総合商社を志望しているものの、「志望動機ってどんなことを書くべき?」「志望動機がうまくまとめられない」という人は多いのではないでしょうか。
ここでは総合商社に入社するために欠かせない、説得力のある志望動機の仕上げ方について解説します。おすすめの構成、軸となるテーマ、例文、アピールすべきポイントなど、ES(エントリーシート)作成や面接対策の参考にしてください。

- ・総合商社の志望動機の書き方
- ├おすすめの構成
- └志望動機作成のポイント
- ・【例文】テーマ別の志望動機書き方例
- ├①経験をアピールする志望動機例文
- ├②強みをアピールする志望動機例文
- └③企業の魅力をアピールする志望動機例文
- ・【面接対策】総合商社の志望動機で用意すべき回答
- ├総合商社(業界)を選んだ理由
- ├その総合商社(企業)を選んだ理由
- └アピールポイント
- ・総合商社の志望動機でアピールするといいポイント
- ├①チームプレイが得意
- ├②国内外問わず活躍したい
- ├③経済に影響を与えたい
- └④想像力が豊かである
- ・志望動機作成の準備
- ├①総合商社でしかできないことを考える
- ├②入社してからの具体的なビジョンを持つ
- └③それぞれの企業の違いを研究しておく
- ・まとめ
総合商社の志望動機の書き方
おすすめの構成
志望動機は次のような構成にするとうまくまとまります。
①結論
②エピソード
③入社後の展望や希望
まずは結論として、志望理由を簡潔に述べましょう。「志望する理由は〇〇です」となるべく短く言い切るのがポイントです。続けて結論を補足するような、具体的なエピソードを盛り込みます。最後に入社後の展望や希望があれば伝え、なければ無理に入れなくても構いません。
志望動機作成のポイント
志望動機は、正直な気持ちや理由を書くようにしましょう。受かりそうだからと思ってもいない志望理由を書いても、熱意は伝わらない可能性が高いです。面接で深掘りする質問をされた時にうまく答えられないと、マイナス評価となります。
「グローバルな環境で活躍したい」「大きな仕事がしたい」など、総合商社を志望する学生の志望動機は似たような内容になることが多いです。自分ならではの具体的なエピソードを盛り込むなどして、オリジナリティを意識することも大切です。
【例文】テーマ別の志望動機書き方例
志望動機作成では、軸となる要素を決めるとスムーズに進められます。ここでは軸となるテーマ別に、志望動機の例文をご紹介します。
①経験をアピールする志望動機例文
総合商社の仕事でいかせそうな経験があれば、志望動機でアピールしていきましょう。
学生時代には、夏休みを利用してカンボジアでボランティア活動をしていました。国内では知り得ない知識が身についただけではなく、その国にしかない問題点や課題を知ることもできました。
東南アジアでのビジネスに強みのある御社で、人々の暮らしを豊かにするようなプロジェクトに関わりたいです。
実際に国外の空気を知り、異なる価値観を肌で感じてきたということを志望動機に盛り込むと効果的です。
②強みをアピールする志望動機例文
総合商社の仕事でいかせそうな、自身の強みを志望動機の軸にするのも良いでしょう。
大学3年生の時にはダンスサークルの部長としてチームをまとめ、全国大会優勝を目指して練習に取り組んでいました。20人という大人数で息のあったパフォーマンスを発揮でき3位に入賞することができました。
海外での大きなプロジェクトの成功事例が多い御社でなら、メンバーと協力しながらひとつの大きな目標に向けて邁進できると思いました。将来的には新たな海外プロジェクトを立ち上げチームのリーダーとして活躍したいです。
強みをアピールするなら、具体的なエピソードを盛り込むことを忘れないでください。
③企業の魅力をアピールする志望動機例文
その企業の特徴や強み、魅力を志望動機の軸にすることもできます。
OBOG訪問では、若手でもアイディアを形にできるチャンスが多いというお話をたくさん伺いました。特に他社よりも短期間でいくつものプロジェクトを同時展開するような手法に憧れを持っています。
私の強みである発想力とフットワークの軽さをいかして、若手発信のプロジェクトを展開していきたいです。
どうしてもその企業でなくてはいけない、他社ではできないことがしたい、という点を軸にするといいでしょう。
【面接対策】総合商社の志望動機で用意すべき回答
総合商社の面接では、志望動機ついて必ずといっていいほど聞かれます。面接では深掘りの質問をされることも多いので、次の3つについては答えられるように準備しておきましょう。
①総合商社(業界)を選んだ理由
②その総合商社(企業)を選んだ理由
③アピールポイント
総合商社(業界)を選んだ理由
「なぜ総合商社なのか」「なぜこの業界を選んだのか」を聞かれることは多いです。さまざまな業界業種があるなかで、なぜこの業界を選んだのか。この業界業種ならではの魅力や、興味をもったきっかけでも構いません。
総合商社は、専門商社と比較されることも多いです。志望理由によっては、面接担当者に「専門商社でもいいのでは?」と聞かれることもあります。総合商社でなければならない理由も説明できるようにしておきましょう。
