就活の説明会や面接の日が雨のこともあります。そんな時に、普段使っている派手な傘や使い古したビニール傘を使ってはいませんか?
実はビジネスシーンに相応しい傘の種類や傘についての細かいマナーがあります。色や柄もなんでもいいというわけではありません。
今回は、就活で恥をかかないための、傘のマナーについて解説。どんな傘を選べばいいのか、NGな傘とは?また傘以外にも雨の日に用意しておきたいアイテムや訪問先での傘の扱い方などもご紹介します。
- ・就活中に使う傘選びのポイント
- ├傘の色は「黒」または「紺」
- ├傘の生地は「無地」
- ├「折り畳み傘」がベスト
- └傘は「大きめ&軽め」が安心
- ・訪問先での折り畳み傘の扱い
- ├傘立てを使ってもいいの?
- ├傘立てがない場合は持ち歩く
- ├傘を持ち込む際のマナー
- ├折りたたみ傘はたたんでバッグにしまう
- └面接会場に持ち込む場合の傘の置き方
- ・就活中の「傘」についての疑問を解消しよう
- ├暑い日に日傘を使ってもいい?
- └急な雨の場合はビニール傘を使うのはアリ?
- ・もしものときのために傘の他に用意したいもの
- ├「雨用のタオル」
- ├「ビニール袋」
- └「替えのストッキングや靴下」
- ・最後に
就活中に使う傘選びのポイント
まずは就活中の傘に関する基本を押さえておきましょう。ポイントさえ押さえれば失敗はありませんし、何より安心して選考に臨むことができますよ。
傘の色は「黒」または「紺」
傘立てが用意されていない場合、傘を面接会場まで持ち込むことになります。その時にあまり派手な傘だと悪目立ちする可能性があるので、傘の色にも気を使いましょう。
【男性】
就活で使用する傘の色は、スーツに合う色を選びましょう。黒や紺色などのダークカラーが無難です。オフィシャルな場で、相手に不快感を与えず、スーツになじむ色として選ばれています。
【女性】
女性ならベージュや薄い水色などの傘を使っても、それほど違和感はありません。しかし原色や派手な柄が入った傘は避けた方がいいでしょう。
傘の生地は「無地」
就活で使用する傘の生地は「無地」にしておくのがスタンダードです。スーツも基本は無地なので、スーツに合わせておくと好感度が上がります。
同じような傘を持っている人が多いと思うので、傘立てに入れてわからなくならないように、テープなどで目印をつけておくといいでしょう。
「折り畳み傘」がベスト
就活中の傘は折り畳み傘を基本としましょう。面接等で企業を訪れる場合、傘立てが常に用意されているとは限りませんので、バックに入れることができる折り畳み傘が便利です。
また急な雨に備えて、常に傘を持ち歩くことをおすすめします。せっかくのスーツやバッグが濡れてしまうのも防げますね。もちろん、朝からかなりの大雨という場合は長傘でOKです。
傘は「大きめ&軽め」が安心
折り畳みでも、小さいものはスーツやバッグが濡れてしまうのでよくありません。購入時には、一度折り畳み傘を開いて大きさを確認しましょう。
ただし、大きすぎてもバッグに入りませんので「大きめ」であることが大事です。バッグに入れて持ち運ぶことが多くなると思うので、軽量タイプの傘を選ぶようにしましょう。
訪問先での折り畳み傘の扱い
傘立てを使ってもいいの?
