CAのインターンとは?就活スケジュールや人気企業のインターン関連情報を徹底解説!

航空業界は就活生から人気があり、志望する就職先ランキングでも大手の航空会社はいつも上位にランクインしています。とくに華やかなイメージのある客室乗務員の仕事には、興味を持っていたり憧れていたりする方も多いのではないのでしょうか?

しかし、CAになるためには高倍率の選考を通過しなければなりません。少しでもチャンスを掴むためには、CAのインターンに参加するのがおすすめです。

そこで今回はCAのインターンに参加するにあたって押さえておきたいポイント注意点人気航空会社のインターン内容と選考方法などをご紹介します。

目次

CA志望の場合はインターン参加がおすすめ!

人気企業になると倍率が100程度にも至るCAの本選考。少しでも選考通過の可能性を高めるためには、インターンの参加がおすすめです。ここでは、その理由についてご紹介します。

CAや航空業界についての理解を深められる

インターンに参加すると、業務を擬似的に体験したり、社員の方と交流したりする機会を得られます。現場の様子や社内の雰囲気を肌で感じられるのは、インターンならではの体験といえるでしょう。

選考を通過するためには業界研究や企業研究が欠かせませんが、インターンを通して肌で感じたからこそ得られるものが多くあります。実体験を元にすれば志望動機にも説得力が増すため、一度は参加しておきましょう。

早期選考や選考優遇のチャンスを掴める

特に航空業界においては、インターン経由の早期選考や選考優遇が多く行われています。

もちろん全ての参加者が招待されるのではなく、インターンにおいて優秀な成績を残した学生に限定されますが、インターンに参加しなくては掴めないチャンスです。

早期選考であれば倍率を抑えられる面もあるため、志望度の高い企業のCAインターンはなるべく参加しておいた方が良いといえます。

CAインターンの特徴

CAインターンでは、他の業界のインターンにはない特徴があります。ここでは、CAインターンの特徴をご紹介します。

一般企業のインターンとの違い

一般企業のインターンでは短期・長期の両方のインターンが行われていますが、航空会社のインターンは短期インターンが多くなっており、実際に現場で働くようなプログラムの長期インターンはほとんど行われていません。

この理由として考えられるのは、CAという職種上しっかりとした教育と訓練を受ける必要があるため、インターン生に実務を任せるのは難しいからでしょう。

CAのインターンは基本的には数日程度で完結する短期インターンで、航空業界への理解を深めたり、企業について知ることができたりする内容が多いです。

遠方からの参加者には航空券が支給されることも

地方から首都圏開催のインターンに参加する学生は、交通費や宿泊代などの費用がかかります。一般企業の場合は新幹線などの交通費を負担してくれるケースが少なくありませんが、航空会社の場合、自社の航空券を手配してくれることがあります。

CAインターンならではの特徴といえますが、航空券は全員に支給されるのではなく、遠方からの参加者のみに限定されていたり、特定のプログラムに限定されていたりする点に注意が必要です。交通費が心配な場合は事前によく確認しておきましょう。

CAのインターンって何するの?

ここからは、CAインターンにおいて行われることの多いプログラムについて見ていきましょう。航空会社のインターンにはさまざまな職種がありますが、CAインターンのような職種別のインターンでは、その職種ならではのプログラムも行われている点に注目です。

航空業界や会社についての講義

CAインターンでは、航空業界や航空会社について理解を深める機会が設けられていることが多いです。講義形式で、業界についての基礎知識・事業内容・強みなどについて詳しく聞けます。

人の命を預かる業界であること、また近年ではLCCなどの格安航空会社の登場などにより、そのビジネスモデルや業界のあり方が大きく変わってきていることなど、CAとして知っておくべき知識が学べます。

今後の戦略・対策をどのように考えているかなどを企業の担当者から聞けるので、業界研究・企業研究に役立つでしょう。

施設や職場の見学

CAインターンでは、職場や施設の見学ができるものも行われています。普段はなかなか見られない空港の施設・飛行機整備場・CAたちがブリーフィングを行う場所も見せてもらえるかもしれません。

実際に現場を目にすることで、働いているイメージがわきやすくなります。航空会社による違いを比較できたり、自分にあった職場を選ぶ判断材料が増やせたりするでしょう。

グループワーク

一般企業のインターンにも多いですが、CAのインターンでもグループワークが行われる場合があります。課題が与えられ、インターン生同士でディスカッションをしたり、プレゼンテーションをしたりするのが一般的です。

