就活を始めるにあたって心配事はESや面接だけではありません。交通費もどれくらい必要なのかを事前に知っておく必要があります。交通費を甘く見積もってしまうと、お金が足りなくて志望する企業を受けられない...ということになりかねません。
本記事では就活でかかる交通費について解説していきます。
- ・就活でかかる交通費とは?
- ・移動手段ごとの交通費
- ├電車
- ├高速バス
- ├タクシー
- ├新幹線
- └飛行機
- ・就活の期間にもよる
- ・住んでいる場所にもよる
- ・交通費の例
- ├都内に住んでおり、3ヶ月就活する場合
- └郊外に住んでおり、3ヶ月就活する場合
- ・最後に
就活でかかる交通費とは?
就活では何かと交通費がかかります。ほとんどの企業ではエントリーするためにまず説明会に行かなければなりません。続いて企業の採用フローによりますが、一次面接、二次面接、最終面接といった形で選考が進んでいきます。
ですので、一社から内々定を得るためには最低でも3〜4回は企業に足を運ぶ必要があります。できるだけ同じ日に近い場所の企業を2〜3社受けられるようにするなど、就活で移動する回数を減らすのも大切です。
就活の交通費については原則自己負担ですが、企業によっては面接がある程度進むと交通費を支給してくれる場合があります。特に遠方の学生にとっては非常にありがたいと思うので、選考の早い段階で交通費を出してくれる企業を受けておいて、他の企業とあわせて受ける、、、といった戦略(?)をとる就活生もいます。
移動手段ごとの交通費
移動手段ごとの交通費を解説します。ここでは都内での就活について紹介します。
電車
就活では最もオーソドックスな移動手段になります。都内であれば200円〜500円で大体どこへでも行けます。郊外(関東圏)からだと500円〜2000円ほどになります。地方から電車で都内に出る場合、遅延の可能性もあるので電車とはいえ余裕をもって目的地につくようにしましょう。
学割が使える路線(JRなど)だと、101km以上の距離で2割引になるので、条件に当てはまる場合は積極的に利用しましょう。
高速バス
地方から都内で就活をする場合、高速バスを使うのが一般的です。電車よりも安く、座ることができるので負担が少ないためです。料金は日程によって大きく変わってきますが、例えば大阪-東京間だと2000円〜6000円になります。
ただし、渋滞の影響などでバスは到着時間が大きくずれる場合があります。行きで使う場合は時間に余裕を持って乗るか、夜行バスにしましょう。
タクシー
短い距離を急いで移動したい場合、タクシーも選択肢になります。また、都内だと初乗りが約1kmで410円なので、駅から離れている企業に向かう時は乗るといいかもしれません。しかし、やはり大学生が使う移動手段としては高額になるのでできるだけ時間に余裕を持って行動し、タクシーは最後の手段、という様に考えるのがオススメです。
新幹線
遠方から都内で就活する場合新幹線に乗ることがあります。例えば博多から東京だと片道で約20,000円かかります。ここまで高額かつ長距離移動になると、日帰りではなく都内にホテルをとって連日で就活をする就活生が多いです。新幹線も101km以上の場合学割が使えます。新幹線の2割引は大きいので忘れずに申請しましょう。
飛行機
遠方となると飛行機も移動手段になりえます。飛行機は日程によって料金が変わってきますので場合によっては新幹線や高速バスより安かったりします。飛行機のほうが新幹線より早くて安い場合は選択肢になるでしょう。
ただし、都内に飛行機で向かう場合、成田空港も羽田空港も都心からアクセスしにくいので空港からの移動に手間がかかります。
就活の期間にもよる
当然ですが、就活の期間によっても交通費の合計は変わってきます。長引けば長引くほど企業に足を運ぶ必要があり、交通費もかさんでしまうためです。
多くの企業(経団連参加企業)の就活解禁日(説明会解禁日)は例年3月1日です。内々定解禁日が6月1日ですので、多くの学生は最低3ヶ月間就活をすることになります。この期間中に、受けた企業数に比例して交通費がかかってきます。
住んでいる場所にもよる
住んでいる場所によっても交通費は変わってきます。都内在住の就活生が都内の企業を受けるのであれば比較的安価で済みます。逆に、地方在住の就活生が都内の企業を受ける場合、電車だけでなく新幹線にも乗らなければならず交通費が高くなります。
企業によっては地方支部で面接をやってくれる場合やスカイプなどのオンライン面接の場合もあります。その場合、最終面接のみ都内ということになることも多いですが、同時に交通費を支給してくれることもあります。
交通費の例
大体交通費がどれくらいかかるのか概算してみます。
都内に住んでおり、3ヶ月就活する場合
都内に住んでいる就活生が3ヶ月間就活をするとします。週に3回企業に足を運ぶとして、一回の電車代が片道500円とします。一週間で 3回×1,000円(往復)=3,000円 かかります。3ヶ月間なので12週間として、3,000(円)×12(週)=36,000円 合計でかかる計算となります。
もちろん、就活が進むにつれエントリーしている企業数が減る場合や面接で交通費を支給してくれる場合もあるので注意してください。
郊外に住んでおり、3ヶ月就活する場合
郊外に住んでいる就活生が3ヶ月間就活をするとします。上記の都内在住大学生と同様の頻度で都内で就活をすることとして、交通費は片道1000円で考えます。すると、72,000円合計でかかる計算となります。
やはり郊外の就活生が都内で就活をする場合、比較的交通費が多くかかってしまいます。できるだけ学内説明会に参加したり、エントリーする企業を絞って就活ができるとよいでしょう。
最後に
就活でかかる交通費について解説しました。100人いれば100通りの就活があるので、一概にどれくらいの費用がかかるかは断定できません。主要な交通機関の費用は把握しておいて、あとは自分のエントリーする企業数から計算する方法がオススメです。
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