オフィスやビルの入り口に傘立てがある場合は、使っても問題ありません。濡れた傘を持ち込むと床が濡れてしまうので、傘を持ち込むことを嫌がられることもあります。傘立てがある場合は、遠慮せずに使用してください。
傘立てがない場合は持ち歩く
傘立てが見当たらない場合は、受付や担当者に「傘はどちらに置けばよろしいでしょうか?」と聞いてみましょう。受付で傘を預かってくれることもあります。
傘立てがないからといって、玄関に傘を勝手に置いておくのはよくありません。邪魔になっても、移動するたびにきちんと持ち運びましょう。
傘を持ち込む際のマナー
傘は必ずたたんでから、オフィスに入るようにします。オフィスビルの玄関や説明会場の入り口などで、傘をバサバサと降って雫を落とそうとするのはマナー違反です。周囲の人や壁にかからないように、静かに水気を落としましょう。
雨の日には傘袋を用意してくれている企業が多いですが、急遽雨が降ってきた場合は傘袋がないこともあります。濡れた傘をオフィスビルに持ち込むと、床を濡らしてしまうことになるので軽く振って雫が取れない場合は、持参したタオルで水気を拭き取りましょう。
床を濡らしてしまうのが気になる人は、携帯用の傘ケースを用意しておくと安心です。
折りたたみ傘はたたんでバッグにしまう
折り畳み傘は、使用後はたたんで専用の傘袋に入れましょう。ここで1つ注意点があります。一般的な傘袋はどうしても薄手で傘がかなり濡れている場合、水分が染み出してしまう場合があります。
これはかなり致命的なミスにつながることが多く、気がついたら大切な履歴書やエントリーシート、会社の資料などが濡れていた!などという就活生の失敗談を毎年聞きます。
こんなピンチを迎えないように「タオルでくるんでおく」「ビニール袋に入れる」などの急場しのぎをするか、「吸水性が高い傘袋を買う」などの対策を立てておきましょう。
面接会場に持ち込む場合の傘の置き方
面接会場に傘を持ち込む場合は、カバンと並べて地面に寝かせて置きます。傘の先端が相手に向くと失礼になるので、傘の持ち手が相手の方を向くように置きましょう。
椅子の背に立てかけたりすると面接中に倒れる可能性があるので、傘は必ず寝かせて置くようにします。
就活中の「傘」についての疑問を解消しよう
暑い日に日傘を使ってもいい?
就活の始まりを3年生の夏のインターンシップからと考えてみると、まず3年生の5月から10月くらいまで、そして4年生に入ってからの5月以降、暑い日もあることが予想されますね。
そこで、特に女性は日傘を使用したい方もいると思います。就活中に日傘を使うのは問題ありません。
ただし色は「黒」か「紺」。そして面接などで会場に入る前にしっかりバッグにしまい、会場を出てまだ日傘が必要であれば会場がみえなくなるところまで行ってから差しましょう。
急な雨の場合はビニール傘を使うのはアリ?
しっかり準備しよう!と心に決め、折り畳み傘を用意しても、前の日に使用して干していたら入れるのを忘れたなど、折り畳み傘を忘れてしまうこともあります。
そんな場合は、急遽購入したビニール傘を使用しても大丈夫です。ビニール傘で面接に落ちるというのは聞いたことがありません。
ただし、これは非常事態のみにしましょう。正式には先程述べたルールに基づいた傘を使用してください。
もしものときのために傘の他に用意したいもの
これだけ準備していても、まだもしものときはあります。そんなときに準備しておくと便利なのが以下のものです。
「雨用のタオル」
先程傘袋に入れても水が染み出してきたときのために便利とお話ししましたが、それ以外にもハンカチでは間に合わないくらい濡れてしまった場合に、スーツやバッグを拭いたりするのにも便利です。ハンドタオルよりは薄めのフェイスタオルをおすすめします。
「ビニール袋」
濡れた傘やタオル等を入れるのに便利。できればスーバーやコンビニでもらったものを再利用するのではなく、100均などに売っている薄手のビニール袋がおすすめです。
ガサガサとビニール袋が音を立ててしまうと恥ずかしいので、音がうるさくないビニール袋を選びましょう。
「替えのストッキングや靴下」
革靴やパンプスは雨が染み込みやすく、もしかしたら会場に着く前に完全に靴下やストッキングがびしょびしょになってしまうこともあるかもしれません。
そうなった場合、見た目の清潔感に影響を与えてしまうので、是非替えを持っていって、現地会場近くで履き替えましょう。安心して選考に臨めます。
最後に
「傘1つでもこんなに気をつけなければならないのか」と思った人いもいると思いますが、これもすべて「自信を持って臨むための準備」と捉えると就活の成功につながります。
「就活中は忙しい中で、緊張する場面も多いので、傘を忘れたり、少し濡れたりするだけでも、テンションが下がってしまいます。万全の状態でで臨むために、しっかりと準備をして安心して出かけましょう!
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