就活生に求められる「創造力」とは?アピール方法と身に付け方をそれぞれ解説!

「創造力」とは新しい価値を生み出す力のことです。社会人基礎力の中で「考え抜く力」に位置づけられています。この創造力を身に付けてアピールするためにはどうすれば良いのでしょうか。大学生が今できることをまとめていきます。

目次

創造力とは

創造力はは経済産業省が「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として提唱した社会人基礎力のなかの1つです。複数の物や考え方を組み合わせたり変更したりして新しい価値を生み出す力のことを指します。生まれ持った才能のようなイメージがあるかもしれませんが、実際は考え続けることで鍛えることができる能力です。

考え抜く力

社会人基礎力は「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つの能力から構成されており、創造力は「考え抜く力」に位置づけられています。
この「考え抜く力」とは疑問を持ち、考え抜く力と定義されており、与えられた課題の解決に留まらず自ら課題を提起して解決のための道筋を考える自律的な思考力が求められてます。

必ずしもゼロから生み出す必要はない

創造と聞くと全く何もない状態からアイデアを出して創り出すイメージがあるかもしれませんが、必ずしもゼロから考える必要はありません。既存のものを組み合わせたり、改善して新しい見方や価値を生み出すことも創造力です。そのため創造力はあらかじめ備わっているものではなく日々の生活で意識して鍛えることができる能力です。

創造力を身に付けるためには

ここまで創造力について解説してきました。実際に創造力を身に付けるためには何をすれば良いのでしょうか。日常生活で意識するポイントを紹介します。

本を読む

自分の経験や価値観から新しいものを生み出すのには限界があります。そのためよりたくさんの新しい価値や考え方を生み出すためには幅広い知識や情報を身に付けるようにしましょう。たくさんの本を読むことで新しい知識を身に付けられるのと同時に、様々な考え方に触れて視野を広げることができます。ジャンルや作者に囚われず気になった本を読むことでより柔軟に知識を取り入れることができます。

日常生活で1つのことを考え続ける

新しいことを始めるときなかなか短時間で上達することは難しいですよね。それと同じく創造力を身に付けるためには長い時間をかけて物事に向き合う必要があります。ただしこれは常に気にかけておくという意味で机の前で何時間も悩み続けるということではありません。ぼーっとしていると見逃してしまうことでも頭の片隅に考えていることがあればふとしたことがきっかけとなり解決に繋がります。

アウトプットを行う

創造力は相手に自分の意見が伝わらないと発揮できません。創造力を活かすため、また継続的に創造力を身に付けるための生活をおくるためには自分の考えを表現する場を作る必要があります。本を読んで考えたことを人に伝えたり文章で書き留めたりすることで自分の考えを整理しながらアウトプットも行えます。特に日記は手軽で続けやすいためおすすめです。

就活で「創造力」をアピール

就活で「創造力」をアピールするためには根拠となるエピソードが必要不可欠です。創造力を発揮した自分の経験を探していきましょう。ここではアピールする際に使えるエピソード例を紹介します。

従来の考え方に囚われず新しいものを生み出した経験

バイトをしている飲食店でピーク時はミスが多く発生していたため、お客様自身に注文を書いて頂きそれを確認する形式にしたところミスが減った、ボランティア活動で小学生対象のイベントを企画した際にそれまで意識されていなかった親世代に向けてSNSで宣伝を行ったところ例年の2倍の集客に成功したなどそれまでにない新しいものを生み出した経験は創造力をアピールする良いエピソードとなります。

複数の考え方を組み合わせて新しいものを提案した経験

友達の勉強方法の話を聞いて自分の生活スタイルや苦手科目に合わせて自分用の勉強方法を確立した、部活の大会で優勝するために練習メニューを従来のものから改善したなど身近でそんなに難しくないことでも創造力を発揮することができます。

最後に

創造力は社会人基礎力の中の前に踏み出す力の1つで、新しい価値を生み出す力のことでした。生まれ持ったものではなく磨いていくことができる力です。創造力を身に付けるためには幅広い知識を身に付け、より良い方法はないかと考え続けることが大切です。


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