「部活を退部すると就職に不利になる」という噂が学生や就活生の間で広まっていることがあります。すでに部活を退部した方は「本当に部活を退部すると就職に影響するなら、どうすればいいんだろう…」と不安になってしまうことも。
そこで今回は、部活の退部が就職に影響するかどうかについて解説します。さらに部活を退部してしまった場合の挽回方法についても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

- ・部活を退部したら就活にどんな影響がある?
- ├「体育会」での経験を重視する企業には不利になる
- └「嫌なことから逃げた」と思われると不利になる
- ・部活の退部を伝えるときのポイントとは?
- ├退部理由をポジティブに伝える
- ├退部理由のNG例
- └退部理由のOK例
- ・部活の退部を挽回するためにできること
- ├企業が部活経験から知りたいことを理解する
- └部活以外で積んできた経験をアピールする
- ・部活を退部した人におすすめの就活で使える自己PR材料
- ├何かを長期間続けた経験
- ├サークル活動やボランティア活動でチームワークを発揮した経験
- └企業でのインターンシップの経験
- ・最後に
部活を退部したら就活にどんな影響がある?
「体育会」での経験を重視する企業には不利になる
企業の中には体育会の部活に所属していた学生の採用に注力しているところがあります。
体育会に所属した学生には厳しい練習を乗り切ってきた「忍耐力」や、上下関係を重んじるコミュニティで培われた「礼儀」、チームで良い結果を残すために行動できる「協調性」などのスキルがあると考えているからです。
体育会の部活を退部した場合には、そのような企業が求めているスキルが十分ではないと捉えられてしまう可能性があります。その結果、体育会所属の学生を重んじる企業の就活では不利になる場合があるのです。
「嫌なことから逃げた」と思われると不利になる
部活を退部する原因はさまざまです。しかし、企業によっては、退部に対し「1つの物事を最後までやり抜けない」「嫌なことに立ち向かわずに逃げた」というネガティブなイメージを強く抱いている場合があります。
このようなネガティブなイメージを払拭することができないと、企業は「入社しても、嫌なことがあったらすぐに辞めてしまうのでは」と不安を感じてしまいます。その結果、就活に不利な影響を与えてしまうことがあります。
部活の退部を伝えるときのポイントとは?
退部理由をポジティブに伝える
部活の退部について説明する時には、退部理由をポジティブに伝えるようにしましょう。
「嫌なことがあったから辞めた」「飽きてしまったから辞めた」といったネガティブな理由よりも、「語学留学をするために辞めた」「資格を取得する勉強時間を確保するために辞めた」などの方がベターです。
次の一歩を踏み出すためのポジティブな理由を挙げる方が「新しいことにチャレンジする意欲がある」と評価してもらえます。
退部理由のNG例
・毎日部活の練習で忙しく、自分の時間が確保できないので辞めました。
・先輩から強い口調で注意を受けることに耐えられず、退部しました。
・体力的に限界を感じたので、退部することにしました。
これらの理由は「スケジュール調整が下手」「人間関係を築けない」「体力がない」など、ネガティブなイメージを抱かせてしまうためNGです。
退部理由のOK例
・英語を活用した仕事に就きたいと考え、長期の語学留学に参加するために部活を退部しました。
・資格を取得する勉強時間の確保のために退部しました。
・自分の専門的知識を深め、卒業研究でより良い成果を上げるために部活動は退部することにしました。
このように「新たな挑戦のために部活を退部した」というポジティブな理由を掲げることができれば、企業にも挫折ではなくチャレンジであると受け取ってもらえます。
部活の退部を挽回するためにできること
企業が部活経験から知りたいことを理解する
部活の退部を挽回するためにできる1つ目は、企業が部活経験から何を知りたいのかを理解することです。
企業が部活経験から知りたい内容は実にさまざま。例えば「物事に継続して取り組めるかどうかを知りたい」と思っている企業もあれば、「礼儀に厳しい我が社に順応できるか確認したい」と考えている企業もあります。
また、繁忙期がある企業では「忙しい時のハードワークを乗り切れる体力や忍耐力があるかを知りたい」と思っている場合もあるでしょう。
企業の経営理念や社風から「企業が部活経験から何を確認したいと思っているのか」を分析できれば、部活を退部していても別のスキルや長所で十分にアピールできる可能性があります。
部活以外で積んできた経験をアピールする
企業が部活経験から知りたい内容を把握できたら、部活以外の場面で企業の求めるものを提供できないか考えてみましょう。
例えば、部活経験で「礼儀正しさ」を確認したい企業に対しては、バイトでの接客経験を伝えることで「礼儀正しさ」をアピールすることが可能です。
また、部活経験から「忍耐力」があるかどうか知りたい企業に対しては、卒業論文執筆のために日夜研究に励んでいることをアピールできるかもしれません。
部活を退部した人におすすめの就活で使える自己PR材料
何かを長期間続けた経験
部活を退部したことで心配になるのは、「一つのことを長く続けられないのでは?」「忍耐力がないのでは?」といった印象を与えてしまうことです。
何か一つのことを長く続けた経験をアピールできれば、「忍耐力がない」という印象を持たれることは避けられるでしょう。
高校時代に3年間同じアルバイトを続けた、小さい頃から習いごとを続けているなど、どんな経験でもいいので数年間継続していることがあればそれをアピールしましょう。
サークル活動やボランティア活動でチームワークを発揮した経験
部活の経験が評価される理由の一つとして、人間関係を構築するスキルやチームワークに慣れていることが予想されるというのがあります。
サークル活動やボランティア活動などに参加して、周囲の人と協力しながら何かを成し遂げた経験があればそれをアピールすることです。
コミュニケーション能力の高さやチームワークが得意なことが採用担当者に伝われば、部活を退部したことはマイナス要因にはなりにくいでしょう。
企業でのインターンシップの経験
就活でアピールできる経験を今から積みたいなら、長期のインターンシップに参加するのがおすすめです。
インターンの経験は仕事に直結するので、インターンで学んだ知識やスキルは就活でも高く評価される可能性が高いです。
短期・中期のインターンは数日や数週間なので、できれば長期インターンシップに参加して、1年以上はインターンを継続するのが望ましいです。
最後に
部活を退部すると就活で多少不利になってしまうことはありますが、それだけで不採用になることはほとんどありません。
企業が求めるものをきちんと理解し、自分にそのスキルが備わっていることを伝えられれば、部活を退部していても採用してもらえる可能性は十分にあります。
部活を退部したからといって就活を諦めず、別のシーンでの自分の魅力をしっかりとアピールしていきましょう。
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