「第一志望の企業に入社したい!」という強い思いを持って就活を始めても、何度も選考で落ちるとその思いを貫くのは難しくなってきます。「第一志望ではないけど、内定が貰えた企業で妥協しようかな」と迷い始める人も多いでしょう。
そこで今回は就活で妥協するメリットとデメリット、妥協する際に押さえておきたい2つの注意点について解説します。

- ・就活で妥協するメリット
- ├就職先が決まる
- ├就活を終えられる
- └意外と満足のいく企業であることも多い
- ・就活で妥協するデメリット
- ├就活の結果に不満が残る
- ├仕事へのモチベーションが上がらない
- └「新卒」という肩書が失われる
- ・就活で妥協する際の注意点
- ├自分の「やりたい」という気持ちは大切にする
- └将来のキャリアアップを見据えることも大事
- ・まとめ
就活で妥協するメリット
就活で妥協するメリットとしては「就職先が決まる」「就活を終えられる」「意外と満足できる可能性がある」という3つがあります。
就職先が決まる
就活で妥協する最大のメリットは「就職先が決まる」ことです。就職先が決まる気配がないと「卒業しても就職できないかも」という不安や焦りに苛まれます。親からの「大丈夫なの?」という連絡や周囲の「内定取れた」という声もプレッシャーとなるかもしれません。
就活で妥協して志望度の低い企業も視野に入れれば、それだけ就職先を確保できる可能性が高まります。その結果、「就職先が決まらない」という不安感を解消しやすくなります。
就活を終えられる
就活で妥協するメリットの2つ目は「就活を終えられる」ことです。「自分は選ばれるだろうか」「自分は評価されるだろうか」と常に緊張状態に置かれる就活は、心に大きな負担を与えます。また、遠方に出かける場合や面接を立て続けに受ける場合には身体面でもハードな日々を強いられます。
妥協することで就活を早めに終えれば、心身にかかる負担から解放されます。残りわずかとなった大学生活を楽しむ余裕も生まれるのです。
意外と満足のいく企業であることも多い
就活で妥協するメリットの3つ目は「意外と満足できる可能性がある」ことです。就活では様々な情報媒体から企業について事前に調べ、志望度を決定していきます。できるだけ入社後のイメージを掴もうとインターンやOB・OG訪問をする人もいるでしょう。
しかし、それは「インターンとして働いて感じたこと」「先輩が働いて感じたこと」でしかありません。自分が「社員として働いてみてどう感じるか」は入社するまで分からないのです。妥協して入社した企業でも、「意外と自分に合っている」「意外とやりがいがある」と感じられる場合もあります。
就活で妥協するデメリット
就活で妥協するデメリットには「就活の結果に不満が残る」「仕事へのモチベーションが上がらない」「新卒の肩書を失う」の3つが挙げられます。
就活の結果に不満が残る
就活で妥協するデメリットの1つ目は「就活の結果に不満が残る」点です。「就活を続けた場合どうなったか」という結果は分かりませんから、「もっと頑張っていたら、もっと良い企業に入社できたかも」と後悔したり、「どうして妥協してしまったんだろう」と自分を責めてしまったりすることがあります。
仕事へのモチベーションが上がらない
就活で妥協するデメリットの2つ目は「仕事へのモチベーションが上がらない」ことです。第一志望の企業に入社した場合、「頑張るぞ!」という高いモチベーションをもって仕事に臨めます。うまくいかないことがあっても「ここから成長していくぞ」と前向きに捉えられるかもしれません。
しかし、就活で妥協した場合には入社当初から仕事へのモチベーションが上がらず、何か嫌なことがあると「第一志望の企業だったらもっとうまくいったはずなのに!」と思って不満を募らせてしまう可能性があります。
「新卒」という肩書が失われる
就活で妥協するデメリットの3つ目は「新卒の肩書が失われる」点です。日本の就活では「新卒かそうでないか」を重視する傾向があり、新卒の肩書を失ってから志望度の高い企業に就職し直そうとすると、新卒の頃よりも高いスキルや実績が求められ、新卒就活よりも難易度が上がってしまいます。
最近では新卒入社3年未満を「第二新卒」と呼び、新卒と同じように選考する企業もありますが、全ての企業がそういった対応をしている訳ではないため注意が必要です。
就活で妥協する際の注意点
就活で妥協しても後悔を残さないように、注意すべき2つのポイントをご紹介します。
自分の「やりたい」という気持ちは大切にする
自分の中に「この仕事がやりたい」という強い気持ちがあるのなら、就活で妥協するのはおすすめできません。私たちの心には「やった後悔」よりも「やらなかった後悔」の方が強く残るからです。
やりたい仕事があるのに「早く内定を得たいから」と妥協すると、「もっと就活を頑張れば良かった」という後悔がいつまでも残る可能性があります。やりたい仕事があるのなら、自分が納得いくまで就活を続けた方が良いでしょう。
将来のキャリアアップを見据えることも大事
いきなり「給与も良くて、福利厚生も整っていて、残業がなくて」と完璧な条件の企業を目指すのは大変です。
将来的に目指したい企業や仕事にどんなスキルや実績が必要かをふまえた上で、新卒の時点ではいくつかの条件を妥協した企業に入社し、スキルや実績を十分積み重ねたらより良い条件の企業に転職する…というように自分のキャリアアップを考えてみることも大切です。
まとめ
就活で妥協するメリットは次の3つです。
・就職先が決まる
・就活を終えられる
・意外と満足できる可能性がある
そして就活で妥協するデメリットは次の3つです。
・就活の結果に不満が残る
・仕事へのモチベーションが上がらない
・「新卒」という肩書が失われる
これらのメリットとデメリットをふまえた上で、自分の「やりたい」という気持ちを大切にしつつ、将来のキャリアアップを見据えて妥協するポイントを選べば、後悔せずに就活を終えられるはずです。
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