インターンシップは就職活動の一環というイメージを持つ人も多いでしょう。しかし院進学が決定した後や、就職活動が終わってからインターンに参加する学生も増えています。ここでは4年生がインターンに参加するメリットや、注意すべきポイントについて解説します。
- ・4年生がインターンに参加するメリット
- ├社会人としての知識やスキルが身につく
- ├入社前の不安が和らぐ
- ├視野を広げられる
- ├アルバイトより稼げることもある
- └院進学前に就活準備ができる
- ・4年生歓迎のインターン募集が増えている理由
- ├1・2年生より時間に余裕がある
- ├基本的なマナーが備わっている
- └仕事に役立つ知識が備わっている
- ・4年生がインターンに参加する際の注意点
- ├インターンの目的を明確にする
- ├いろいろな可能性を考えてみる
- └スケジュール管理をしっかり行う
- ・インターンシップの探し方
- ├インターンシップの専門サイトやサービスを利用する
- ├大学の窓口で相談する
- └企業に直接問い合わせる
- ・最後に
4年生がインターンに参加するメリット
社会人としての知識やスキルが身につく
就職活動が終わってから卒業までの期間は、入社前にビジネスマナーやスキルを身につけることができる最後の機会です。インターンでは営業やエンジニア、企画、マーケティングなどアルバイトではなかなか経験できない仕事ができ、基本的なビジネスマナーや専門的な業務のスキルを身につけることができます。
就活時は精神的な余裕がなく、インターンで十分にスキルを身につけることができなかったという人も少なくないと思います。時間的にも精神的にも余裕があるときにインターンをすることで、しっかりスキルを身につけることが可能です。
入社前の不安が和らぐ
内定を獲得できたものの、会社で働く自分がイメージできずに不安を抱えている方もいるでしょう。インターンとして企業で働くことに慣れておくと、入社前の不安や緊張を和らげることができます。
仕事をするにあたり自分に足らない部分が明確になり、入社前に準備しておくべきことや勉強が必要なこともわかります。入社前にさまざまな知識やスキルを身につけておくことで、同期に差をつけることもできるでしょう。
視野を広げられる
インターンを経験せずに就職をすると転職をしない限りは、他業種について知る機会はなかなか訪れません。 他業種の知識を身につけるいい機会になるのがインターンです。その機会をうまく活用し視野を広げることができれば、自身の業界や会社に対する客観的な視点を持つことができます。
インターンの中には新規事業の立ち上げにかかわり、経営者のそばで働くことができるものもあります。そうした経験は、経営者の考え方や視点を知ることができるいい機会になるでしょう。経営者にならなくとも、経営者視点を持っていることは、仕事をする際にとても有益なものになるはずです。
アルバイトより稼げることもある
ほとんどの大学生がアルバイトをしていると思いますが、インターンでもお金を稼ぐことは可能です。短期インターンは無給のところが多いですが、長期インターンは有給で時給が1000円以上のところがほとんどで、成果次第では一般的なアルバイトよりも時給が高くなることも少なくありません。
スキルや専門知識があり、時間に余裕がある4年生ならば、かなりの額を稼ぐことも可能です。スキルを身につけながらお金を稼ぐことができるのは、インターンの魅力であり大学生の特権であると言えます。
院進学前に就活準備ができる
院進学が決まっている学生の場合、進学後はかなり忙しくなります。院での学業に取り組みながら就活をする必要があるので、インターンシップに参加できる機会も限られてくるでしょう。
忙しくなる前の大学4年生のうちにインターンに参加しておくことで就活の準備がいち早くスタートでき、余裕を持って就活を進めることができるでしょう。
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4年生歓迎のインターン募集が増えている理由
1・2年生より時間に余裕がある
内定が出た大学4年生は、単位もほとんど取り終わっていてサークル等の活動も引退していることが多いです。とくに長期インターンの募集では、1〜3年生よりも時間に余裕がある4年生を積極的に採用している企業は少なくありません。
基本的なマナーが備わっている
内定が出た大学4年生は就活の面接やインターンなどで、社会人と接した経験があります。そのため、1〜3年生に比べ敬語や電話・メールでのマナーが備わっているという安心感があります。丁寧な受け答えを要求される営業や接客などのインターンでも即戦力となることが可能なため、企業の需要も高まっています。
仕事に役立つ知識が備わっている
内定が出た大学4年生は1~3年生に比べ、プログラミングやマーケティングなどの仕事に役立つ知識が備わっていることが多いです。サークルや部活でリーダー経験がある学生なら、その経験がインターンの現場でいきることがあります。
4年生がインターンに参加する際の注意点
インターンの目的を明確にする
就職が決まる前の大学1~3年生は、「やりたいことがわからない」「興味の持てる仕事を見つけたい」という動機でインターンに参加することが多いです。しかし大学4年生がインターンシップに参加するなら、もう少し明確な目的意識を持つ必要があります。
就職後にいかせるスキルを身につけたい場合は、「企画力を身につけたい」「営業力を身につけたい」などさらに具体的にしましょう。目的に合ったインターンを見つけやすくなり、入社までに準備しておくべきことも明確になります。
いろいろな可能性を考えてみる
内定後のインターンの目的は、入社後にいかせる知識やスキルを身につけることだけではありません。あえて違う業界や職種を経験することで、視野や経験の幅を広げるというのもいいでしょう。
グローバルな環境で仕事をしたいと考え、卒業前に短期の留学を考えている人もいると思います。英語力を伸ばしたい、海外で働いてみたいという人は、海外のインターンシップも選択肢の一つとして考えてみるといいでしょう。
スケジュール管理をしっかり行う
4年生でインターンに参加する場合、知識やスキルが身に付く長期インターンに参加する人が多いです。長期インターンは数ヶ月以上で週3日など定期的に参加するものが多いので、無理のないスケジュールを組みましょう。
インターンに夢中になりすぎて学業が疎かにならないよう注意してください。試験期間中は勤務日数や勤務時間を減らすなどの調整が可能な企業が多いので、上司や担当者に相談しながら自分に合ったペースで進めることが大切です。
インターンシップの探し方
インターンシップの専門サイトやサービスを利用する
インターンを探すなら、インターン専門の求人サイトやインターン紹介サービスを利用しましょう。多くのインターン求人の情報が集まっているので、業種や職種ごとに検索もでき、効率よく希望のインターン先を見つけることができます。
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大学の窓口で相談する
大学には「キャリアセンター」や「就職課」と呼ばれる、就職のサポートをしてくれる窓口が設置されていることが多いです。こうした窓口でインターンの求人を紹介していることもあるので、相談してみるといいでしょう。
企業に直接問い合わせる
働いてみたい企業や興味のある企業がある場合は、ホームページをチェックしてみてください。自社のホームページでインターン募集をしている企業も多いです。ホームページに記載がなくてもインターンを募集していることもあるので、メールフォームや電話で直接問い合わせてみるのもいいでしょう。
最後に
社会人としての基本マナーが学べたり、スキルを身につけられたりと、入社前の不安を和らげられたり、4年生がインターンに参加することのメリットは多いです。卒業前でやりたいことがたくさんあるかと思いますが、自身の成長につながるインターンもぜひ選択肢に入れてみてください。
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