【例文あり】総合職の志望動機を書く時のポイント

「総合職の志望動機をどうやって書けばいいか分からない」とお困りの就活生は少なくありません。効果的な志望動機を書くためには、総合職という仕事を十分に理解することが不可欠です。

そこで今回は、まず総合職とはどのようなものかを解説します。また、総合職の志望動機の書き方や志望動機を書く時に押さえたいポイントを例文と共にご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

例文あり】総合職の志望動機を書く時のポイント
目次

総合職とは?

将来の管理職候補

総合職は、ゆくゆくは企業を支える管理職になることを期待されている立場です。
そのため、企業全体の動きを理解し、将来の企業を担っていけるように、営業・総務・経理…など幅広い業務を経験することになります。

また、与えられる仕事も企業の根幹に関わる責任の重い内容が多くなっています。民間企業だけでなく、国家公務員にも「総合職」があり、キャリア官僚や幹部の候補はこの総合職から輩出されています。

異動・転勤などの変化は覚悟が必要!

先ほどもご紹介した通り、総合職は様々な仕事を経験することが求められます。そのため、異動や転勤を命じられることも少なくありません。多くの場合は数年に1度のペースで異動・転勤となるようです。

せっかく慣れてきた勤務地や仕事内容から何度も離れなければいけないため、総合職を目指すなら変化に対する覚悟は必要となるでしょう。

総合職の志望動機を書く時のポイント

なぜ総合職を目指すのかを説明する

総合職の志望動機を書く時には、まず「なぜ総合職に就きたいのか」を説明する必要があります。これまでご紹介してきた通り、総合職は「管理職候補」です。そのため、「リーダーとして活躍したい」「責任のある仕事がしたい」「企業の将来を支えたい」など、企業を引っ張っていく意欲を伝えると魅力的に映ります。

また、変化の多い職種でもありますので、「好奇心旺盛であること」や「新たな挑戦を楽しめること」などをアピールしても良いでしょう。

なぜこの業界・企業を選んだのかを説明する

総合職を目指す理由を説明できたら、「なぜこの業界や企業を選んだのか」を説明しましょう。企業としては「絶対この企業に入りたい」と言ってくれる人を採用したいと考えています。そのため、「総合職になりたいから」というだけでは「他の企業でも良いのでは」と思われ、選考に落ちてしまう可能性が高まってしまうのです。

「この企業に入りたい」という熱意を伝えるためには、丁寧な企業研究が不可欠。事前に企業ホームページに目を通しておくほか、会社説明会やOB/OG訪問をうまく活用し、社風や事業内容を十分に理解しておきましょう。

入社後どのように活躍するかアピールする

また、可能であれば「入社後にどのように活躍できるか」をアピールするのも効果的です。自分が持つ人柄やスキルが企業で役立つことを示せば、「この人は戦力になってくれそう」と採用担当者に感じてもらうことができるでしょう。

しかし、どれだけ優れたスキルでも、企業で生かせなければ意味がありません。まずは志望する企業が総合職に求めているスキルや働き方を把握しておきましょう。そして、企業に「この人が欲しい」と思ってもらえるように自分をアピールしてくださいね。

総合職の志望動機の例文

例文1:商品に感銘を受けたケース

私は貴社の提供している発達障がいの方向け支援グッズに感銘を受け、貴社を志望しました。

私は大学時代に発達障がいを持つ子どもたちを支援する療育施設でのアルバイトに取り組んできました。その際に貴社の提供する支援グッズが子どもたちの気持ちを落ち着かせたり、活動の幅を広げたりするところを数多く見てきました。

そして私自身も、より多くの子どもたちや親御様の笑顔が見られる支援グッズ開発に携わりたいと思うようになりました。

貴社に入社した際には、障害を持つ子どもたちと触れ合ってきた経験と知識を生かし、貴社の新たな商品開発に貢献していきたいと考えています。

例文2:社風や理念に感銘を受けたケース

貴社の「全員が戦力」という理念に感銘を受け、私も貴社の一員として働きたいと感じるようになりました。

私は大学時代にラグビー部に所属し、毎日休まず練習に励んできました。そのため、些細なことではめげない体力と忍耐力には自信があります。また、自分の弱点を見つめ、強化する取り組みも続けてきましたので、求められる水準を目指して自分自身を成長・変化させていくことも得意です。

貴社に入社したあかつきには、持ち前の体力と忍耐力を生かし、企業に欠かせない戦力の一人になれるよう努力していきたいと考えています。

総合職の志望動機作成で説得力を高めるには

王道の構成を意識して志望動機を作成する

志望動機は次のような構成で作成すると、うまくまとめられます。

1 その業界や企業を志望する理由
2 具体的なエピソード
3 企業でどのように活躍できるか

まずはじめに、なぜその業界・企業を志望するのかという「結論」を述べます。結論はなるべく短く、簡潔にまとめるのがポイントです。

次にその「結論」に至ったエピソードを具体的に説明します。最後は企業でどんな仕事がしたいか、どんな活躍がしたいかで締めくくりましょう。

具体的なエピソードを盛り込む

「どうしてその業界に興味を持ったのか」「なぜこの企業で働きたいのか」を説明する際には、できるだけ具体的なエピソードを盛り込んでください。具体的なエピソードがあると志望動機がオリジナリティのあるものになります。

「社会貢献がしたい」「自分を成長させたい」などのありがちな文句では、よくある志望動機になってしまい採用担当者の印象に残らない可能性が高いです。

自分が体験したこと、感じたことをできるだけ具体的に書いて、魅力的な志望動機を作成しましょう。

インターンシップに参加する

総合職の志望動機作成では、総合職の仕事内容や責任をしっかりと理解できているかどうかがポイントとなります。仕事内容の理解を深めるには、企業のインターンシップに参加するのがおすすめです。

インターンシップの内容は企業により異なりますが、「企業理解を深める」「社員との交流機会をつくる」「実際に業務を体験する」などにフォーカスした内容が多いです。

インターンシップに参加すると企業や仕事内容についてより深く理解できるため、志望動機作成に役立ちます。入社後にどんな環境でどんな仕事をするのかも、イメージしやすくなるでしょう。

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最後に

総合職の志望動機では「他のどの企業でもなく、ここに入社したいんだ!」という気持ちをしっかり伝えることが何よりも大切です。

また、総合職では「リーダーシップ」や「責任感」などもチェックされるため、面接でのふるまいにも注意が必要。うまく志望動機が書けていても、面接でオドオドしていては「総合職には向いていない」と思われてしまいます。面接対策もしっかり準備しておいてくださいね。


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