その総合商社(企業)を選んだ理由<
数ある総合商社の中でなぜその総合商社なのかは、面接でもかなりの確率で聞かれる質問です。その企業でなければならない、説得力のある回答を用意しておきましょう。
企業の特徴や強みを理解するには、企業研究が欠かせません。OBOG訪問やインターンシップに参加して、企業理解を深めましょう。
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アピールポイント
企業に貢献できることや、企業との相性について聞かれることも多いです。採用担当者があなたを採用したいと思えるような、アピールポイントを答えられるようにしておく必要があります。
「こんな能力をいかしてこういった事業に取り組みたい」「これまでの経験や専門知識をいかせる」など、あなたの魅力を売り込みましょう。
総合商社の志望動機でアピールするといいポイント
①チームプレイが得意
総合商社での仕事はチームプレイが中心です。個人主義、独断専行といった考え方や働き方をしそうだと思われてしまうと、内定は遠ざかってしまいます。あくまでも自分はチームの一員であることを意識し、周囲と連携し、協力しながら仕事を進めていくことに喜びを感じるという姿勢を強く押し出していきましょう。
総合商社においては、必ずしも全員が同じ方向を向いているとは限りません。その中でグループをまとめ上げ、リーダーシップを発揮できる人材であるとアピールする必要があります。
②国内外問わず活躍したい
総合商社で働く魅力は、何と言っても世界を股にかけられるというところにあります。そういった理由で総合商社を志望している人も多いのではないでしょうか。その思いを志望動機に乗せるのもいいでしょう。
総合商社では国内で海外とのやり取りをするだけではなく、実際に現地に赴いてプロジェクトを進行することもあります。国内だけではなく国外でも大きな影響をもたらしたい、そしてそれを利益に繋げていきたい、という志望動機の流れを作りましょう。
③経済に影響を与えたい
総合商社はひとつひとつのプロジェクトの規模がとても大きいため、経済に与える影響もそれに比例して膨らんでいきます。志望動機には、そういった環境に身を置き、実際に自分が経済を回していることを実感したいという要素を盛り込むのもいいでしょう。
自分の役割をきちんと認識し、日本だけではなく世界的な経済に影響を与えるような仕事をしていきたいという熱意は非常に大切です。株価にも影響をもたらす程の大きな仕事をする機会も少なくはありません。志携わる仕事には常に大きな影響力が伴っていると意識できる人材であるとアピールしていきましょう。
④想像力が豊かである
総合商社で求められるスキルのひとつとして、豊かな想像力が挙げられます。さまざまなプロジェクトを立ち上げる際には、他の人には思いつかない観点や切り口からアプローチしていく必要があります。
想像力を持ってどんどん新しい仕事を世界的にも発信していけると伝えれば、行動力も伴っている人材だとアピールできるでしょう。
志望動機作成の準備
①総合商社でしかできないことを考える
総合商社でしかできないことは何なのか考えてみてください。大きなプロジェクトに関わることができる、自分が考えている事業を実現する場が整っている、仲間をまとめ上げてリーダーシップを発揮できる、といったように、必ず何かやりたいことがあるはずです。
そもそも自分はなぜ総合商社を選んだのか、他の業界ではだめなのかを改めて見つめ直してみることで、志望動機の軸が見つかることが多いです。
②入社してからの具体的なビジョンを持つ
入社してから何をしたいか、入社した自分はそこで何をしているか、といった具体的なビジョンを持つことも重要です。ただ単に「何となく大きな仕事ができそうだから」という理由では、志望動機を完成させることはできません。
特に面接では、その企業に入ってからの将来的なビジョンを問われることが多くあります。そのため、志望動機では「3年後にはプロジェクトの発案をしたい、5年後にはリーダーになりたい、10年後にはマルチタスク的に仕事を進めていきたい」というように具体的に放せるようにしておく必要があります。
③それぞれの企業の違いを研究しておく
志望動機を考える上で決して忘れてはならないのが、それぞれの企業の特色を調べておくことです。個人の考えを尊重する自由な社風なのか、トップダウン的な仕事の進め方をする風土が根付いているかなど、企業のHPや社員のインタビューから読み取れることは数多くあります。
国外進出に積極的な姿勢をとっている企業に入りたいのであれば、志望動機ではそれを押し出すべきです。しかし、その企業が国外よりも国内での地盤強化を優先する社風であればミスマッチが起きてしまいます。自分の志望動機と噛み合う総合商社を選ばなければなりません。
まとめ
総合商社の志望動機を考える際には、まずそこで自分が何をしたいかをハッキリとさせておく必要があります。自分の経験や考え方と企業の方針や理念とのすり合わせを行うと、志望動機を作りやすくなるでしょう。
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