販売や飲食など、接客業を志望する就活生も多いでしょう。メインの業務が接客となる業界を志望する場合、就活の面接では接客業のアルバイト経験や志望動機の内容を重視されることが多くあります。
接客業を志望する際は、どんなポイントに気をつけて志望動機を作成すればいいのでしょうか?また、接客業の経験がない人はどうすればいいのか?今回は接客業の志望動機作成のポイントや志望動機の例文をご紹介します。
- ・接客業のやりがい
- ├人と接する仕事ができる
- └お客様に感謝される
- ・接客業の志望動機のポイント3つとは?
- ├コミュニケーション能力があることを伝える
- ├接客バイトの経験がある場合にはそのエピソードを添えて
- └接客を通じてお客様に与えたい価値を語ろう
- ・接客業の志望動機の例文3つ
- ├接客のアルバイト経験がある場合
- ├その企業の接客への憧れや感動がある場合
- └資格や語学などスキルを活かせる場合
- ・接客業が未経験の場合はどうすればいい?
- ├熱意をアピール
- ├接客でいかせるスキルをアピールする
- └アルバイトやインターンシップに参加してみる
- ・面接時のコミュニケーションの取り方も見られている
- ├笑顔とアイコンタクトは絶対に忘れない
- └企業が求める人物像を演出する
- ・最後に
接客業のやりがい
志望動機作成のポイントになるのがその仕事の「やりがい」です。接客業の仕事のやりがいはどんなところにあるのでしょうか?
人と接する仕事ができる
人と関わったりコミュニケーションをとるのが好きな人は、日々たくさんの人と接することができる接客の仕事が楽しんで行えます。
「人と接するのが好き」「人と話すのが好き」という思いを志望動機に盛り込むのもいいでしょう。
お客様に感謝される
接客業の経験がある人は「ありがとう」と言われたり、お客様に感謝をされたり、お客様の笑顔を見て感動した経験があると思います。
サービスの提供やサポートなどをして、お客様に感謝される機会が多いのも、接客業の大きなやりがいのひとつです。「人をサポートすることにやりがいを感じる」という思いを志望動機に盛り込みましょう。
接客業の志望動機のポイント3つとは?
まずは接客業の企業のエントリーシートや面接時の志望動機のポイントを3つ見ていきましょう。いずれも全てがバランスよく説得力がある必要があります。
コミュニケーション能力があることを伝える
まずはコミュニケーション能力をしっかりとアピールしましょう。もちろん、接客業以外の仕事でも、就活の面接時にコミュニケーション能力を重視することは多くあります。
従業員の接客が直接お客様からの企業のイメージや評価につながることの多い接客業では、一般の企業以上にコミュニケーション能力を重視しています。
まずは自分にはコミュニケーション能力の高さを伝えることを意識しましょう。その際に、どういった理由で自分はコミュニケーション能力があると自負しているのか、人との関わりについてのエピソードを添えて説得力を増しましょう。
接客バイトの経験がある場合にはそのエピソードを添えて
もしも過去に接客業のアルバイト経験があるのであれば、必ずそのことを伝えましょう。どのような接客業で、自分はどのようにお客様と接してきたのか、そしてその時に自分が接客を好きだと感じた理由やお客様から感謝されたエピソードなどを添えると良いでしょう。
接客を通じてお客様に与えたい価値を語ろう
最後に、なぜ接客業に就きたいと考えているのかとともに、自分は接客を通じてお客様にどのように何を与えていきたいのかを語りましょう。
たとえば志望している企業のブランド価値の向上、商品の良さなど自分がどのような手法でどのような価値観を伝えたいのかは語っておきたいですね。
接客業の志望動機の例文3つ
それでは、接客業の志望動機の例文を3つご紹介します。ご自身の状況に合わせて参考にしてみてくださいね。
接客のアルバイト経験がある場合
私は大学4年間、居酒屋のアルバイトをしてまいりました。このアルバイトを通じて接客の楽しさを知り、就職先にも接客業を志望しています。
居酒屋のアルバイトでは老若男女さまざまなお客さまに対し、接し方を変えて居心地の良い空間を提供することにやりがいを感じます。
貴社は来店するお客様の数が多く、即戦力となることが求められると思います。そこで私がアルバイト時代に培った接客技術を活かすことができればと考えております。
その企業の接客への憧れや感動がある場合
大学2年生の時に友人と旅行で御社のホテルに宿泊した際、フロント・レストラン・清掃などスタッフの方全員が私たちに対し丁寧な対応をしてくださったことに感銘を受けました。
その時に私は忘れ物をしてしまったのですが、諦めていたときにわざわざ連絡をくださり、郵送してくださった対応に驚き、そして御社のホテルの接客の素晴らしさに感動しました。
私自身もお客さまから感動されるホテルスタッフとなることができるよう、一生懸命努力して参りたいと思っております。
資格や語学などスキルを活かせる場合
私はアメリカへの1年間の留学経験があり、日常会話レベルであれば英語に自信があります。
この英語力を活かせる仕事を探した結果、多くの外国人観光客も訪れる御社の現場で活躍できる、接客の仕事に興味を持ちました。将来的には、御社が力を入れている海外進出の際にも役に立つことができればと考えております。
留学で培った英語力だけでなく、このあと卒業までの間にはビジネス英会話の勉強もし、御社で活躍したいと考えております。
接客業が未経験の場合はどうすればいい?
熱意をアピール
接客業未経験の場合は、「実際にその企業のお店をよく利用している」「客としてファンになった」など、客としての目線から企業への熱意をアピールするのがいいでしょう。どんなサービスを受けたのか、具体的なエピソードがあると伝わりやすくなります。
接客でいかせるスキルをアピールする
外国人のお客様が増えているので、外国語が堪能な人や海外経験が豊富な人はそうした経験やスキルをアピールしましょう。
アルバイトやインターンシップに参加してみる
時間があれば、アルバイトやインターンで、実際に接客業を経験してみるのがおすすめです。サービスをする側になることでわかることも多いので、志望動機の説得力もグッと高まります。
面接時のコミュニケーションの取り方も見られている
接客業を志望する場合は、一般的な企業以上に面接時のコミュニケーションの仕方を見られていることを自覚しておきましょう。そのために必要なポイントは以下の通りです。
笑顔とアイコンタクトは絶対に忘れない
まず大前提として笑顔と、面接官とのアイコンタクトは忘れないようにしましょう。常に笑顔を絶やさないことはもちろん、面接官が複数人いる場合には話をしている最中に全員とアイコンタクトをとるようにします。
企業が求める人物像を演出する
また、志望する企業が求めている人材と自分のコミュニケーションの取り方を合わせておくことも大切です。
高級ホテルのように格式ある雰囲気の接客が求められる現場であれば気品ある雰囲気を、お客様とフレンドリーに接客する雰囲気を求められる職場であればフレンドリーで柔らかい雰囲気での面接を心がけましょう。
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最後に
接客業の志望動機では、エントリーシートでは接客への考え方や過去の対人エピソード、面接では面接官とのコミュニケーションの方法が重視されます。それぞれの場面でポイントを押さえて接客への想いをしっかりと伝えるようにしましょう。
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