就活がめんどくさいと感じる理由と最低限やっておくべきこと

説明会、書類選考、複数回の面接……といくつものハードルを乗り越えなければいけない日本の就職活動。「就活ってめんどくさい!」「どうしてもやる気になれない」「もうフリーターでいい」など、投げやりな気持ちになってはいませんか?

どうしてもやる気がでないなら、少しずつ興味を持ったり、前向きに取り組める方法を考えてみましょう。就活がめんどくさいと感じる理由や、めんどくさいと感じている人が就職に興味を持ち、動き出すためのコツなどご紹介します。

目次

就活がめんどくさいと感じる理由

就活めんどくさい、やりたくないと感じるのはなぜでしょう?ここでは就活がめんどうに感じる理由をご紹介します。

理由①やりたいことがわからない

就活がめんどくさいと思っている方は、自分のやりたいことや好きなことがわからないのではないでしょうか?やりたいことや目標が定まっていないと、やる気が起こらないのも当然です。

やりたい仕事や興味のある業界が見つかれば、就活にも今よりもずっと前向きになれるはずです。まずは自己分析をして自分の好きなことや興味のあることを明確にしたり、業界研究をしたり会社説明会に行って興味が持てる業界や仕事を見つけてみましょう。

理由②やるべきことが多すぎる

自己分析、業界分析、履歴書やES(エントリーシート)の作成、筆記試験対策、面接対策と、就活ではやるべきことがたくさんあります。

やるべきことが多すぎて、何から手をつけていいかわからないという人も多いでしょう。それが就活をめんどくさいと感じている理由かもしれません。

一度にすべてやろうとするとめんどくさくなるので、「まずは自己分析だけやってみよう」「筆記試験対策の本を読むことだけやってみよう」とやることを一つだけ決めて取り組んでみるのがおすすめです。

理由③就職にいいイメージがない

就活がやりたくないのは、就職や働くということにいいイメージがないからかもしれません。仕事はつらい、つまらないと思っているかもしれませんが、仕事には同じくらい楽しいことや、やりがいもあります。

働くことについていいイメージが持てない人は、OB・OG訪問をしたり、インターンシップに参加してみるのがいいでしょう。OB・OG訪問で仕事のやりがいを聞いてみたり、インターンシップに参加して仕事を体験すれば、仕事の楽しさや魅力に気づけるはずです。

まずはハードルの低いことから始めよう

就活がめんどくさいと思っているのに、いきなり「SPIの勉強をしよう」と言われてもしたくないですよね。そこで、まずは就活への一歩を踏み出すためにハードルの低いことから始めてみましょう。

企業の採用ホームページを見てみる

企業の採用ホームページは、面白い内容になっていることが多いです。試しに自分の好きな商品を売っている企業や、興味のある企業の新卒採用ホームページを見てみましょう。

その企業のトリビア的な知られざる豆知識や、先輩社員の1日の過ごし方など、読み物としても面白い内容が充実しています。企業ごとにいろいろな工夫がなされているので、いくつかの企業をチェックしてみましょう。

履歴書を書いてみる

履歴書というと、アルバイトの面接でしか書いたことがないという方が多いのではないでしょうか。就活中には何枚も書かなければいけない履歴書ですが、まずは1枚書いてみましょう。

意外と自分は資格をたくさん持っているな自信が持てたり、学歴を年代ごとにならべてみたりするうちに自分史を書いているような気持ちになるかもしれません。

一度にエントリーできる機能も

最近では新卒の就活のためのエージェントや、就活サイトに自分の経歴や興味のある分野を入力すると自分に合った企業に一斉エントリーしてくれるサービスもあります。

一度にエントリーできる機能を活用すれば、どういう企業がいいのか悩んだり、1つずつエントリーしたりする手間も省けます。まずはそういった機能から就活への第一歩を踏み出してみて、だんだん興味のある企業に絞り込んでいくのもありですよ。

