【企業研究】本田技研工業(ホンダ)に就職するためには?選考フローや就活情報を解説

本田技研工業(ホンダ)は世界首位のオートバイ販売台数、売上高を誇るメーカーです。2021年の世界販売実績はバイクが1,702.7万台、車が407.4万台となっています。ホンダに就職するためには徹底的な企業研究が必須です。この記事では企業情報から就職活動対策まで解説します。

目次

本田技研工業(ホンダ)とは

ホンダ(ホンダ技研工業株式会社)は1948年に設立された企業で本社を東京都港区に置いています。2022年3月31日時点で単独従業員数は36,111名、Hondaグループ会社は406社と事業規模の大きい企業となっています。

本田技研工業(ホンダ)の企業理念

本田技研工業(ホンダ)では「人間尊重」「三つの喜び」から成る“基本理念”と、“社是”“運営方針”で『Hondaフィロソフィー』を構成しています。それぞれ紹介します。

基本理念
「人間尊重」

自立
自立とは、既成概念にとらわれず自由に発想し、自らの信念にもとづき主体性を持って行動し、その結果について責任を持つことです。

平等
平等とは、お互いに個人の違いを認めあい尊重することです。
また、意欲のある人には個人の属性(国籍、性別、学歴など)にかかわりなく、等しく機会が与えられることでもあります。

信頼
信頼とは、一人ひとりがお互いを認めあい、足らざるところを補いあい、誠意を尽くして自らの役割を果たすことから生まれます。
Hondaは、ともに働く一人ひとりが常にお互いを信頼しあえる関係でありたいと考えます。

「三つの喜び」
買う喜び
Hondaの商品やサービスを通じて、お客様の満足にとどまらない、共鳴や感動を覚えていただくことです。

売る喜び
価値ある商品と心のこもった応対・サービスで得られたお客様との信頼関係により、販売やサービスに携わる人が、誇りと喜びを持つことができるということです。

創る喜び
お客様や販売店様に喜んでいただくために、その期待を上回る価値の高い商品やサービスをつくり出すことです。

社是
わたしたちは、地球的視野に立ち、世界中の顧客の満足のために、質の高い商品を適正な価格で供給することに全力を尽くす。

運営方針
常に夢と若さを保つこと。
理論とアイディアと時間を尊重すること。
仕事を愛しコミュニケーションを大切にすること。
調和のとれた仕事の流れをつくり上げること。
不断の研究と努力を忘れないこと。

事業セグメント

本田技研工業(ホンダ)の事業セグメントは「二輪」「四輪」「パワープロダクツ」「航空機および航空機エンジン」の4つです。それぞれの概要は以下の通りです。

「二輪」
バイクの製造を行う事業です。累計4億台以上を製造しており、近年は新型スポーツツアラー「NT1100」の販売や、屋根付き電動三輪スクーター「ジャイロ キャノピー e:」の販売も行っています。

「四輪」
世界130ヵ国において、年間約407万台を販売しています。ハイブリッド車や EV(電気自動車)の適用拡大や全方位安全運転システム「Honda SENSING 360」の適用も進めています。

「パワープロダクツ」
エンジンを搭載した作業用の商品を提供する事業セグメントです。全世界販売で年間 600万台を超えています。

「航空機および航空機エンジン」
航空機、航空機エンジンの開発を行っています。2017年から5年連続で超小型ビジネスジェット機カテゴリーにおいてデリバリー数1位となっています。

従業員数・平均年収

本田技研工業(ホンダ)の会社概要(https://www.honda-jobs.com/about/company/)によると、2022年3月31日時点の本田技研工業(ホンダ)の従業員数は以下の通りです。

連結211,374名
単独35,781名

有価証券報告書(2021年4月1日-2022年3月31日)(https://www.honda.co.jp/content/dam/site/www/investors/cq_img/library/report/FY202203_yuho_j.pdf)によるとホンダの平均年間給与は778.7万円(賞与及び基準外賃金を含む)となっています。国税庁の令和2年民間給与実態統計調査結果によると、正社員の平均年収は433万円のため一般的な企業に比べて極めて高い金額です。

