受験を突破して晴れて大学生になると気の緩みから授業を疎かにしてしまいがちです。しかし、すべきことをやっていないと当然単位を落としてしまいます。単位を落とすと、卒業や就職に影響が出ることがあるので注意しましょう。
ここでは、単位を落とすとどんなデメリットがあるのか、卒業や就職にどういった影響があるのか解説します。対策も紹介しますので、単位取得に不安がある方は参考にしてください。
- ・大学の単位を落とすデメリット
- ├必修単位を落とすと進級や卒業に影響が出る
- ├余計な時間を使うことになる
- └就職に影響が出る
- ・大学の単位を落とさないための対策
- ├単位がとりやすい授業をとる
- ├興味のある科目を選ぶ
- ├きちんと授業に出席する
- └過去の試験問題をもらう
- ・どうしても単位を落としそうな人は
- ├1・2年のうちにできるだけ単位を取得する
- └目標の単位数よりも多く授業を取っておく
- ・まとめ:大学を甘く見て単位を落とすことのないように!
大学の単位を落とすデメリット
必修単位を落とすと進級や卒業に影響が出る
必修科目は、必ず学んで単位を取得しなければなりません。必修科目の単位を落としてしまうと、進級や卒業に影響が出ます。
1年次や2年次で単位を落とした場合は、卒業までに取得すれば問題ありません。しかし、卒業に近い年次で落としてしまうと進級できなかったり、卒業できなかったりということもあり得ます。
余計な時間を使うことになる
必修単位を落としてしまうと、翌年以降に再度授業を受けなければならず、余計な時間を使うことになります。これは単位がとれていれば当然使わなくていい時間です。
必修単位の場合、同じ授業をもう一度聞いたり同じ課題をまた提出したりと、本来ならする必要のなかったことに膨大な時間と労力を割くことになります。
就職に影響が出る
必要な単位が取得できず卒業できない場合、内定が取り消しとなることがあります。入社時点で大学を卒業していることが採用の条件となっていることが多いので、しっかり確認しておきましょう。
多くはありませんが、大学の成績を考慮する企業もあります。単位を落としてしまうことでGPAに影響が出る大学もあるので注意が必要です。GPAについて詳しくは次の記事を参考にしてください。
GPAについて詳しくはこちらの記事をチェック
大学の単位を落とさないための対策
単位がとりやすい授業をとる
授業によって評価の方法が違うので、自分が単位を取得しやすい授業を選ぶのがいいでしょう。出席が重視される授業、試験の点数が重視される授業、レポートなど課題のクオリティが重視される授業、などがあります。
レポートが得意ならレポート重視の授業、試験は苦手だけど出席は苦にならないなら出席重視の授業を選択するなど、自分の得意不得意も考慮すると単位を取得しやすくなります。
興味のある科目を選ぶ
とはいえ、単位の取りやすさだけを優先して選んでしまうと興味が持てない授業ばかりでやる気が出ないということになります。選択科目では、できるだけ興味のある授業を選びましょう。
大学は学ぶことに主体的に取り組む場所です。「面白そう」「知りたい」という気持ちを大事すると、楽しく授業を受けられます。
きちんと授業に出席する
授業によっては出席率を重視しているものもあり、それだけで一定の評価を得られるものもあります。出席重視の授業の場合、いくらテストで良い点を取ったとしても出席回数が足りないと落とされることがあります。
もちろん授業の内容から試験問題は出題されますし、試験問題のヒントが話されることもあります。単位取得の基本は授業に出ることです。
過去の試験問題をもらう
先輩や友人から過去の試験問題をもらえば試験勉強もやりやすくなります。中には前年度の試験問題と大きく変わらないような試験もあります。
部活動やサークルなどで同じ学科や同じ授業を受けたことのある先輩や友人がいればお願いしてみましょう。また、友人同士で入手した過去問題を共有してもよいでしょう。
どうしても単位を落としそうな人は
1・2年のうちにできるだけ単位を取得する
単位を落とすことで1番避けたいのは進級や卒業に影響が出ることでしょう。それを避けるには、1〜2年のうちにできるだけ多く単位を取っておくことです。
必修科目はもちろんのこと、選択科目もできるだけ多く取っておきましょう。少し大変かもしれませんが、もし単位を落としてしまっても、1・2年のうちならまだ挽回する時間があるので安心です。
3〜4年になると就職活動が始まり忙しくなります。企業説明会や採用選考は平日に行われることも多いため、思うように授業に出席できないことも多いです。1〜2年で十分に単位を取っていれば、3〜4年で自由な時間が増えるため、就職活動や自分の好きなことに心置きなく力を入れられます。
単位取得の仕組みについてはこちらの記事をチェック
目標の単位数よりも多く授業を取っておく
1年で取る目標単位数よりも少し多めに授業を取っておくと、いくつか単位を落としてしまっても安心です。勉強を頑張ろうと思っていても、予期せぬ病気や怪我、就活などでどうしても欠席しなければならなかったり試験が受けられなかったりすることはあります。
卒業に必要な単位数ぎりぎりで進めていると、そういった予想外のトラブルが発生した際に単位が足りず、進級や卒業ができないという結果になってしまいます。必修と必修の間に空きコマができるようであれば、そこに興味が持てそうな授業を入れてみましょう。新しい発見や知識、そして単位も得られます。
まとめ:大学を甘く見て単位を落とすことのないように!
大学生の本分は勉強であるため、単位取得に関してはシビアな教授や講師も多いです。「なんだかんだ言っても単位って取れるものでしょ?」と甘く見ていると、単位を落とすことになるので注意してください。
とはいえ、単位取得のためにやるべきことは高校までと大きく変わりません。きちんと授業に出て、試験では高得点を目指して勉強することが基本です。卒業や就職にも影響があることなので、単位取得には気を引き締めて取り組みましょう。
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