
やりがいの大きさや給料の高さから、新卒人気も高いコンサルティング業界。大手コンサルにはどのような企業があるのでしょうか。
この記事では、大手コンサルの特徴や大手コンサルに入社するための就活対策について解説します。
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インターンを通して、コンサル就職に必須となる判断力・提案力・会話術・論理的思考力などを身につければ、本選考も有利に進められるようになります。コンサル業界は特に、インターン経由の早期選考や優遇なども行われているのでチェック必須です。
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- ・コンサル会社とは?
- ├コンサル会社の分類
- └新卒に人気がある理由
- ・コンサル業界の大手企業
- ├デロイト トーマツ コンサルティング
- ├アクセンチュア
- ├野村総合研究所
- ├PwCコンサルティング
- ├EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング
- ├マッキンゼー・アンド・カンパニー
- └ボストン・コンサルティング・グループ
- ・大手コンサルに就職するためには?
- └大手コンサルの選考フロー例
- ├デロイトトーマツコンサルティング 経営コンサルタント職の選考フロー
- └アクセンチュア ソリューション・エンジニア職の選考フロー
- └大手コンサル内定者のES
- ├デロイト トーマツ コンサルティング
- ├アクセンチュア株式会社
- └野村総合研究所
- ・最後に
コンサル会社とは?
コンサル会社とは、経営課題を抽出し、業務プロセスや戦略の見直しを行い、改善のための提案やアドバイスを行う会社のことです。別名コンサルティングファームとも呼ばれます。
コンサル会社の分類
コンサル業界と一括りにいっても、戦略策定や改善のための提案を行う戦略コンサルティング、デジタルに特化したコンサルティングファームであるITコンサルティング、戦略から実行まで総合的にサポートする総合系コンサルティングの3つに分類されます。
それぞれの大まかな業務内容は以下の通りです。
1.戦略コンサルティング:企業の経営に関わる戦略をサポートする
ex: マッキンゼーアンドカンパニー・ボストン・コンサルティング・グループ
2.ITコンサルティング:主にITの支援をサポートする
ex: アクセンチュア・野村総合研究所
3.総合系コンサルティング:企業を総合的にサポートする
ex: デロイト トーマツ コンサルティング
https://doda.jp/guide/zukan/084.html
新卒に人気がある理由
キャリタス就活が2024年1月に発表したデータでは、2025卒の学生で志望業界にコンサルティングを挙げた割合は14.4%と、全体では6位の人気業界となっています。
ここまで新卒に人気があるのは、新卒でも若いうちから企業の役員や社長と話せる機会があり、企業の将来を担うというやりがいのある環境で自身を成長させられるからでしょう。そのぶん仕事内容の責任は大きいですが、給与水準も高く新卒からの人気も高くなっています。
また、コンサル会社は他の業界に比べて転職がしやすい業界です。終身雇用制度が薄まりつつある近年では、コンサル業界を経験することで自身のスキルを高め、次のキャリアアップに活かせるという点でさらに人気が高まっています。
コンサル業界の大手企業
ここからは、コンサル業界の大手企業7社についてそれぞれの特徴を解説します。
デロイト トーマツ コンサルティング
デロイトはニューヨークに本拠地を置く、世界最大の会計事務所です。デロイトトーマツコンサルティングはデロイトの日本法人で、日本国内のコンサルティングサービスを担っています。
日本での歴史も長い企業のため、他の外資系コンサル企業に比べると日系色が強いのが特徴です。また、規模も大きく、対応する業界も幅広くなっています。
アクセンチュア
アクセンチュアは世界最大規模のコンサルティングファームです。アイルランドの首都に本社を持ち、73万人もの従業員を有しています。
グローバルに展開するアクセンチュアは提供するサービスも幅広く、6,000以上の企業を顧客にしています。特にITに強みがあり、システム開発も自社内で行うのが特徴です。
野村総合研究所
野村総合研究所はITコンサルティング・システムインテグレーションに強みを持つ国内シンクタンク・コンサルティングファームです。
転職のイメージが強いコンサル企業ですが、中長期的なキャリアも築ける環境が整っています。働きやすい環境を求める就活生におすすめの企業です。
PwCコンサルティング
PwCはロンドンに本拠地を置く企業です。主に会計監査、ビジネスコンサルティング、税務などを行っています。PwCコンサルティングはPwCの日本法人で、日本国内のコンサルティングを担っています。
PwCコンサルティングは、他の企業と比べてグローバルな案件が多いのが特徴です。海外案件に興味がある就活生にとっては向いているでしょう。
EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング
EYはロンドンを本拠地として会計・税務・コンサルティングなどを提供する企業です。EYストラテジー・アンド・コンサルティングは国内において、市場・競合分析や戦略提案、M&A支援などを行っています。
特にデジタルテクノロジー領域に強みがあり、専門のチームも存在しているのが特徴です。グローバルの雰囲気が色濃く、海外大学の出身者を多く有しています。
マッキンゼー・アンド・カンパニー
マッキンゼーは、世界44か国に支社を持つ戦略系コンサル企業です。アメリカのValue社が行う「世界で最も権威のあるコンサルティングファーム」では、2006〜2017年に連続でトップを飾っていたほど、大きな影響力を持っています。
コンサル企業の中でも特に自分の意見を求められる環境があり、会議でも積極性が何より重視されます。主体性がある社員には手厚いサポートが行われ、キャリア支援も多く取り揃えられているのが特徴です。
ボストン・コンサルティング・グループ
ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)はアメリカに本社を置いているコンサル企業です。最初に日本に進出した企業で、国内でコンサル文化を作った企業でもあります。
コンサル業界の中でもトップクラスの平均年収を誇り、教育研修、海外転勤制度など人材育成にも力が入っています。自身のスキルアップに集中できる好待遇な環境を求めている方におすすめです。
大手コンサルに就職するためには?