CAは、機内でお客様が快適に過ごせるように、チームで連携しておもてなしを行う職業です。グループワークを通して安全性やリスクなどについて考えたり、ロールプレイングでおもてなしを体験してみたりして、航空会社やCAについての理解を深められます。

CAインターンの主な選考方法

CAのインターンでは、多くの企業で選考が設けられています。ここでは、CAインターンの主な選考方法についてご紹介します。

ES(エントリーシート)

書類選考として、ES(エントリーシート)の提出が設けられています。企業ごとに質問される内容は異なりますが、概ね2つ〜3つの設問で構成されていることが多いです。「インターンへの志望動機」などの鉄板の内容は、事前に言語化しておきましょう。

英語の資格を持っている場合には、ES(エントリーシート)に記入できる場所がある場合が多いため、積極的にアピールするのがおすすめです。

企業によってはこの段階で自己PR動画の提出を求められる可能性もあります。普段からガクチカや自分の強みについて考えておくとスムーズです。

Webテスト

ESと併せてよく実施されるのが、Webテストです。主にSPIをテストセンターで受けることになります。応募者が多い場合には、足切りとして非常に高い成績が求められる場合もあるため、しっかりと対策しておくことが大切です。

企業によっては、SPIではなく玉手箱TG-Webの場合もあるため、過去の選考方法などを確認して準備しておきましょう。

面接

ES・Webテストを通過すると、面接が行われます。「インターンを通して学びたいこと」をメインに、自己PR・ガクチカ・志望状況等の比較的オーソドックスな質問が一般的です。

ただ、「同業他社ではなくその企業でなくてはならない理由」が非常に大切になってくるため、その企業ならではの強みをしっかりと理解した上で臨まなければなりません。企業研究を進めながら、言語化できるように練習しておくと安心です。

CAにおける就活スケジュール

CA志望の場合は、計画的かつ早めの行動が何よりも大切です。ここでは、CAの就活スケジュールの全体像をご紹介します。

大学3年の4〜6月|CAインターンのエントリー開始

CAといえば冬にインターンが開催される場合が多いのですが、近年では参加希望者が増加してきていることから夏にもインターンを行う企業が増えてきています。夏にインターンを行う企業では、大学3年の4〜6月にインターンのエントリーを開始するケースが多いです。

多くの学生にとって初めてのインターンとなりますが、志望度が高いのであれば、他の業界で経験を積んでから挑戦するのがおすすめです。

インターンシップガイドでは、様々な業界・職種のインターンを多数掲載しております。CAインターンに参加する前に他のインターンを経験しておくのもおすすめなので、ぜひインターンシップガイドをご活用ください。

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大学3年の6〜3月|CAインターン開催

大学3年の6〜3月には、サマー・オータム・ウィンターというように、季節ごとにインターンが開催されていきます。企業によってどの季節にインターンが行われるか変わってくるため、事前に確認しておきましょう。

オータムやウィンターインターンになると、就活の本格化や学業との兼ね合いで参加が難しくなるケースも考えられます。時間をかけてじっくりと参加したい場合には、サマーインターンの段階で参加できるようにしておくことをおすすめします。

大学3年の12〜3月|早期選考

特に航空業界では、インターン経由の早期選考が活発に行われています。一般的には大学4年生から本格的に就活が行われる場合が多いですが、CAの場合は大学3年生から始まっていると考えて準備しておくことが大切です。

早期選考のルートは、企業によって変わってきます。サマーインターンの段階から行う企業もあれば、直前のウィンターインターンから行う企業もあり、まちまちです。インターンに参加する際は、早期選考のチャンスを掴むつもりで積極的にアピールしましょう。

大学4年の4〜5月|本選考のエントリー開始

大学4年になると、本格的に就活が始まります。本選考のエントリーは4〜5月の場合が多いため、締切をこまめにチェックし、日時を過ぎることのないように気をつけてください。

