就活にやる気がでない理由とは？8つの原因とその解決策を解説

早ければ大学3年の夏ごろから開始される就活。人生がかかっているとは言え、長い就活では途中で「なんだかやる気でない…」と感じることは珍しくありません。今回は就活でやる気が出ない8つの原因と対処法を解説します。

就活でやる気がでない8つの原因と解決策

【やる気が出ない原因1】やりたい仕事が見つからない

就活でやる気が出ない理由が、「やりたい仕事がみつからない」「やりたいことがわからない」という人も多いでしょう。明確な目標がないのでは、やる気が出なくても仕方ありません。

【解決策】企業のインターンシップに参加してみる
やりたい仕事が見つからない時は、企業の会社説明会やインターンシップに参加してみるのがおすすめです。世の中には実にさまざまな仕事があります。やりたい仕事がみつからないのは、まだ自分が「面白そう！」と思える仕事に出会っていないからという可能性が高いです。

なるべく多くの会社説明会やインターンシップに参加してみて、少しでも興味が持てそうな業界・企業・仕事はないか探してみましょう。

【やる気が出ない原因2】やるべきことが多すぎる

ES（エントリーシート）の作成、筆記試験対策、面接対策、GD（グループディスカッション）対策など、就活はやることがたくさんあります。何から手をつけていいかわからない状態だどやる気も出ません。

【解決策】やることをリストアップしてみる
まずは自分が就活でやるべきことを整理してみてください。TODOリストを作成したり、スケジュールを立てて、いつまでに何をすればいいのかが明確になれば気持ち的にもすっきりしてやる気も出てくるでしょう。

【やる気が出ない原因3】待っていればいつかやる気になると思っている

「今はまだやる気が出ないだけ」「そのうちやる気になるだろう」と、やる気が出るのをひたすら待っていませんか？やる気は待っていれば自然と出てくるものではありません。

待っていても時間が過ぎていくだけです。気がついた頃には就活準備の時間が足りなくなっているかもしれません。

【解決策】とりあえず行動してみる
「やる気が出たら行動しよう」と、やる気が出るのを待っていると、いつまでたってもやる気は出ません。待っているよりもとりあえず行動することでやる気が出てくるものです。

「やる気がないけど説明会にだけ行ってみよう」「ちょっとだけwebテスト対策の本を読んでみよう」などと少しずつ行動をおこすことで徐々にエンジンがかかってくることは多いものです。

就活に対してなかなかやる気がわかなくても、何らかの行動を起こすことで気持ちに変化が生まれることは多いです。まずはどんなに小さなことでも簡単なことでもいいので、やる気がなくてもできそうなことに手をつけてみてください。

【やる気が出ない原因4】自信が持てない

選考に落ちることが続いたり、圧迫面接を受けるなどして自信を喪失すると就活にやる気が出なくなることがあります。

【解決策】誰かに相談してみる
就活での失敗が続いて、自信が持てない時は誰かに相談してみるのがおすすめです。大学の就活仲間に相談してみると、皆同じような経験をしていて悩んでいるのは自分だけではないと気づくでしょう。

アルバイト先の先輩や家族など年上の人に相談してみると、参考になるアドバイスが聞けるかもしれません。大学の就職課で担当者やカウンセラーが相談に乗ってくれることもあります。

【やる気が出ない原因5】就活を他人事のように感じている

やる気が出ない原因の1つ目として、就活を他人事のように感じていることが挙げられます。小学校から大学に至るまで、学生としての人生しか歩んでこなかった人にとって、「数年後には社会人として働く」という事実は理解できていても、リアルにイメージすることは困難です。そのため、就活へのモチベーションを高められず、就活へのやる気を出すことができません。

【解決策】OB・OG訪問をしてみる
就活を他人事のように感じているためにやる気が出ない場合は、OB・OG訪問をしてみるところから始めましょう。自分とそれほど変わらない年代の先輩に話を聞き、先輩が仕事について熱心に語っているのを見ると自然と就活がリアルなものになってきます。