本田技研工業(ホンダ)の就職活動情報

本田技研工業(ホンダ)の就活で役立つ応募コースと選考フローに関する情報を紹介します。

本田技研工業(ホンダ)の応募コース

ホンダの新卒採用では「事務系採用」「技術系採用」を行っています。それぞれの業務内容は以下の通りです。

「事務系採用」
セールス・マーケティング・サービス、生産管理・物流、購買・部品調達、コーポレートといった職種があります。応募時に職種(初期配属先)が決定する職種別採用コースと、入社後に職種(初期配属先)が決定するポテンシャル採用コースがあります。

「技術系採用」
先進技術研究、先進パワーユニット/エネルギー/電動化研究・開発、モビリティの安全安心/知能化研究・開発、エンジニアリング、DX/ITなどの職種があります。応募時に職種(初期配属先)が決定する職種別採用コースと、入社後に職種(初期配属先)が決定するポテンシャル採用コースがあります。

本田技研工業(ホンダ)の選考フロー

本田技研工業の就活本選考体験記(2022卒,セールスアンドマーケティング)(https://internshipguide.jp/columns/view/shukatsu-report-honda4)によると、選考フローは以下の通りです。

【ES(エントリーシート)・WEBテスト→GD(グループディスカッション)→面接】

ES(エントリーシート)の項目
・学生時代に最も情熱を注いで取り組んだ内容について入力してください。取り組みの過程で直面した困難なことは何ですか?困難を乗り越えるために「どうしたか」を、自身の想いなども踏まえて入力してください。その経験から何を学びましたか。それをどのように仕事に活かしていきたいですか。
 └取り組みの過程で直面した困難なことは何ですか?

・困難を乗り越えるために「どうしたか」を、自身の想いなども踏まえて入力してください。
 └その経験から何を学びましたか。それをどのように仕事に活かしていきたいですか。

・あなたが仕事を通じて成し遂げたいことは何ですか。その根底にある思いや理由を合わせて入力してください。(500文字)
 └実現のためにホンダを選んだ理由を教えてください

GD(グループディスカッション)
ホンダが次に行うべき新規事業を考えよ

面接
一次

・学生時代に力を入れたこと(留学先の話、サークルの規模、取り組み、 成果、考えたこと、苦労した点)
・集団で成果を出した経験
・なぜ自動車メーカー?その中でもなぜホンダ?
・ホンダで何を成し遂げたいか?
・逆質問

二次
・学生時代に力を入れたことの深掘り(留学先の話、サークルの規模、取り組み、成果、考えたこと、苦労した点)
・海外でホンダのバイクをさらに広めるにはどうすればいいか
・海外他社と比べた時のホンダの製品の強み
・志望動機
・ホンダでやりたいこと(2つ)

本田技研工業(ホンダ)の就職活動対策

人気企業である本田技研工業(ホンダ)の就職はかなり難易度が高いです。そんな本田技研工業(ホンダ)で内定を得るために実践すべきおすすめの就活対策をご紹介します。

ES(エントリーシート)は必ず添削してもらおう

前述したとおり、ホンダのESは1つの項目に対して複数の質問があり、論理的に書くことが求められます。とりあえずで書いてしまうと、深掘りの質問の答えがちぐはぐになるなど説得力のないESになってしまいます。時間に余裕を持って作成して、周りの人に必ず読んでもらうようにしましょう。

インターンで企業研究を進める

本田技研工業のインターンシップ体験談(https://internshipguide.jp/columns/view/intern-report-honda?flid=315)によると、事業提案のグループワークを進めるなかで社員へのヒアリングを行ったり、ヒントをもらう機会があったそうです。事業内容の理解が深まるだけでなく、社内の雰囲気も感じとることができます。また、インターン選考に落ちてしまった人も本選考の面接官がインターンの応募履歴を把握していたとのことです。志望度が高い学生は必ず応募しましょう。

最後に

本田技研工業(ホンダ)は世界首位のオートバイ販売台数、売上高を誇るメーカーです。就職するためには、インターンやイベントで業務理解を深めることが有効です。また、ESは文字数が多いため早めに取り組みましょう。


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