大手コンサルに就職するためには、何よりも準備が大切です。選考フローの例や実際に内定を獲得した先輩の声などを知っておくことで、選考通過率を上げましょう。
大手コンサルの選考フロー例
各企業の選考フローを2つ紹介します。選考フローはコンサル業界で共通している点も多いため、参考にしてみてください。
デロイトトーマツコンサルティング 経営コンサルタント職の選考フロー
ES・WEBテスト→1次面接→ジョブ→2次面接→3次面接→最終面接
2次面接は一般的な面接ではなく、与えられた課題について回答した後に面接官とディスカッションを行う「テーマ面接」が実施されています。
最初の60分間で1人でケース課題を解いて、10分休憩した後に、30分間面接官とディスカッションといったタイムスケジュールだったとのことです。
https://internshipguide.jp/columns/view/shukatsu-report-deloitte9
アクセンチュア ソリューション・エンジニア職の選考フロー
エントリーシート・適性検査→グループディスカッション→一次面接→二次面接
グループディスカッションでは、制限時間45分で課題説明5分、ディスカッション20分、発表3分、総評、フィードバック、質疑応答が行われます。
過去には「今まではシステム開発を中国に委託してしていたが、人件費の高騰により他国に委託しようと考えている。ではどの国に委託するか。選定した国とその理由についてグループで話し合い、最後にまとめて発表せよ。」といったテーマが出題されました。
https://internshipguide.jp/columns/view/shukatsu-report-accenture8
大手コンサル内定者のES
実際に各コンサル会社に内定をもらった先輩達のES(エントリーシート)です。ESを書く際の参考にしてみてください。
デロイト トーマツ コンサルティング
◆自己PRをお願いします。200字
強みは組織の仕組み作りを行う行動力で、不動産企業の顧客サポート部門で発揮した。当初はメンバーの強みが活きない業務配分のため各自の意欲が低下し業務の質が落ち、顧客満足度が60%だった。そこで各メンバーの強みを活かすため、業務配分を定期的に見直すことを他部門に提案した。部門メンバーとの個別面談で用いる、各自の強みを記録するテンプレートを自ら作成した。結果メンバーの活動意欲は向上し、満足度96%を達成した。
◆学生時代に頑張ったことを教えてください。250字
不動産企業の顧客サポート部門でチームマネジメントを行い、顧客満足度向上に貢献した。満足度90%を目標としていたが、当初はメンバーの強みが活きない業務配分により彼らの活動意欲が低下し顧客対応の質が落ち、満足度は60%に留まっていた。そこで2点に取り組んだ。1.毎週の会議に各メンバーが強みや業務への要望を話す時間を設け、彼ら自身への理解を深めた。2.他部門に働きかけ業務を引き受けることで、メンバーの強みが活きるように業務を割り当てた。結果、各メンバーの活動意欲は向上し満足度96%を達成した。
◆自分の長所・短所についてエピソードを交えて教えてください。250字
長所は相手に寄り添う姿勢だ。不動産企業のインターン、塾のバイト経験において、相手の要望は何かを常に考え、耳を傾けることで、私が関わる一人ひとりに向き合った。この強みを活かし、顧客の要望に寄り添い、課題解決に貢献できるコンサルタントになりたい。短所はお節介であることだ。上記の経験において、寄り添おうとするあまり相手に過干渉してしまい、相手が考える余地を奪っていたことがある。これを改善するために、相手との対話の際はまず意見を求め、その上で私の考えを述べて助言するべきかを考えるようにしている。
◆困難を乗り越えた経験とそこから学んだことを教えてください。250字
個別指導塾でのアルバイトで、個々に寄り添う指導を行い生徒の志望校合格に貢献した。当初は暗記事項偏重の指導で、生徒のやるべきことが見えず不安という悩みを解消できず、生徒は勉強への集中力が削がれていた。これに対し、従来の月次計画に加え週次計画も作成することで生徒のタスクを明確にした。また指導ごとに課題達成率を反映して柔軟に計画修正を行い、生徒が無理なく継続できる計画作成を心がけた。結果、担当生徒5人全員が志望校に合格した。この経験から、相手に合わせた解決策を提示する重要性を学んだ。
アクセンチュア株式会社
◆アクセンチュアを志望する理由
