「大学を辞めたい」と思ったことはありますか?大学を辞めようと悩んだことがある大学生は少なくないと思います。「大学を辞めたい」理由は、「大学に行く意味が感じられない」「大学がつまらない」「友達ができない」などいろいろとあるでしょう。今回は、大学を辞めてしまう前に考えるべきことについてお話します。
新型コロナウイルス感染症の影響で学費が払えず、大学を辞めることを検討している方、昨今の社会情勢の影響で収入が激減し、退学を検討している方もいると思います。大学ではそのような学生を救済するために、学費納入期限の延長や給付型奨学金の制度が新しく設置されているところがあります。退学を検討している方はまず、大学に相談することをおすすめします。
- ・大学を辞めたいと思う理由で多いのは?
- ├大学に行く意義が感じられない
- ├大学がつまらない
- └友達ができない
- ・「大学に行く意味が感じられない」と思っている学生へ
- ├大学では意味は与えられるものではなく、自分で探すもの
- └やりたいことのために「大学生」という身分を活用しよう
- ・「大学がつまらない」と思っている学生へ
- ├勉強はしたいけれど、授業の内容に興味が持てないなら
- └勉強以外に打ち込めるものを見つける
- ・「友達ができない」と悩んでいる学生へ
- ├学生相談室を利用してみる
- ├大学の外へと活動範囲を広げる
- ├SNSで同じ趣味の人を探す
- ├長期インターンシップに参加する
- └海外の大学に留学する
- ・最後に
大学を辞めたいと思う理由で多いのは?
大学に行く意義が感じられない
「親にすすめられた」「みんなが行くから」という理由で大学に進学した人は、大学に通う意義が感じられないことが多いようです。学びたいことや目標がないとなると、大学に行くことに意味を見出せないのも無理はないでしょう。
大学がつまらない
大学に期待をしすぎていると、「思ったほど楽しくない」とがっかりしてしまう大学生も多いようです。過度な期待をしすぎないようにしましょう。積極的にいろいろなことにチャレンジして、自ら楽しみを見つける姿勢も大切です。
友達ができない
友達ができず、学校でひとりぼっちになってしまっていることに悩んでいる学生も多いようです。なかなか友達ができないなら、サークルやゼミに入るなどして活動の幅を広げることも大事です。
「大学に行く意味が感じられない」と思っている学生へ
大学では意味は与えられるものではなく、自分で探すもの
大学は、小学校・中学校・高校とは環境がかなり異なります。厳しい校則はありませんし、うるさく指導してくれる先生もいません。基本的には自由に過ごすことができます。
しかし、自由には責任が伴います。大学生活では、学生自身が責任をもって行動していくことが求められます。大学に行く意味も同じです。その意味を主体的に探していく必要があるのです。
主体的に意味を見つける力は、就活でも、大学を卒業してからの仕事でも役立ちます。その力を養う場として、大学を活用してもいいのではないでしょうか。
やりたいことのために「大学生」という身分を活用しよう
やりたいことが明確で「大学はなにか違う」と感じている場合は、一度休学をしてやりたいことに取り組んでみると良いでしょう。
休学の場合は、もしやりたいことがうまくいかなくても、また大学生に戻ることができます。「大学生」か「無職」かで、社会の扱いや信用は変わります。「大学生」という身分を存分にいかして、やりたいことに挑戦してはいかがでしょうか。
「大学がつまらない」と思っている学生へ
勉強はしたいけれど、授業の内容に興味が持てないなら
勉強をする意欲はあるけれど、大学が提供する授業が「つまらない」と感じているのであれば、学びたいことを自分なりに探求してみましょう。
大学にはさまざまな分野を専門とする教授がいます。「こういうことを学んでみたい」と思う分野があれば、その分野を専門としている教授がいないか探してみましょう。社会に出ると、専門家の話を聞くには結構お金がかかります。しかし、大学生のうちは無料です。大学にいるうちに、アポイントをとって教授に会いに行ってみましょう。
大学の図書館のように専門書が豊富な図書館は、社会に出るとなかなかありません。積極的に活用し、自分の知識を深めるのもおすすめです。それだけでなく、大学生の間は大学が学術雑誌に掲載されている論文の費用を負担しているので、無料で海外の最新の論文にアクセスすることができます。SNSといった身近にあるものに関する論文もあるので、興味のあるキーワードで検索して、論文を読んでみるのも面白いと思います。
資格勉強などに時間を割けるのも大学生の特権です。資格を取得できると自信がつきますし、就活でも自分の力をアピールしやすくなります。
勉強以外に打ち込めるものを見つける
「ようやく受験戦争から抜け出したんだから、勉強なんかしたくない!」という方もいると思います。
勉強そのものが「つまらない」と感じている場合は、別のことに打ち込むのもいいですよ。サークル活動・ボランティア活動・バイト・長期の旅行など「大学生」という自由な身分でしかできないことは、実は結構多いんです。
何かに打ち込んだ経験は、就職活動の際によく聞かれる質問項目にもなっています。 大学の専攻とは全く関係のない職種に就職する人も多くいます。無理に勉強を頑張らなくても、自分を磨く時間として大学生活を活用するのもありですよ。
「友達ができない」と悩んでいる学生へ
学生相談室を利用してみる
コミュニケーションに自信がない場合は、学生相談室(カウンセリングルーム)に行ってみましょう。病院などで相談するとお金がかかりますが、学生相談は無料なのでお得です。
学生相談室ではカウンセラーに相談できたり、同じ悩みを持つ学生とコミュニケーション力を高めるためのイベントが開催されているところもあります。コミュニケーションに不安を感じているなら、ぜひ活用してみてください。
大学の外へと活動範囲を広げる
大学に入学したからといって、大学内で友達をつくる必要はありません。大学の外にも目を向けてみましょう。
大学だけでなく、社会人サークルなどで好きな活動ができる機会を探してみてください。さまざまな経験をした人が集まる社会人サークルは、あなたの世界を広げてくれます。
SNSで同じ趣味の人を探す
現代ではSNSによって多くの人がつながっています。そこに参加するのもひとつの方法です。
大学では趣味や話の会う人になかなか出会えなくても、SNSなら同じ趣味を持つ人や、好きなことが同じ人とつながるチャンスもたくさんあります。
長期インターンシップに参加する
長期インターンシップは学外の友達を作るきっかけになります。ベンチャー企業は人数が少なく、必然的にコミュニケーションをとる機会が増えます。そのため、他のインターンシップ生と一緒に作業していくうちに仲良くなることができるでしょう。インターンシップの経験は就活・社会人になった後も役に立つので、参加してみてはいかがでしょうか。
海外の大学に留学する
海外に興味がある人や、語学力を身につけたいという思いがあるなら、留学するという選択肢もあります。
思い切って留学することで、日本の窮屈な人間関係から解放されたという人も多くいます。長期の留学が不安なら、数週間や数ヶ月の短期留学を試してみるもいいでしょう。
大学はこれまでの学校に比べると大きく見えますが、実際には狭いコミュニティです。そこで友達ができないからといって悲観せず、視野を広げて周りを見渡してみてください。
最後に
「大学生」という身分は、高校までよりずっと自由で信頼性の高い肩書きです。わざわざ厳しい入試を乗り越えて入学したのですから、やりたいことのために「大学生」という肩書きをどんどん利用していきましょう。
大学はあなたが思っている以上にサポート体制が充実しており、低コストで利用できます。それらを利用せずに大学を辞めてしまうのはもったいないことです。大学を辞める決断を下すのは、大学という場所を使い尽くしてからでも良いのではないでしょうか。
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