1dayインターンは何をする?参加するメリットや有効活用の方法を紹介

1dayインターンはほとんどの就活生が参加していますが、中には「たった1日で何をするのか?」「参加する意味はあるのか?」と疑問を持っている方も多いかもしれません。今回は、1dayインターンで行われるプログラムの内容や、メリット・デメリット、1dayインターンを有効活用する方法を詳しく解説します。

目次

1dayインターンの主な開催時期

①7月〜9月:夏インターン

大学の夏季休業期間である7月〜9月には夏インターンが開催されます。この時期の1day インターンは、自社に興味を持ってもらう目的で開催されるため、企業説明や簡単なワークが行われます。

夏インターンの応募はインターン解禁の6月から始まります。6月の応募開始前に、インターンに参加してみたい企業に目星をつけておくことをおすすめします。

②10月〜11月:秋インターン

秋インターンは10月〜11月に開催されます。この時期からは大学の授業が始まるため、夏インターンよりもインターンの日程調整が難しくなります。しかし、1dayインターンには3時間程度の比較的短時間で行われるものもあるため、授業やアルバイトのスキマ時間で参加してみるのも良いでしょう。

秋インターンの応募は8月頃から始まります。夏インターンに参加して興味を持った企業のインターンに応募してさらに企業への理解を深めるのも、夏インターンに参加できなかった企業にリベンジしてみるのも良いでしょう。秋以降、志望業界を絞るための機会にしましょう。

③12月〜2月:冬インターン

12月〜2月には、冬インターンが開催されます。冬インターンは、優秀者を早期に囲い込む目的で開催されるものが増えるため、冬インターンまでには志望業界と本選考を受ける企業をある程度決めておくことをおすすめします。

そのためには、夏インターンで学んだことをいかして秋以降に入念に自己分析・業界研究を行い、自分に合った業界や企業を見つけることがカギとなります。

冬インターンの応募は、早いものは9月から始まります。情報を見逃さないように、企業のマイページやメールをこまめにチェックしておきましょう。

1dayインターンの主なプログラム内容

①企業説明

1dayインターンでは、多くの企業で企業説明が行われます。就活では、その企業がどんなビジネスを行っているのかはもちろん、他社にはない強みや、特に注力している事業を理解しておく必要があります。企業説明で社員が強調しているポイントはメモをしておくなど、インターン参加後の企業研究にもいかせるようにしましょう。

②グループワーク

多くの企業で、1dayインターンのメインとなるのがグループワークです。実際の企画業務や営業などの場面を想定したテーマが用意され、グループで課題に取り組みます。最後にグループで話し合ったことを社員や他の参加者の前で発表をすることもあります。

③社員や内定者との座談会

社員や内定者との座談会が行われることもあります。
社員との座談会では、企業説明では聞けなかったことや社員自身の体験など、企業についてのより詳しい情報を得られるチャンスです。また、内定者との座談会では、先輩から就活のアドバイスをもらうことができます。座談会が行われる場合は積極的に質問をして、その後の就活にいかしましょう。

④オフィス見学・工場見学

現在は新型コロナウイルスの影響でオフィス見学・工場見学を行う企業は少ないですが、対面のインターンでは、企業理解の一環としてオフィス見学や工場見学が行われる場合もあります。オフィス内の雰囲気や社員の様子を見ることで、社風を肌で感じることができます。

1dayインターンに参加するメリット

①企業研究が深まる

企業説明を通して、インターネットや合同説明会では得られない情報を手に入れることができます。1dayインターンは、「ほぼ説明を聞くだけなので意味がない」と言われることがありますが、企業説明をしっかり聞いて企業研究を深めることこそが、1dayインターンの大きな目的でもあります。社員から直接企業の強みを聞くことで、ESや面接の志望理由により説得力を持たせることができます。

②グループワークを通して業務の雰囲気を感じられる

1dayインターンで行われるグループワークでは、多くの企業で、その企業が過去に取り組んだ事例がテーマとして設定されます。そのため、グループワークを通して業務の雰囲気を掴み、企業との相性を知ることができます。

③自己分析の機会になる

グループワークに参加することで、自己分析が深まります。自分がグループの中でどのような役割を果たしているのか、どのように他のメンバーと関わっているのかを客観的に振り返ることで、今まで気づかなかった自分の強みや弱みを見つけることができます。

④気軽に参加しやすい

1dayインターンの最大のメリットは、参加のハードルの低さです。スケジュール調整がしやすく、プログラム内容も軽いため、志望業界が決まっておらず、とにかく幅広い業界のインターンに参加して業界理解を深めたいという方におすすめです。

授業やサークル、アルバイトなどで忙しい時期でも、1dayインターンは比較的気軽に参加することができます。

1dayインターンのデメリット

①実務が経験できない

1dayインターンでは実際の業務を行うことはほぼありません。そのため、一つの企業で実務経験を積みたい学生は、長期インターンに参加することをおすすめします。

しかし、就活の一環として様々な企業の理解を深めたい学生は、1dayインターンに参加することで企業説明やグループワークを企業研究に活かすことができます。

②本選考での優遇がほとんどない

1dayインターンは企業理解を目的として開催されるため、本選考での優遇はほとんどありません。選考フローが長い2days以上のインターンは、優秀者を中心に本選考で優遇される場合があります。

1dayインターンではESやWebテスト、1次面接免除などの優遇はあまりありませんが、インターン参加者限定の早期選考の案内やセミナーの情報をもらえることがあります。

③社員にアピールする場が少ない

1dayインターンは企業説明や短時間のグループワークがメインであるため、社員にアピールする場はあまりありません。しかし、インターン後に質問を受け付けている場合や座談会などで社員に積極的に質問をしたり、グループワークで優秀だと評価されると、社員の印象に残りやすくなるかもしれません。

1dayインターンを有効活用する方法

①参加する目的を明確にする

1dayインターンは特に受け身の姿勢になりがちです。そうならないために、参加する目的を明確にしましょう。例えば、「企業理解を深める」という目的を設定した場合は、企業説明の時間に特に重要なポイントはメモをするなど、主体的に参加しましょう。

②グループワークに積極的に参加する

グループワークに苦手意識を持っている学生は少なくありません。しかし、せっかくの機会ですから、他のメンバーの意見に耳を傾け、勇気を出して自分の意見を伝えてみましょう。

本選考では、多くの企業でグループディスカッションが課されます。インターンのグループワークや、本選考のグループディスカッションはとにかく慣れることが重要です。そのため、失敗を恐れずに積極的に参加して、グループワークの経験を積みましょう。

③座談会で社員や内定者に積極的に質問する

座談会の時間が用意されている場合は、積極的に質問してみましょう。大勢の前で発言することが苦手な方も多いかもしれませんが、社員に直接聞かなければ得られない情報を入手するチャンスです。OB訪問をするイメージで、実際に働いて感じた企業への印象や実態について質問し、企業理解を深めましょう。

④参加後は振り返りをする

1dayインターンに参加して満足してしまう学生は多いですが、非常にもったいないです。インターンは、参加後の行動が特に重要です。企業説明で聞いたことや、座談会での質問に対する社員からの回答、グループワークでの自分の働きについて振り返り、企業研究や自己分析につなげましょう。

【まとめ】1dayインターンを有効活用して就活を有利に進めよう!

1dayインターンはスケジュール調整がしやすく、プログラム内容が軽いため、気軽に参加できるのが特徴です。しかし、その分参加しただけで満足してしまったり、受け身になりやすいです。参加する目的を明確にした上で、主体的に参加し、1dayインターンの経験をその後の就活に活かしましょう。


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