私は要件定義などの上流過程からシステム開発の下流過程まで一貫して携われるような企業に入社したいと考えております。この一連の工程を経験し、自分を磨くことによってエンジニアとして、さらにはコンサルタントとして高度なスキルを身につけることを目指します。お客様の抱える課題を解決し社会に貢献することはやりがいもあり重要な役割だと思います。しかし、私はいずれ求められたものを作るだけでなく、能動的に世に必要とされるものを生み出したいです。そのためには高度な技術力だけでなく社会にはどんな課題があり、どう解決していくのか深く知る必要があります。貴社には高度な技術をもったエンジニアだけでなく、課題解決のプロである優秀なコンサルタントも多く在籍しています。なので、共に仕事をしていく中でスキルを盗み、自分のものにしていき、二つの領域を極め、夢に繋げます。そしてそれは貴社だからこそ実現できると確信しています。
◆「未来のアクセンチュアに必要なDNA」のうち共感できるものを1つ選んでください。※「未来のアクセンチュアに必要なDNA」は以下よりご確認ください。上記を選択した理由をご自身の経験をふまえて記述してください。
チャレンジに手加減をしない、 私の長所である行動力は、失敗を恐れずチャレンジしその先の目標とそのためにすることを考え実行できる力だと考えます。私は英語が苦手でしたが、英語力の向上を目指しTOEICを受けたことがあります。その決心をした日の内に申し込み目標点を決め、さらに現状分析し計画を立て教材を用意しすぐに勉強を始められる準備を整えました。この迅速な行動がモチベーションや努力の継続を維持し、その結果目標を達成できました。この経験から単に英語力の向上だけでなく、自己理解や自信など様々なことを得られました。これはチャレンジし、それに対して本気で取り組んだからこそ得られたものだと考えています。そのため、貴社に入社後も色んなことに挑戦していくつもりですが、1つ1つに全力で取り組みます。
◆第1志望(ソリューションエンジニア)の職種を選択された理由をお聞かせください。
私は大学で初めてプログラミングに触れ、その面白さやできることの幅広さに驚きました。そして、自身の手でプログラムを作っていく楽しさや、現代では様々な分野でITの技術が活かされていることを知り、もともと色んな事に興味があったこともあり、エンジニアになりたいと思いました。そしてクライアントの課題をITの技術で解決するという仕事を通して、エンジニアとして様々な今まで触れてこなかった業界と関わりたいと思いました。
◆第2志望(デジタルコンサルタント)の職種を選択された理由をお聞かせください。
様々な業界のクライアントとのプロジェクトに関わることで、ITという一つの技術を介して多種多様な分野に触れたいです。そしてその中で今まで知らなかったことや、新しい考え方、視点など自分の専門だけでなく色々な業界と関わるからこそ得られるものを学びたいです。そしてエンジニアとして依頼されたものを開発するだけでなく、コンサルタントとして能動的にクライアントに提案したいと思っています。
野村総合研究所
◆当社の事業内容を踏まえて、あなたが当社で実現したいことについて記載ください ※300文字以内。 ※特にインターンシップで配属された本部で取り組みたいことを中心に教えてください。
金融業界のお客様に求められるシステムの構築を、品質の信頼を獲得したうえでお客様と共に実現したい。私は5日間の配属を通して、社員の方々は常にお客様と対峙した開発を行っていると痛感した。その姿勢は、パッケージシステムにもかかわらずカスタムが可能だという1つのシステムの特徴にも現れている。また金融システムはエンドユーザーの使用も多いため、障害が起きやすく攻撃も受けやすい。だが委託先に一任することなく、直接お客様と向き合うことで対処していると理解した。一度導入したら久しく更新しない金融システムだからこそ、お客さまと走り続けることで、お客様にとって最適で信頼性と安定性を兼ね備えたシステムを創り上げたい。
その他のコンサル会社についてはこちらから確認できます。
PwCコンサルティング
https://internshipguide.jp/Columns/questionnaireColumn/3/1398
EYストラテジー・アンド・コンサルティング
https://internshipguide.jp/Columns/questionnaireColumn/3/2986
コンサルティング業界に就職するためにすべきことをチェック!
最後に
大手コンサルの特徴や大手コンサルに入社するための就活対策について解説しました。コンサル業界は全体的に就活がはじまる時期が早く、サマーインターンからそのまま選考を行う企業も少なくありません。少しでも興味があれば、まずはインターンに挑戦してみましょう。
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先輩の体験記
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