この段階では、ESの提出や適性検査が設けられている場合が多いです。企業の求める資質や能力があるかを判断されるため、この時期までにしっかりと準備しておきましょう。

大学4年の6月|選考開始

書類選考を通過した学生を対象に、大学4年の6月頃から面接やグループディスカッションといった選考が開始されます。

主体性や協調性の他にも、CAならではの特徴として「どれだけ顧客に寄り添えるか」が重視されたり、危機管理・トラブル対応力などを問われたりするのが特徴です。

インターンの時と同様に「なぜその企業でなければならないのか」の理由を明確にした上で臨みましょう。

大学4年の6〜7月|面接や身体検査

大学4年の6〜7月頃には、最終面接や身体検査などが行われます。面接では、企業への志望度の高さキャリアプランなどを問われるのが特徴です。

航空業界ならではですが、最後には必ず身体検査が行われます。産業医によって、身長と体重のバランス・肌荒れ・疾患の有無など詳細な健康診断が行われ、各企業の基準によって評価されます。運動能力について検査される場合もあるため、心配な場合は体力をつけて臨むと良いでしょう。

これら全ての選考を通過できると、7月以降に順次内定の連絡が来ます。焦らずに待ちましょう。

CAインターンに参加するときに注意すべきポイント

CAのインターンに参加する際は、2つの注意点を押さえておきましょう。

・CAへの適性があるかどうかを見極めよう
・実際の職場でイメージを固めてギャップを無くそう

CAへの適性があるかどうか見極めよう

CAのインターンに参加することで、その会社の特性やCA業務について詳しく知ることができます。

インターンで学んだことや体験したことを通じて、「本当に自分はCAへの適性があるのか」を確認することも必要です。憧れやイメージだけでなく、実際に毎日の業務をこなす自分を想像し、CAの適性があるかどうかを見極める機会としましょう。

実際の職場でイメージを固めてギャップを無くそう

CAという憧れの仕事に就けたとしても、想像とのギャップを感じて転職する人もいます。これはイメージだけでCAの仕事を捉えている方が多いということでもあります。

インターンシップに参加することで、実際の現場を見てイメージを固めたり、働いている方から話を聞いたりして、自分の抱いているCAのイメージとのギャップを埋めていくことも大切です。

JALとANAのインターン関連情報をご紹介

就活生に特に人気のある2大航空会社であるJALANA。ここでは、それぞれのインターンについて解説します。

※2024年7月時点の内容のため、今後情報が更新される可能性があります。

JAL(日本航空)のインターン内容と選考方法

JALのインターンは夏と冬の両方で行われています。CAインターンについては、企業研究編・実践編の2パターン開催されており、実践編に参加するためには企業研究編のインターンへの参加が必要です。

【CAインターンの内容】
JALのCAインターンでは、CAとして働く際に必要なスキルや立ち振る舞いなどを実践的に学べるインターンが行われています。

-企業研究編インターン-
・航空業界、JALが大切にしていることについて
・JAL客室乗務職について
・グループワーク

-実践編インターン-
・施設見学
・業務体験

この他にも、オンラインでオープンカンパニーが行われているため、まずはこちらから参加してみるのがおすすめです。

【選考】
まず、JALのインターンに応募するためにはマイページにログインする必要があります。インターンの選考は、エントリーシート・適性検査・AI面接の3つです。

ANA(全日空)のインターン内容と選考方法

ANAのインターンは夏と冬の両方で行われていますが、CAに限定したインターンは冬に開催されることが多いようです。CAなどの職種別のインターンだけでなく、企業説明会のような職種を問わないイベントも開催されているため、ホームページをチェックしてみましょう。

【CAインターンの内容】
ANAのCAインターンでは、現役CAからのお話を聞くことができ、ANAが重視している「おもてなし」の本質について理解できるプログラムが行われています。

・エアライン事業についての説明
・CAに関する説明
・グループワーク
・機内でのサービス実習等

サマーインターン等でCAに限定したインターンが開催されていない場合には、職種を問わない「ANA職種合同イベント」などに参加して、ウィンターインターンに向けて企業研究を進めておくのがおすすめです。

【選考】
インターンに応募するには、ANAのマイページ登録をする必要があります。必要情報を記入したら、エントリーシートの提出が求められます。

参考:全日本空輸株式会社
https://ana-recruit.snar.jp/index.aspx

最後に

CAや航空業界に憧れを抱く人は多く、就活の本選考はもちろん、インターン選考の倍率も非常に高いです。なるべく早い時期から情報収集を開始し、しっかりと選考対策をして、インターン選考に備えましょう。

CAインターンの選考を通過する確率を少しでも上げるためには、他のインターンでES・Webテスト・面接などの選考をいくつか受けておくのがおすすめです。インターンシップガイドでは通年でインターンをご紹介しておりますので、ぜひご活用ください。

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