一歩踏み出せたら次のレベルへ進んでみよう

少しだけ、「こんな企業があるんだ!」と興味が持てるようになったら、次の一歩を踏み出してみましょう。

合同説明会に参加してみる

まずハードルが低いのは「合同説明会」です。大きな広い会場で、たくさんの企業が参加しているもので、一度に複数の業界の企業の雰囲気を知ることができます。基本的には事前申し込みが不要であることも多いので、どこで何時から開催しているかを調べておきましょう。

気になる企業のパンフレットをもらうだけでもいいですが、少しでも気になる企業があれば説明を聞いてみたり、展示をチェックしてみましょう。

最近では、オフィスカジュアルな服装でOKな説明会もあります。「リクルートスーツを絶対に着なければいけない」ということはなくなりつつあるので、友達と遊んだ帰りでも参加できます。学校の授業の合間でもいいので、気軽に説明会に参加してみましょう。

1次選考と説明会が同時開催の企業に参加してみる

合同説明会に参加して興味のある企業が見つかったら、次は企業の個別の説明会に参加してみましょう。多くの場合事前の申し込みが必要となりますので、採用ホームページなどでチェックしておきましょう。

それもめんどくさい、だけど何かしなければと焦る方は、「1次選考と説明会が同時開催の企業」がねらい目です。多くはありませんが、会社説明会に参加した人がそのまま自動的に1次選考を受けるスタイルの企業もあります。

選考は集団面接の場合もありますし、筆記試験などの場合もあります。1回行くだけで2回分の就活が済んでしまうのはかなりお得感があります。さらに、もし1次選考に合格すれば「次も頑張ろう」とやる気が湧いてくるかもしれません。

就活の「めんどくさい」を少しでも減らすために

選考のプロセスが少ない企業を探す

日本中のすべての企業が、同じようなプロセスで新卒採用の選考をしているわけではりません。中にはESの提出や筆記試験がなかったり、他の企業よりも面接の回数が少ない企業もあります。

リファラル採用をしている企業やベンチャー企業は、少ないプロセスで採用が決まるところも少なくないです。多くの企業は選考の方法やプロセスを公表しているので、自分がめんどくさいと感じない採用方法の企業を探してみるのもいいでしょう。

インターンシップに参加する

インターンシップに参加することで、選考プロセスを減らせることがあります。インターンの参加者はESの提出や筆記試験が免除されたり、面接の回数が少なくなるケースもあります。

ベンチャー企業の場合は、長期インターンシップで働きが認められると、そのまま選考プロセスなしで内定をもらえることもあります。就活の選考プロセスがめんどくさくて対策したくない場合は、長期インターンから内定を獲得するコースを狙うといいかもしれません。

就活をしない

就活がめんどくさいと感じたりやる気が出なくて、「もう就活やめてフリーターになろうかな」と考える人もいるでしょう。就活がどうしてもめんどくさい場合は、次のような就職以外の進路もあります。

・大学院に進学する
・就職浪人する
・起業する
・フリーターとして働く
・フリーランスとして働く

就活から逃れるために進学や就職浪人をしても問題を先送りするだけで、根本的な問題解決にはならないでしょう。

就活をしたくないという理由だけで、安易にフリーターやフリーランスの道を選択するのもおすすめしません。とくに大企業は新卒で入社した社員の教育システムがしっかりとしているので、新卒で就職をすれば社会人としての基礎やビジネスマナーを働きながら学ぶことができます。

新卒採用で就職する機会を逃してしまうと、こうした教育を受けられる機会は少ないです。起業したりフリーランスとして独立するには社会人経験が役立つことも多いので、就活や就職して働く経験も無駄にはならないでしょう。

最後に

就活でいきなり本気モードになって頑張るのが難しいという方は、まず最初の1歩だけでも踏み出し、少しずつ行動を積み重ねていきましょう。就活に対して苦手意識があったり、働くことがイメージできていないと就活へのやる気も出ないものです。まずはさまざまな企業や職種を知ることから始めてみるのもいいかもしれません。

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