【例文あり】就活の自己PRで協調性をアピールする方法!

就活時には、多くの学生が自己PRで「協調性」をアピールします。 「協調性」とは、『他の人と物事をうまくやっていける傾向や性質』のこと(大辞林第3版より引用)。 仕事は連携プレーですから、確かに「協調性」は仕事をする上で大切ですし、多くの学生がアピールしたがるのも頷けます。

しかし、多くの学生がアピールするということは、「他の学生と同じことを言っている」という印象を面接官に与えてしまう可能性が高くなります。「協調性」をアピールするには、工夫が必要なのです。

ここでは、就活での自己PRにおける「協調性」の効果的なアピール方法を、具体的なエピソードを盛り込んだ例文を使ってご紹介します。

協調性
目次

企業が求める「協調性」と、学生がアピールする「協調性」のズレ

学生時代に評価される「協調性」

学生の時に「協調性がある」と評価されるのは、「親しみやすく誰とでも仲良くできる人」「空気を読んで波風を立てない人」であることが多いようです。 

しかしこうした性質は、実際の仕事の現場において求められる「協調性」と異なります。ともすれば、「ただのいい人」「自己主張の弱い人」というマイナスの評価を下されかねません。

仕事の現場で評価される「協調性」

仕事の現場では、様々な学歴、年齢、背景、考えを持った人たちが集まり、一つの目標達成のために共に働きます。「良い結果をもたらしたい」という強い思いがあるからこそ、時には意見がぶつかったり、対立が生じたり、そのために雰囲気が悪くなることもあります。

仕事の現場で求められるのは、「自分の考えを主張しつつ相手の考えも受け入れ、前向きに話し合いを進められる」という意味での「協調性」です。「最善の結果を出すために協働できる強さと柔軟さを持った人」、とも言えるでしょう。

企業が求める「協調性」を理解しておく

就活時にアピールするべき「協調性」を間違って認識していたら、採用担当者の印象に残る自己PRはできません。もう一度、学生と社会人の「協調性」に対する考え方の違いを整理しておきましょう。

◇大学生活における「協調性」
…親しみやすく、誰とでも仲良くできる
…空気を読んで、波風立てない人

◇仕事の現場における協調性
…最善の結果を出すために、異なる年代、背景の人たちと協同できる
…強さと柔軟さを兼ね備えている

この認識のズレを理解しておき、就活では企業の求める「協調性」をうまくアピールするようにします。

自分ならではの言葉で協調性を表現する

「協調性」という言葉を使わない

自分のアピールポイントが「協調性」であっても「私の長所は協調性があることです」とそのまま伝えるだけでは、採用担当者の目に留まることはありません。多くの学生がアピールするポイントですので「またか」と、ありきたりな自己PRのひとつという印象を与えてしまいます。
また、「協調性」というワードは人によって捉え方が異なり、単体で使うと抽象的すぎるので避けましょう。

ESであっても、面接であっても、「協調性」というワードをそのまま使うのではなく、言い回しなどを工夫するようにしましょう。採用担当者が「掘り下げて聞いてみたい」と思うような表現方法で「協調性」を伝えられれば、効果的な自己PRとなります。

サークルで努力したことやゼミ仲間と協力したことなど、学生時代の具体的なエピソードを使って、自分らしいアピールの表現を考えてみてください。

自分の「協調性」を分析する

そのためにはまず、自分がどういった種類の「協調性」を持っているか分析し、それに合わせたアピールを考えます。

例えばムードメーカー的な役割ができることをアピールするのであれば、「私はムードメーカーとして、チームの士気が下がった時に場を明るくし、みんなが前向きになれるような声掛けができます」と表現します。

サポートが上手にできることをアピールする場合は、「チームの目標達成のためには自分がサポート役になり、準備や面倒な作業を率先して行えます」というように、一つのグループをよい方向に導くために行動できるタイプであることを伝えるとよいでしょう。

協調性を活かしてどう会社に貢献できるか考える

いかに自分の協調性をうまく企業にアピールしても、企業があなたを採用するメリットがないと、内定獲得に至るのは難しいです。自分の協調性を活かしてど企業にどう貢献できるか企業研究で得た情報を基に考えてみましょう。
例えば
・クライアントと自社エンジニアをつなぐパイプ役として協調性を活かしたい
・企画職として様々な部署の人と協調性を活かして柔軟に取り組みたい
・若いうちからプロジェクトリーダーを任される貴社でもこの強みを発揮していきたい
などがあります。

