就活で他の学生と差別化するためにすべきこととは?

大勢の就活生の中から選ばれるためには、他の学生との差別化が大事です。しかし無理に差別化しようとすると悪目立ちして、かえって落とされてしまう危険性もあります。
そこで今回は就活で他の学生と差別化するためにすべきことを外見・言動・知識という3つの観点からお話しします。

目次

就活での差別化ポイント:外見

就活で差別化できるポイントの1つが「外見」です。まずは外見でどのような差別化が可能か見ていきましょう。

動画選考は自分らしい格好で

多くの企業では最初の選考としてエントリーシートと筆記試験による書類選考を導入しています。しかし、企業によっては就活生の個性や人柄を確認するために「動画選考」を取り入れていることもあります。エントリーシートが文字情報に限られるのに比べ、動画選考は「外見」もアピール要素になりえます。
「就活はスーツが基本」と考え、動画選考でもスーツで撮影する就活生は少なくありません。しかし、他の就活生と同じスーツ姿は無難ではあるものの、採用担当者の印象には残りづらくなります。次の選考に進むためには「この人に会ってみたい」「この人から話を聞いてみたい」と思わせる魅力が必要です。
そのため、動画選考では自分らしさを存分に伝えられる格好がおすすめです。研究に打ち込んできた方は白衣姿、スポーツに力を入れてきた方はユニフォームなども良いでしょう。「どうしてその服が自分らしいと思ったの?」と聞かれた時でも堂々と答えられるものを選びましょう。

スーツは業界や企業に合わせたデザインを選ぶ

就活では基本的にスーツを着用します。学生にとってスーツはなじみがないため「どれでも同じ」と感じるかもしれませんが、実際にはサイズ・各パーツのデザイン・色や柄などで全く異なる印象を与えます。就活を一緒に戦い抜く大切な道具ですから、自分の魅力をしっかり引き立てるスーツを選んでください。
また、志望する業界によっても好まれるスーツは異なります。アイデア力やセンスが問われるアパレル業界や広告業界では一般的な黒のスーツよりも個性が光るデザインの方が好まれます。一方、金融業界や公務員は基本に忠実な黒のビジネススーツが良いでしょう。業界・企業が求める人材もふまえた上でスーツを選びましょう。

就活での差別化ポイント:言動

就活で他の学生と差別化するポイントの2つ目は「言動」です。

名刺交換をする

他の就活生と差別化する行動として「名刺交換」が挙げられます。「え?就活で名刺交換?」と驚く方もいるかもしれません。その驚きこそ採用担当者の印象に残るコツなのです。
また、名刺は採用担当者の手元に残ります。名刺を見るたびに名前や大学名などの情報だけでなく、名刺交換を申し出たあなたのことをありありと思い出すでしょう。もちろん、名刺交換のマナーをしっかり押さえ、「礼儀正しい」「ビジネスマナーを知っている」といったポジティブな印象を与えることが大切です。

当たり前の対策を徹底的に行う

実は当たり前の対策を徹底的に行うことも差別化のポイントです。就活ではビジネスマナーを守って採用担当者とやり取りすることが求められますが、社会に出たことのない学生にとってビジネスマナーに習熟するのは意外と難しいことです。そのため、時折おかしな言葉遣いになったり、知らず知らずのうちに失礼な態度を取っていたりします。
そのような隙を見せないほどにビジネスマナーを身につけていれば、それだけで十分に差別化が可能です。

就活での差別化ポイント:知識

就活での差別化ポイントの3つ目は「知識」です。

OB・OG訪問でより深い知識を身につける

OB・OG訪問を活用して企業のホームページや会社説明会では分からないような知識を身につけておくのもおすすめです。OB・OG訪問で得た知識をエントリーシートや面接に活かせば、採用担当者は「我が社のことをよく調べているな」とあなたの意欲を感じますし、志望動機や自己PRも企業の社風やニーズに合ったものに仕上がります。
また、OB・OG訪問そのものが評価の対象となっている場合もあります。

業界全体での企業の位置づけや強みを把握する

企業研究を行う際には、業界全体での企業の位置づけまで把握しておきましょう。
同じ業界で似た商品を扱っていても「次々に新商品を開発するアイデア力」が強みである企業もあれば、「お客様の声を生かしたモノづくり」を強みとする企業もあります。企業の持つ強みが異なれば、求める人材も変わってくるでしょう。「業界の中でも〇〇という強みを持つ御社で働きたい」と明確に示せれば、「本当に我が社で働きたいと思っているんだな」と感じてもらいやすくなります。

まとめ

就活での差別化ポイントは「外見」「言動」「知識」の3つです。
外見については「動画選考は自分らしい格好で撮影する」「スーツは業界や企業に合わせたデザインを選ぶ」という2点で採用担当者の記憶に残ることが大切です。言動については「名刺交換をする」「当たり前の対策を徹底的に行う」の2点を押さえれば、採用担当者にポジティブな印象を与えやすくなります。さらに「OB・OG訪問での深い知識を身につける」「業界全体での企業の位置づけや強みを把握する」という2つの行動を通じて知識面での差別化を図ると、あなたの本気を伝えることもできます。


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