第一志望の大学入学を目指すため浪人を決意したら、「いったいどのくらい勉強すればいいのか?」ということが気になりますよね。浪人生は1日にどのくらい勉強するべきなのか、ご紹介します。
- ・浪人生に必要な勉強時間とは
- ├浪人生は1日8~12時間勉強すべし
- ├浪人生は週6日勉強すべし
- └ラストスパートで勉強時間を増やす
- ・勉強時間を確保するためのコツ
- ├短期的なゴールを設定する
- ├机に向かう以外の時間も勉強する
- ├毎日同じスケジュールで過ごす
- └適度に運動して気分転換する
- ・最後に
浪人生に必要な勉強時間とは
浪人生は、毎日どのくらい勉強すればいいのでしょうか。
浪人生は1日8~12時間勉強すべし
浪人生の適切な勉強時間は、1日あたり8~12時間です。1日24時間で8時間睡眠をとると、活動できるのは16時間。その半分~2/3は勉強するという計算です。
医学部志望の方などは毎日15時間以上勉強するという猛者もいますが、最初に飛ばしすぎて途中で息切れしては意味がないので、長ければ長いほどいいというものではないですね。
家や予備校、図書館でしっかり机に向かって勉強する時間に加え、電車での移動中など、スキマ時間での勉強もきちんと合計して計算しましょう。
浪人生は週6日勉強すべし
浪人生にも、休日は必要。毎週この日は休むという曜日を決めて、その日はしっかり頭を休ませましょう。浪人生は勉強が本業ですから、休むと「こんなことしていていいのかな」「勉強したほうがいいのでは」という罪悪感を持つこともあるでしょう。また、「ライバルはこの時間も勉強している」という焦燥感を覚えることもあると思います。
しかしそうした罪悪感や焦りから机に向かっても、大して集中はできません。それよりもオンオフのメリハリをつけて、頭を休めてフレッシュした気持ちで勉強した方が、結果的に効率的に成績を上げていけます。ただし、もちろん休みすぎは禁物。週に1日休日を作るくらいでちょうどいいでしょう。
ラストスパートで勉強時間を増やす
初めから根詰めて勉強しすぎると、必ず途中で息切れします。机に座るのが嫌になって、「明日やればいいや」と勉強を先送りにしてしまうんです。しかし、受験の日が近づいたら思いっきり勉強に打ち込みましょう。
最後の1~2か月はラストスパートをかけてもOK。15時間くらいの勉強をしても、最後まで駆け抜けられるでしょう。いきなり毎日15時間というのは無理があるので、週に2日は15時間、4日は10時間などだんだん慣らしていくのもいい方法です。
勉強時間を確保するためのコツ
毎日の勉強時間をどのように確保するか、コツをご紹介します。
短期的なゴールを設定する
浪人生のゴールは大学受験当日ですが、そこだけを目標にしているとモチベーションが上がりません。そこで、短期的なゴールをどんどん設定していきましょう。「来月の模試で偏差値を○上げる」「この参考書は2か月で1周する」などが例です。また、「この問題集を今週末までに終えたら、お気に入りの漫画の新刊を読む」といったご褒美を用意するのもOKです。
近い未来にゴールがあることで中だるみせず、勉強時間をしっかり保てるんです。漠然と大学合格を目指して机に向かうだけではなく、自分でどんどん目標設定するくせをつけましょう。
机に向かう以外の時間も勉強する
勉強というと、自宅や図書館で机に向かう必要があると思いがちですが、日常のちょっとした時間でも勉強することは可能です。電車に乗るときは英単語帳を開く。トイレのドアには古文の助動詞をはっておいてそれを確認する。そうやって毎日のスキマ時間を細かく勉強に当てていけば、最終的にはかなりまとまった時間になります。
この時大切なのは、どんなスキマ時間で何をするか事前に決めておくこと。ちょっとした時間で「さて、今から何をしよう」と考え始めると、勉強できる時間が減っていきます。
毎日同じスケジュールで過ごす
一日の大半を勉強時間として確保するには、毎日を同じスケジュールで過ごすことが大切です。起床時間や就寝時間はもちろん、何時にご飯を食べて、何時にお風呂に入るのかも決めておきましょう。体がそのサイクルに慣れることで、やる気をわざわざ出さなくても自然と勉強できるようになります。
浪人生活に突入したら、まず初めに1日のスケジュールを作ってみてください。実際にやってみるとできない部分があったり、もっとできると思えることもあるでしょう。徐々に調整して、完璧なスケジュールが完成します。
適度に運動して気分転換する
ずっと勉強だけしていると、どうしても集中力は途切れてしまうもの。かといって、スマホをいじったり漫画を読んだりしてしまうと、つい長々と休憩してしまいます。おすすめなのは、適度な運動。体を動かすことでドーパミンが分泌され、やる気を出しやすくなります。
また、勉強をしているとずっと同じ体勢で、体がこりかたまってしまいます。運動はそのこりをほぐして、脳に血を巡らせるという効果もあるんです。これで集中力が増せば、しっかりと長時間勉強に向き合えます。さらに、体力アップにより風邪を引きにくくなるというメリットもありますよね。体調を崩すと一気に勉強時間が減ってしまうので、健康でいつづけることはとても重要です。
最後に
浪人生と勉強時間についてご紹介しました。第一志望に受かるために、毎日しっかり勉強時間を確保しましょう。
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