就活生のみなさん、就活は順調でしょうか?就活はエントリーシート(ES)を書くことから始まります。志望動機や自己PRはどんな企業のエントリーシートでも必ずと言っていいほど書く項目ですよね。
しかし志望動機と自己PRを混同してはいませんか?この2つの違いを理解できていないと、どちらも同じような内容になってしまいます。
本記事では、志望動機と自己PRの違いを明確にし、書き分けのポイントについて解説します。履歴書やエントリーシートの書き方で困っている方はぜひ参考にしてみてください。
- ・志望動機とは
- ・自己PRとは
- ・志望動機と自己PRが似ていても大丈夫
- ├志望動機と自己PRの違い
- └一貫性のある書き方を
- ・志望動機&自己PRの書き分け方のポイント
- ├志望動機作成では業界研究・企業研究が大切
- └自己PR作成では企業の目線を忘れないこと
- ・志望動機&自己PRの例文
- ├志望動機の例文
- └自己PRの例文
- ・最後に
志望動機とは
志望動機では「なぜその企業に入りたいか」を書きます。文字通り、企業を志望する理由(動機)です。「その企業に興味を持ったきっかけ」「なぜその企業で働きたいのか」を書きましょう。ニュースで見た食料危機に関心を持ち、社会課題を解決したいと感じ食品会社を志望するのも立派な志望動機です。
また、「その会社で自分が成し遂げたいこと」や「自分が会社に貢献できること」を書くのもいいです。例えば、「学生時代にプログラミングを勉強してきたので自分の能力を発揮するためにIT系の企業を志望する」などです。
自己PRとは
自己PRでは「自分の持つ能力とそれを発揮したエピソード」を書きます。自己PRなので、自分の持つ能力について書くことは当然ですが、それを発揮した学生時代の経験やエピソードも書く必要があります。
なぜなら、ただ自分の長所を書くだけでは主張に根拠がなく説得力が生まれないためです。採用担当者ははじめてその就活生と合うわけですから、「○○な経験をしてきて、自分は△△の能力で活躍した」というように説明する必要があるのです。
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志望動機と自己PRが似ていても大丈夫
志望動機と自己PRの違い
志望動機と自己PRの違いは掴めたでしょうか?志望動機は文字通り企業を志望する理由で、自己PRは自分の能力や経験について書きます。注意するポイントとしては、自己PRは志望動機の一部となる場合があるということです。
例えば、IT企業を志望する際に「プログラミングができるため」は志望動機になります。一方で、自己PRにもなっていることが分かります。あくまでこれは志望動機として書いているので自己PRとは異なりますし、同じエントリーシートに自己PRと同じことを書いてしまっても特に問題ありません。
一貫性のある書き方を
志望動機と自己PRで注意するポイントは、一貫性のある書き方をすることです。志望動機で書いたことと、自己PRで書いたことが矛盾してしまうと採用担当者から見て分かりにくくなってしまいます。できるだけ同じ主張を別々の言葉で表現するようにした方がよいでしょう。
例えば、志望企業がリーダーシップのある人材を求めていた場合、志望動機には「リーダーシップを発揮したいため、御社を志望します」と書きます。自己PRには「私の強みはリーダーシップです。学生時代は国際交流サークルでリーダーを務めました」と書くと一連の話となり採用担当者に受け入れられやすいです。
志望動機&自己PRの書き分け方のポイント
具体的なそれぞれの書き方のポイントを紹介します。
志望動機作成では業界研究・企業研究が大切
志望動機では「その企業を志望した理由」「その企業でしたい仕事」について書きます。そのため、企業の事業内容や仕事を十分に理解しておく必要があります。業界研究や企業研究をしっかり行いましょう。
書く時のポイントは、採用担当者に「しっかりと企業や業界のことを調べているな」と思わせるような内容にすることです。「事業分野に興味がある」「福利厚生が手厚いから」などただ入りたいだけの理由だと志望動機としては弱くなってしまいます。
「会社に入ってこんな仕事をしたい」「課題を解決するために自分の経験や能力をいかしたい」という理由ならば、企業側としても「この学生は熱意がある」と思うはずです。 後ほど例文を紹介しますが、志望動機を書く際には上記のことを意識できるとよいでしょう。
自己PR作成では企業の目線を忘れないこと
自己PRでは、仕事でいかせる「能力・スキル・経験・資質」などをアピールする必要があります。
自己PRで注意したいのは、ただの自慢や能力のアピールで終わらせないことです。「その能力やスキルを仕事でどういかせるのか」ということまでしっかりと説明しましょう。
書く時のポイントは、企業側から見て「この学生を採りたい」と思わせるような内容にすることです。あなたを採用すると会社にとってどんなメリットがあるのかを明確にできると、いい自己PRになります。
自己PRについても後ほど例文を紹介します。自己PRを書く際には上記のことを意識して書きましょう。
志望動機&自己PRの例文
志望動機の例文
ここでは総合商社を志望する場合の志望動機例文をご紹介します。
御社を志望した理由は私の強みであるリーダーシップを活かせると考えたためです。私は学生時代、国際交流サークルでリーダーを務めました。サークルの活動内容としては国際交流イベントの企画及び運営です。
リーダーとして活動する中で、様々な文化を取りまとめつつリーダーシップを発揮することが面白いと感じました。また、全員で一つの目標に向かって邁進し成果を出すことの尊さを学びました。
御社の仕事では世界中のあらゆる地域の人々と協力し、プロジェクトを達成していく必要があります。そこには単純な語学力だけではなく、異文化の方たちと心を通わせ巻き込んでいく能力が必要だと確信しています。
御社の仕事を通して私の強みであるリーダーシップを発揮し、社会に貢献していきたいです。
自己PRの例文
次に、自己PRの例文を紹介します。
私の強みはリーダーシップです。大学では国際交流サークルに所属し、リーダーとしてイベントの企画及び運営を行いました。イベントでは様々な国の留学生と日本人学生を集め、スポーツ大会を開いたり交流会を開いたりしました。
私がイベントの企画で心がけたことは、「誰しもが楽しめるイベントにする」ということです。そのためにメンバーとのミーティングを小まめに開いたり、参加者からヒアリングを行ったりなどして多くの意見を取り入れるように努めました。私はリーダーとして、抽出した意見をまとめて主催者である学務の方と打ち合わせを重ね、大学側と学生側双方の立場からよいイベントを企画できるように心がけました。
特に好評だったのが、イスラム教の学生向けの食事です。彼らは宗教上ハラル肉と呼ばれるものしか食べることができないので、ハラル肉を多く用意するなどして誰でも食事を楽しめるように努めました。
努力の甲斐もあり、イベントはいずれも参加者から好評をいただくことができ、感謝の言葉をもらうことができました。このような経験から、社会に出ても異文化の方たちをまとめてリーダーシップを発揮していきたいと思います。
最後に
志望動機と自己PRの違いや書き分け方のポイントについてまとめました。志望動機と自己PRはしばしば混同しがちですが、明確な違いがあります。ポイントをしっかり抑えて、納得のいくエントリーシートを完成させましょう。
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