人事面談→最終面接

書類選考優秀者は選考ステップが省略されることもあるようです。

ES・面接の質問の特徴

ES、面接ともにガクチカや志望動機など基本的な質問がほとんどですが、就活生の価値観や考えかたを知るような深掘りがされる傾向があります。エピソードを選ぶ際はインパクトよりも貢献度や深さで選ぶようにしましょう。

また希望業種について詳しく聞かれる傾向があるので希望と自分の体験をつなげて、どうしてその業種が良いのか明確にしておきましょう。

日立製作所の就職活動対策

日立の就活で役立つ対策についてご紹介します。

OB・OG訪問を活用し企業研究を進める

自分の興味のある業種を明確にするためにもその業種のOBやOGに実際に会うのがおすすめです。事前に企業を研究をしっかり行って、気になっていることや質問事項などを整理しておくといいでしょう。

日立の選考では、どうしてその業種を希望するのかが重視されます。OB・OG訪問で企業や職場についての理解を深め、志望動機作成にいかしましょう。

なぜを繰り返してエピソードを深掘りする

就活の面接では就活生の価値観や考え方を知るために様々な質問がされれるため、安易に思いつきで話すのは危険です。基本的な質問の答えはなぜそう思うのかを自問自答して根拠を持たせるようにします。

ガクチカや自己PR、希望職種に、一貫性があるかどうかも見られています。日立のビジョンと重なるように筋立てて話すことを意識しましょう。

最後に

日立の選考は難しい質問は少ないものの、思いつきで話すとボロがでるような深掘りをされます。早めに企業研究やOB訪問を行って自分の希望と日立のビジョンが合っているのか確認しておくようにしましょう。この記事が少しでも日立を志望している就活生の助けになれば幸いです。

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