どうアピールする?ESの自己PR・ガクチカ例文集

「協調性」の裏付けとなる具体的なエピソード<例文>

「協調性」を採用担当者に分かりやすくアピールするには、具体的なエピソードが欠かせません。ここでは、3つのエピソードの例文と、そのポイントを紹介しますので、ぜひお役立てください。

例文1:学生時代のアルバイトでのエピソード

私の強みは課題解決のために人を巻き込んで行動できる力があることです。私は居酒屋チェーンで4年間アルバイトをし、3年生からは新人アルバイトの教育係を担当していました。居酒屋チェーンには独自のマニュアルがあったのですが、それだけでまかないきれない部分があることに新人教育をしているときに気づきました。とくにお客様とのコミュニケーション不足を感じたので、スタッフ間でミーティングを設けて接客について話し合いました。その結果スタッフによって対応がバラバラなのが原因だと発覚しました。そこで、全員がお客様と十分なコミュニケーションを取れるように、店舗オリジナルのマニュアルを作成しました。そのおかげもあってか、お客様からの接客に対する評判がとてもよくなり、店長にも喜ばれました。貴社でもクライアントの課題解決のためにこの強みを発揮して、売り上げ向上に寄与していきたいです。

ポイント
・リーダーシップを発揮できることが表現できている
・現状をより良く変えようという積極性が見える

例文2:学生時代の部活動でのエピソード

私の強みは組織のために主体的にサポート役に回れることです。部活動ではレギュラーに選ばれませんでしたが、最後の大会ではチームがよりよい成績を残せるように練習環境の整備を率先して行いました。
レギュラーメンバーが来てすぐに練習がスタートできるように、練習時間より早めに来てマネージャーと共に準備をしたり、後片付けをしたりしました。
またチームの雰囲気が良くなるよう積極的に声出しをするなど、士気を上げてチームの勝利に貢献できるよう尽力しました。

ポイント
・自分の役割を見つけ、積極的に行動できることを示している
・よい結果を出すために、ムードをよくする能力を持っていることが表現できている

例文3:インターン活動でのエピソード

私は目標のために積極的に意見を出して、他のメンバーと協働することができます。 インターンを始めた当初は、わからないことや初めてのことだらけで委縮してしまい、自分の意見も間違っているような気がして、受け身で行動することしかできませんでした。

しかし、実際に仕事をしていく過程で、同じプロジェクトに関わる人すべてが100の力を出すことで最善の結果が生まれるということがわかりました。一人でも気持ちの入っていない人間がいると、チーム全体の雰囲気にも関わることに気づき、それまでの自分を恥ずかしく感じました。

それからは、ミーティングの際には自分の考えをしっかり述べるようになり、そのことで社員の方々からたくさんアドバイスがもらえるようになりました。知らないことや分からないことを恥だとは考えず、積極的に質問をしたり、考えを述べることで成長できると知りました。今では周囲の人と意見を交えながら、ともに働く喜びを感じています。
貴社でも積極的に意見を発信して、組織の活性化をしていきたいです。

ポイント
・自分の短所を認め、それを克服する力を持っていることが伝わる
・協力しながら働くことの喜びを知っていることが表現できている

面接で「協調性」をアピールする時のポイント

バランスの取れたコミュニケーション能力をアピール

就活で「協調性」をアピールする場合は、面接での受け答えや振る舞いに注意しましょう。履歴書やエントリーシートの自己PRで協調性があることをアピールしていても、面接時のやり取りで、「協調性がない」と判断されてしまうことがあります。
面接官の話を最後まで聞かなかったり、一方的に話しすぎたりしてしまうと、面接官に「本当に協調性があるのかな」という印象を与えてしまいます。「聞くこと」と「話すこと」のバランスをうまくとるようにしましょう。

グループ面接は「協調性」をアピールするチャンス

複数人でのグループ面接は、「協調性」をアピールする絶好のチャンスです。ここでも、大切なのは「聞くこと」と「話すこと」のバランスをとることです。

「人の話を聞かない」「人の意見を否定してばかりいる」というような態度は論外です。自分の意見を主張するよりも、全体の流れを意識して話し合いがうまく回るように調整役などをかって出ると、「協調性」をアピールできるでしょう。 
グループ面接で「協調性」をアピールする場合は、次の点を意識するようにします。

・きちんとリアクションをしながら真剣に他の人の話を聞く ・人の意見を聞いて認めることができる
・人の意見を踏まえた上で自分の主張ができる

最後に

採用担当者にアピールする際に具体的なエピソードが効果的なのは、「協調性」に限ったことではありません。より強くアピールしたいからといって、話を大げさにしたり誇張したりしないようにします。実体験をもとにすれば、自分ならではのオリジナルなアピールができるでしょう。



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