OB・OG訪問を通して企業や仕事について詳しく知ることで「自分もこんな働き方をしたい」という目標が生まれ、就活へのやる気が高まります。

【やる気が出ない原因6】就活に心や身体が疲れてしまっている

多くの就活生にとって、就活は半年から1年という長丁場。大学の授業や試験に加え、就活の対策を行いつつ、面接のために遠方に出かけていると、身体に疲れが溜まります。

就活で繰り返し不採用になると「自分は社会に必要とされていないのかな」「自分だけ内定が取れなかったらどうしよう」など、心にもストレスが蓄積していきます。このように就活で心と身体が疲れ切ってしまうと、やる気を出す余裕がなくなってしまいます。

【解決策】思い切って休みを取る
就活に心や身体が疲れてしまい、やる気が出せない場合には、思い切って休みを取ってみましょう。風邪を引いているときやお腹が痛いときなど、身体が不調なときにやる気を出すのは難しいですよね。就活も心や身体に疲れが溜まった状態で、前向きに取り組み続けることはできません。

たっぷり睡眠をとる、ゆっくりお風呂に浸かる、好きな趣味を楽しむ、友達と話す…など、心や身体がリラックスするような活動に取り組むうちに、やる気が少しずつ回復してくるはずです。

【やる気が出ない原因7】就活という制度に不満がある

「日本の就活生はみんな同じに見えて気味が悪い」「結局、面接は企業が求める正しい答えを言った人が通過する」「せっかく大学に来たのに就活にばかり時間をとられる」など、新卒就活の制度に対して不満を抱く人は少なくありません。

あまりにも就活に不満があると、就活を避けようとする気持ちばかりが募り、やる気は生まれません。

【解決策】自分の優先事項を振り返る
就活という制度に不満があり、やる気が出ないという場合には、自分が最も優先すべきことを振り返ってみましょう。「大企業に入社する」「お金持ちになる」「のんびりと暮らす」…どんなことでも構いません。

自分にとって大切にしたいことを見つめ直し、そのために就活を乗り越える必要があるかどうかを考えてみてください。自分の最も大切にしたいことより、就活への不満の方が小さければ我慢することも苦ではなくなるはずです。

【やる気が出ない原因8】就職する以外の道を選びたい

就職する以外の道を選びたい人にとっては、就活にやる気を出せと言われてもうまく応えられません。「そもそも働きたくない」という思いが強ければ、就活へのモチベーションがなかなか生まれないものです。

企業に対して「ブラック」や「社畜」など嫌なイメージを抱いている人や、「フリーランスとして働きたい」という人は、企業に入社することを前提として就活には気分が乗らないこともあるでしょう。

【解決策】就活と本当にやりたいことを比較して見つめる
就職する以外の道を選びたい場合には、「自分が本当にやりたいこと」を見つめ直すことが必要です。「フリーランスとして働きたい」「起業したい」など、やりたいことが明確な場合には無理に就活をする必要はないかもしれません。

「そもそも働きたくない」という人は、「仕事とは嫌なものである」という考えが根強いのかもしれません。しかし、実際には自分の仕事に誇りをもち、満足して働いている人もいます。「どんな仕事ならやってみたいか」を考えてみると、案外就活も楽しめるかもしれません。

最後に

心や身体の健康こそが「やる気」の源です。そして、心や身体の健康を維持するには生活習慣や食生活を整えることが重要となります。「やる気が出ないなぁ」と思ったら、少し生活を見直してみてください。

就活ではたくさんの悩みが生まれますが、それらを1人で抱え込んでいると、不安が大きくなり、やる気を出すどころではなくなってしまうことも。家族や友人、キャリアカウンセラーなど、誰かと悩みを分け合うだけでも心が軽くなり、就活への前向きな気持ちを取り戻すきっかけになります。ぜひ試してみてください。